多くの飼い主が加入すべきか迷う猫保険、どんなものでいつ必要とされるのか?
納得したうえで猫保険に入ってくださいね。
猫保険に入るべきか迷っている方、どんな風に選んだらいいのか悩んでいる方へ向けて猫保険について知っておくとよいこと、おすすめの猫保険などについて紹介していきます!
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①猫の診療費 目安はどの位?
・年間診療費は約4万~9万円、6歳以降から診療費が上がる傾向がある。
・疾患ごとの診療費の範囲は1万~10万円と年齢問わず幅広い。
・腎不全、糖尿病を発症した場合の年間診療費は12万~17万円。
(※以上アニコム家庭どうぶつ白書2016より)
・一つの病気に対する通院日数目安は約20~30日いくかいかないかという声が多い。
・高額な医療費がかかる病気として、0歳未満に多い先天性疾患(5~15万円)、1~6歳に多い誤飲(10~30万円)、年齢と共にかかりやすくなる下部尿路疾患(10~30万円)、その他、骨折、がん、ヘルニアなどの病気にかかると30万円以上の高額な治療費が必要になることもある。
すべて自己負担をするとなった場合、それなりに負担となることが分かり不安になりますね。
②保険をすすめる理由
猫は犬に比べ病気になりにくく病院にかかる頻度は少ないと言われますが年齢を重ねることで病気を発症するリスクが高まります。
万が一病気になった時に治療の選択肢を増やせることを考えれば、保険に入っておくことは悪くないと思います。
治療費がそんなに高くないのであれば保険に入る必要はないと思いますが、やはり高額治療になった場合に保険に入っておかないとかなり不安になりますね。
猫保険に加入する意味は、ズバリ高額治療への準備ということになります。
③これだけは知っておきたいキーワード!
気に入った保険を見つけたら細かい約束事項をチェックし、それぞれの良い点を比較しましょう!
☆何を補償するのか?
通院、入院、手術、ケガなど保険会社によって、何を・どこまで補償してくれるのか異なります。
また「補償対象外となる病気や医療行為がある」ことを知っておくことが大切です。
☆補償率
補償率はかかった医療費に関して保険会社が補償をしてくれる割合です。
50%、70%、80%、100%などの割合があり、割合が高くなるほど支払われる保険金が高くなるため保険料も上がる傾向があります。
☆年間最高補償額
1年間に使用可能な保険金の最高金額です。
この金額の範囲内で保険料が支払われます。
☆限度額、限度回数
無制限の表示がない限り、1度に使用できる保険料の限度額、年・月間ごとの使用回数が決められている場合があります。
限度額、回数を超えた部分は自己負担になります。
☆免責
飼い主が負担する部分であり保険金が支払われない内容をさします。
免責事由には免責条項、免責金額など様々なものがあります。
よく目にするのは免責金額〇〇円の表示ですね。
保険会社によって免責金額が決められており、その金額以下は保険金が下りず自己負担になります。
免責条項はとても幅広く、次年度の更新時、補償内容、既往歴や先天性疾患、待期期間、予防医療など様々な決まり事があるため約款や重要説明事項などを注意してよく確認しておくことが大切です。
☆待期期間
加入手続き、保険料の支払いを行ってから保険が適用されるまで何日か待つことがあります。
待機期間中に病気やケガをしても保険金がもらえないため、できれば待期期間がないものや、短い方が安心です。
保険会社ごとの取り扱い内容、どの位の待機期間を設けているのか確認が必要です。
④保険を選ぶ視点
☆保険料
保険料は年齢によって上昇する傾向にありますが、保険会社によって保険料の上がり方が異なります。
どの年齢でも一定のタイプもありますし、右肩上がりに上がっていくタイプもあります。
保険料の視点から考えるならば、総合的な費用を抑えるためにも保険料の上がり幅が少なく、月額が低めのものを選択するのが良いと思います。
☆補償内容
医療費全般、ケガ・通院・手術・入院のみなど保険会社によって補償範囲が大きく異なります。
どこまで保険で補ってもらいたいか、何を優先したいのかという視点から考えてみても良いですね。
☆いつ加入するか
保険会社によって新規加入年齢、更新可能年齢が設定されており、契約更新をしていくことで終身利用できる保険が多いです。
生後間もない時期、病気が増えてくる時期、高齢期など加入したい時期の目安はあるかと思いますが「健康であること」が加入条件になることが多いため早めに加入することを検討した方が良いでしょう。
また複数の保険に加入することも可能ですが、保険金額はそれぞれの保険会社から満額支払われるわけではありません。
☆保険会社の経営状況
保険会社の財務健全性を示す指標としてソルベンシー・マージン比率があります。この比率は大きければ大きいほど良いとされます。
各保険会社のwebサイト上などで公表されている決算公告書を見ると会社の経営状況やソルベンシー・マージン比率を確認することができます。
⑤トラブルを避けるために
保険適応されない治療内容、状態を確認することはもちろん、保険請求のしやすさ、更新時の追加事項などはあるのか、各保険会社の約款、重要説明事項でよく確認しましょう。
また専門家や動物病院で相談をしてみるのも良いと思います。
⑥おすすめしたいペット保険
おすすめペット保険3位 「PS保険」!
