家の中、道端などで猫が寝ている姿はいつ見ても癒されます。
いつも寝ているようなイメージの猫ですが、どのくらい寝ているか知っていますか?
なぜ、猫はあんなに寝てばかりいるのでしょうか。
睡眠時間が長い理由や猫の寝方などについて解説します。
猫の平均睡眠時間って?

猫は成猫で平均14時間、子猫は19時間も寝ています。
たくさん寝ていてうらやましく感じますが、深く眠っている時間はいったいどのくらいなのでしょうか?
猫のレム睡眠とノンレム睡眠
睡眠には浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。
猫も人間と同じようにこの2種類の眠りを交互にとり眠っています。
人間は、レム睡眠が20%、ノンレム睡眠の割合80%ですが、猫は正反対の割合です。
猫はレム睡眠が80%、ノンレム睡眠が20%なんです。
深い眠りがたったの20%とは眠った気がしません。
猫の平均睡眠時間の14時間のうち、熟睡できているのはたったの3時間程度となります。
長く眠っているかと思えばそうでもないのですね。
眠りの浅いとき、深いときの見分け方
ノンレム睡眠のときは、静かに猫に近づいて猫の体に触れるギリギリまで手で触ろうとしても気づかない場合はノンレム睡眠中です。
深い眠りは猫の健康において大切です。
レム睡眠のときは、寝言を言っていたりピクッと体が動いたりします。
それは浅い眠りで夢を見ているときなんです。
猫も夢を見るとはなんとも不思議です。
目をつぶっていて寝ていると思い猫に近づいたが、起きて逃げて行った経験ありませんか?
そのときは浅い眠りのレム睡眠だったと考えられます。
猫の睡眠の質を高めるには?
猫も睡眠の質は大事で、しっかりとノンレム睡眠を確保できている猫の方が長生きな傾向があります。
長生きは飼い主にとっても猫にとっても理想です。
実は猫の眠っている姿勢で、睡眠の質も分かります。
猫の寝相ってどんな姿勢?眠り方を観察!
・仰向けになって足をだらんとのばしている
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こころも体もリラックスしています。
警戒心がまったくない状態で、この姿勢は本当にかわいいです。
おうちで安心している猫の姿は癒されます。
ノンレム睡眠になっていることが多いですね!
・丸くなり顔をうずめて眠る姿勢
寒いときにする姿勢です。
15度以下の猫が寒く感じる気温のときに丸くなります。
寒すぎると中々深い眠りに入ることができません。
寝場所を毛布などで、暖かくしてあげましょう。
エアコンの温度をあげるのもいいでしょう。
寒くないのにこの姿勢をとっていると周りに意識を向けています。
・前肢で目を隠す姿勢
目を隠すのはまぶしいからです。
隠す姿が可愛くてキュンキュンします!
・猫が飼い主におしりを向けて寝る姿勢
飼い主に安心しきっているときにする姿勢です。
前方から向かってきた敵から逃げやすいのが前向きの姿勢です。
背後からきた敵にはすぐにやられてしまいます。
よっておしりを向けられて寝ていたら信頼されている飼い主と思っていいでしょう。
深い眠りに入りやすいですね。
猫の好きな寝床って?
・狭い空間
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猫は狭いところが大好き。
狭さが落ち着き眠りやすいんです。
・うす暗い場所
夜行性の猫はうす暗い場所が好きです。
真っ暗ではなく、暗めの場所がお気に入りです。
・窓のそば
ぽかぽか陽気の日には猫が窓の前を陣取っている姿が見られます。
人間でも心地よい明るさを猫は好みます。
暑すぎるのは苦手です。
猫の睡眠の質を高める3ポイント!
狭い空間
うす暗い場所
日向ぼっこできる場所
猫が睡眠に痙攣している
猫は睡眠中にピクッとなることがあります。
夢をみているときに起こる反応で眠りが浅いときにみられます。
これは、ほとんど心配いりません。
もし痙攣が1分間、泡を吹くなどの状態になっていると危険なけいれんなので、すぐに病院に連れていきましょう。
まとめ
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毎日ただ眠っているだけと思っていた猫ですが、実際熟睡できる時間はかなり少ないです。
いつまでも長生きしてもらうためには睡眠の環境作りも大事になります。
お部屋の温度管理も忘れずに行いましょう。
猫の寝ている姿を眺めると心が落ち着きます。
寝ている猫にいたずらしないでたくさん寝かせてあげましょう^^
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