セイロンキャットは、野生のアビシニアンとも言われるアビシニアンと似た特徴をもつ猫です。
今回は、セイロンキャットの値段と性格や飼い方と、アビシニアンとの違いについてもお話ししていきます。
1 セイロンキャットの歴史
セイロンキャットは、スリランカのセイロン島にいた猫が由来となっています。
イタリアの獣医がスリランカで野生の猫とは思えないほど人懐っこい猫を気に入りイタリアに連れて行きました。
イタリアのキャットショーでの評判が割とよく品種として作ることになり、4年という期間をかけて交配していき今のセイロンキャットが誕生しました。
2 セイロンキャットの特徴
2-1被毛の特徴
セイロンキャットの特徴は、1本の毛に1色ではなく、3~4色というように複数の色が混じっていることです。
この毛のパターンをティックドパターンと呼びます。
セイロンキャットの足には縞模様が入っているのも特徴と言えます。
被毛の色は、レッド、ブルー、ゴールドなど豊富で鮮やかな毛色をしていて、手触りがいい被毛をしています。
金色の毛に黒色が混じっているセイロンキャットのことをマニラとも呼びます。
2-2体の特徴
耳の形は大き目の三角形をしていて、ピンと立っていて顔の形はしゅっとスリムな形をしています。
目はまん丸で大きく体つきは筋肉質ですが、上品な佇まいをしています。。
そしてとても賢く、動きが早い猫です。
3 セイロンキャットの性格
セイロンキャットは、人懐っこいのがとても魅力的です。
こどもにもよく慣れてくれる性格なので、こどもがいる家庭でも飼いやすいでしょう。甘えん坊な性格がとても可愛いです。
オスのセイロンキャットは、頭をすりすりして甘えてきますが、この動きは甘えているのではなくて、テリトリーを示している行動です。
これは野生にいたときに、自分のにおいを好きな人につけてアピールしていた行動がいまだ残っています。
4 セイロンキャットの飼い方
セイロンキャットは、人見知りせず飼い主になつく猫です。
なるべく遊んであげて遊び相手をしてあげると喜びます。子どもにも優しく接することができるので、家庭にお子さんがいても安心して飼えます。
運動することが好きでよく走りますので、部屋の中をかけまわれるようにセイロンキャットが遊びやすいようにしてあげるといいでしょう。
賢いためしつけもしやすく飼いやすい猫です。
毛が短いので、ブラッシングは1週間に1回程度でいいです。
5 セイロンキャットとアビシニアンとの違いは?
アビシニアンは、日本で手に入りやすく人気が高い猫です。
古代エジプトの壁画にアビシニアンとそっくりな猫が描かれていたことから古代からいる猫とされています。
野生的でスリムな体つきがかっこいいです。
アビシニアンの目はアーモンド形をしていて、目の下にはクレオパトララインと呼ばれるはっきりしたラインが入っていますが、個体差はありますがセイロンキャットはそこまで明確なラインは入っていません。
アビシニアンもセイロンキャットと同じく被毛はティックドパターンを持っています。
セイロンキャットとアビシニアンは性格も見た目も似ていますが、日本になじみ深く猫としての歴史が長いのはアビシニアンです。
6 セイロンキャットの値段は?
セイロンキャットは、日本ではあまり出回っていない猫のためペットショップで手にいれることは難しいでしょう。
イタリアでは大人気の猫なので日本で飼うとしたら海外のブリーダーを通して入手することになります。
30万と相手から掲示されたら支払う形になりますが、珍しい猫が我が家に来るなら多少の値段は気にならないかと思います。イタリアに海外旅行に行ったと思えば安いものではないでしょうか。
7 まとめ
セイロンキャットは発見されて新しい猫種ですが、ワイルドな見た目と、甘えん坊で人懐っこい所が人気となっています。
日本ではそこまでメジャーな猫ではありませんが、しつけもしやすく飼いやすいのも魅力的です。
基本アビシニアンと同じですので、アビのほうが購入はしやすいでしょう!