ペットショップが「保護猫カフェ」をオープン?
そもそも保護猫カフェとはどんな仕組みの猫カフェをいうのでしょうか。
簡単にいうと、猫カフェにいるネコちゃんで気に入った子がいれば所定手続きを踏んで審査に合格すれば引き取ることができるというものです。
里親募集型猫カフェと言われたりしますね。
動物保護団体が運営する「保護猫カフェ」は、一般的な猫カフェのような時間料金制とかワンドリンク制とかありません。
飲み物は簡単なものがセルフサービスで飲めるようになっています。
保護猫カフェに入るときに身分証の提示をすればOK。
そして寄附をお願いしているとのことです。
寄付金額はもちろん自由ですが、平均的には1000円ほど。
この金額があれば約5日ぶんくらいの餌をまかなうことができます。
基本、猫が好きで会いに行く方が多いので、1000円の寄付くらいは喜んでされる方が多いですね。
中には3000円とか5000円を寄付される方もおられうようです。
ここにいる猫ちゃんたちはワクチン接種や必要な手術もされており安心して里親になることができます。
保護猫カフェ京都ワンラブの評判は?
このような動物保護団体が運営する「保護猫カフェ」は目的が明確なので、すごくしっくりきますが、ペットショップが運営する保護猫カフェとなると、いろいろ意見がわかれるかもしれません。
まず猫カフェの料金体系は下記のとおりです。
入場料30分:1000円(税別)ワンドリンク付
15分につき300円(税別)
一般的な猫カフェと同じ感じですね。
ワンラブの目的は?
ワンラブが独自に運営しているのではなく、Love Fiveという動物愛護団体と共同で進めているので、動物を守るという使命感は十分伝わってきます。
販売しているすべての猫にマイクロチップを導入して日本獣医師会に所有者情報も登録されています。
こういったことから単に商売のためだけにやっているのでしょ、と決めつけて批判するのは早計なような気がします。
ただ、ペットショップが運営していることもあり、そもそもペットショップで売れ残った子たちをうまく活用できないか・・・、うまく処理できないか・・・。
そういった問題を解決するために、保護猫カフェの運営をスタートさせたと思われても仕方ないかもしれません。
だからこそ、誠実な対応が必要となるのではと思います。
時間料金制の廃止
これはあくまで個人的な意見ですがペットショップが「保護猫カフェ」として運営する場合は、時間料金制はやめたほうがいいと思うのです。
もちろん経営のことを考えると難しいかもしれません。
しかし、もし経営のことを優先して考えるのなら一般的に猫カフェでいいのではないでしょうか。
「保護猫カフェ」として運営する以上、そこは動物愛護活動を優先し、寄付金運営のほうがしっくりきます。
寄付は善意のチカラです。
猫好きの人は、保護猫カフェにきて1000円ほど寄附してくることは予想できます。
もっというと、そういう形式にしたほうがお客さんもくるし一時的にペットショップの猫ちゃんが売れなくなっても長期的にはうまくいくのではないでしょうか。
元々、そこのリスクは考えての決断のはずです。
ペットショップで正規の値段で飼われている猫ちゃんが売れ残る心配があるのなら最初からこのチャレンジはしなかったと思います。
猫好きの方がどういった反応を示すか楽しみです。
■住所
京都府京都市中京区新京極通蛸薬師東入東側町503-15-2■TEL
075-253-1135
まとめ
ペットショップが運営する「保護猫カフェ」。
運営会社は全国に80店舗以上展開する「ワンラブ」。
京都新京極支店と横浜元町にオープンしました。
猫カフェの新形態として注目されますね。
どちらにしても、殺処分される猫ちゃんが少なくなることを祈るばかりです。