イリオモテヤマネコの絶滅原因は?交通事故、保護方法や生態特徴は?

イリオモテヤマネコというヤマネコをご存じですか?

絶滅の危機に経っている希少なヤマネコです。

今回はイリオモテヤマネコの絶滅原因交通事故、保護方法や生態特徴についてお話ししていきます。

1 イリオモテヤマネコの絶滅原因

イリオモテヤマネコの絶熱原因は大きく分けて3つあります。

1-1 生息地が減っている

イリオモテヤマネコは、野生のヤマネコです。

生きていく上で、様々な食べ物や生き物を食べています。

そのためには、森や生き物が生息する場が必要となってきます。

最近では、イリオモテヤマネコが住める環境が変わり、道路の整備、農地を広げるため、または観光のために森が壊されていきました。結果として、イリオモテヤマネコが住める場所が減っています。

1-2 交通事故のため

イリオモテヤマネコの交通事故死がとても多いのが問題となっています。

1978年から2016年7月7日において75件と交通事故が多発しています。

死亡事故が73件ということで、極めて高い水準でイリオモテヤマネコが交通事故により死亡しているのが分かります。

2016年は、7月7日の約半年の間に6件も交通事故が起こっており交通事故の頻度が2013年度のワースト記録と並んでいます。

イリオモテヤマネコの中でもメス猫や子猫が事故にあいやすくなっています。

イリオモテヤマネコが生活している場所のそばにある幹線道路を横断することがよくあるために交通事故が多発しています。

他の動物がひかれてそれを手に入れようとしたイリオモテヤマネコがひかれてしまうといったこともよく起きています。

交通事故が起きる時間帯では、夕方から夜間が多いためドライバーは運転に十分気を付けたいものです。

自然の中で暮らしている動物と共存するためには、動物が飛び出してきてもすぐに止まれる速度で運転するようにしましょう。

西表島で推奨されている速度は、集落内で30km、島内で40kmです。事故が多い場所には看板が設置されていますので、減速してください。

1-3 外来生物

外部からの入ってきた生物は地域の生態系にとても悪い影響をもたらします。

イリオモテヤマネコは、イエネコから猫エイズが移ることがあります。

同じ猫ではありますが、イエネコとヤマネコは種類が異なるため、ヤマネコがかかったことのない猫エイズになるといったいどうなってしまうかまだ予測できていません。

猫エイズがきっかけで絶滅してしまう可能性もゼロではないのです。

また、同じ餌を狙い喧嘩をしたり接触が増えます。

西表島でたまに見つかるオオヒキガエルは中南米原産で、隣の石垣島で、害虫を駆除するために投入されました。

このオオヒキガエルは非常に繁殖しやすく様々な小動物を食べてしまいます。

毒も持っているためイリオモテヤマネコが死亡した場合に、生態系をかき乱してしまう怖い生物です。

2 イリオモテヤマネコの保護方法

希少なイリオモテヤマネコを保護するために様々な取り組みがされています。

ケガや弱ったイリオモテヤマネコは西表野生生物保護センターでの治療やリハビリを行って自然に帰しています。

2-1 大学などでの調査研究

イリオモテヤマネコの生息状況を知るために、自動撮影調査や目撃情報を集めています。

大学の調査研究とともに、イリオモテヤマネコを捕まえて臨床検査や発信器を使った行動調査なども行われています。

また、林野庁が行う傷跡調査の情報のシェアを大事にしています。

2-2 交通事故対策

西表島では、交通事故対策に道路下に動物用トンネルがたくさん設置されています。

これらはアンダーパスやネコボックスともいわれます。

道路上では、ゼブラゾーンや道路標識も置かれており交通事故防止に役立っています。

道路の側溝も工夫されていて小さい生物が落ちても大丈夫だけれど、危険な道路上にはあがりにくいようになっています。

2-3 外来生物対策

イエネコ対策において、西表島では野良猫が島外に引き渡されました。

また、飼い猫の避妊去勢といった指導がされています。

竹富町ではイリオモテヤマネコの保護にネコ飼養条例が定められてネコのワクチン接種などが義務となりました。

天然記念物のイリオモテヤマネコを守るために非常に素晴らしい取り組みだと感じます。

オオヒキガエル対策としては、調査員の監視や地域からの情報でオオヒキガエルの発見につながっています。

その結果オオヒキガエルの数が増えずにすんでいます。

3 イリオモテヤマネコの生態特徴

イリオモテヤマネコは、西表島だけに生息している野生の猫で生息地域がこれまで見つかった猫のなかで最も狭いと言われます。

発見されたのが1965年で、現在生息している頭数はたったの100頭ほどです。

イリオモテヤマネコは体臭が強いため近くにいるとすぐ気づくでしょう。

喉を鳴らすことは稀で、ミャーミャーと鳴くことはありません。

夜行性ではあるけれど昼間も動いており、基本的に単独で過ごしています。

トカゲやヘビ、オオコウモリ、鳥類にテナガエビといった島の様々な動物を食べ生きています。

そのほかにも昆虫なども食べていて、ジャンルにとんでいるのはイリオモテヤマネコだけの特徴です。

泳ぎも得意で、魚を捕まえることもできます。

4 まとめ

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とても希少なイリオモテヤマネコについてお話ししてきました。

イリオモテヤマネコを絶滅の危機から守るために一人一人ができることから始めていきたいものです。

西表島にしかいないイリオモテヤマネコ、島に行くときは車のスピードを意識しましょう。

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