【猫保険おすすめ&人気】ペットメディカルサポート(PS保険)の特徴や終身は?評判(口コミ)等まとめ!
☆良い点
・一度加入すれば終身まで更新可能。
・100%補償では保険料が最安値の割に補償が手厚い。
・すべての補償率で保険料が安めだが限度額は高い。
・12歳以降の保険料の値上がりはなく負担額が一定になる。
・免責金額の設定がない。
☆気になる点
・手術限度額が10万円であるため高額な治療費が必要になった場合に不安がある。
・最大補償額は高いが制限がある。
☆どんな人向けか?
・なるべく保険料を抑えつつも、バランスよく補償を受けたいという方向け。
・補償率は高い方がいいと考える方。
・保険料を抑えつつも終身まで更新し続けられる保険を検討している方。
おすすめペット保険2位 「FPCペット保険」!
【猫保険おすすめ比較】株式会社FPC保険の特徴や注意点は?評判(口コミ)等まとめ!
☆良い点
・一度加入すれば終身まで更新可能。
・12歳以降の保険料の値上がりはなく負担額が一定になる。
・50%補償の保険としてはPS保険に次いで保険料が安い。
・1回の入院ではなく、1つの病気に対してかかった医療費を総合的にカバーしてくれる点が良い。
・免責金額の設定がない。
・保険が一種類のみで内容が把握しやすい、他社との比較もしやすい。
☆気になる点
・補償割合は50%のみ。高額治療が必要になった場合1回の限度額を簡単に超えてしまいそうな点と、自己負担が高めな点が気になります。
☆どんな人向けか?
・保険料を抑えつつも終身まで更新し続けられる保険を検討している方。
おすすめペット保険第1位 「ペッツベスト」!
☆良い点
ちょっとした通院から、継続的な通院、大きな病気の治療まで医療費すべてをカバーできることが利点であり補償割合も80%と高い点が高評価です。
☆気になる点
☆どんな人向けか?
・高齢になってから入れる保険を探している方。
・手厚い補償や高額治療にも備えたいと考える方。
・病気だけ補償するプランを選択したい方(他の保険ではケガが補償されていない場合など)。
おすすめしたいペット保険BEST3比較表!
おすすめしたい保険順に「ペッツベスト」、「FPCペット保険」、「PS保険」について保険内容の詳細を比較してみました。
ペッツベスト | FPCペット保険 | PS保険 | |
月額最安値
(補償率) |
・\1,270円(ベーシック)
・\2,210円(ファースト) (80%のみ) |
\1,590円
(50%のみ) |
・\1,320円(50%)
・\1,950円(70%) ・\2,440円(100%) ※特約なしの場合 |
補償内容 | ・通院/入院/手術
・ケガのみ 以上から選択可能 |
通院・入院・手術・ケガ対応のオールマイティタイプ | 通院・入院・手術・ケガ対応のオールマイティタイプ |
待期期間 | ・ケガ:なし
・病気/ガン:14日 |
なし | なし |
保険適用開始日 | 申込書到着日から最短で約16日 | 保険料を受領した日から約20日後
(犬猫購入と同時に申込した場合は申込直後から) |
申込書到着日から約30日 |
プランの種類 | ベーシック、ファースト、アクシデント | 1つのみ | 補償割合から選択 |
年間限度額 | ・50万円(ベーシック、アクシデント)
・100万円 (ファースト) |
85万円 | 100万+10万特約 |
保険料の上がり方 | 10~70円の範囲で年毎ゆるやかに上がる | 5、9、12歳の3回のみに段階的な値上がりをする | 3歳ごと段階的に値上がり。12歳以降値上がりなし |
加入年齢 | 生後50日 ~
17歳未満 |
生後30日 ~
9歳未満 |
生後120日 ~
9歳未満 |
更新可能年齢 | 17歳未満 | 終身(継続による) | 終身(継続による) |
免責金額 | ・7,500円(アクシデント)
・2万円(ベーシック) ・なし(ファースト) |
なし | なし |
限度回数・日数 | なし | ・通院1日12,500円(30日まで)
・1入院あたり 125,000円(3入院まで) ・1手術10万円 (1手術まで) |
・通院1日1万円
(20日まで) ・入院1日2万円 (30日まで) ・手術1回10万円 (2回まで) ・車いす10万円 |
⑦まとめ
保険は医療の選択肢を増やすものです。
年齢ごとまたは年齢を重ねることによって発症しやすい病気があります。
飼い猫の種類に合わせて病気にかかりやすい時期に加入するのか、万が一に備えて継続加入するのか、検討するのは飼い主次第です。
また、何を選んだらいいか迷ってしまう程に約束事が多く複雑なペット保険ですが、押さえておくべきポイントをしっかり理解することで自分の希望に合った保険が見つけやすくなるということが分かると思います。
ペット保険は比較検討するのが良いと言われているようにサービス内容や価格を並べて見比べることのできるwebサイトも豊富なため、今回の記事と併せて判断材料の一つとして役に立てていただければと思います。
飼い猫の現在、未来の状態を考え、飼い主としてどこまでペットにしてあげられることがあるのか常に考えていきたいですね。