緊急度が高い猫の症状「血便」、血便だけでなく下痢の症状もある場合には早めの対処が必要です。
猫が血便や下痢をする原因は何なのか?病気やストレスの可能性はあるのか?
もしもの時に慌てない!そのために知っておくと良いことについてまとめていきたいと思います!
①緊急度別!猫の血便や下痢の状態とその原因
<症状が重い>
便の色 | 便の状態 | 出血場所目安 | 考えられる原因 |
鮮やかな赤・トマトジュースっぽい色 | 多量に出血している・水様・下痢状 | 大腸付近 | 大腸のびらん・大腸の潰瘍・大腸炎など |
すぐにでも水分や血液を補給しないといけない深刻な状態です。
また、出血しやすい状態にあるため最悪の場合ショック死を引き起こしかねない状態と言っても良いでしょう。
<症状は中程度>
便の色 | 便の状態 | 出血場所目安 | 考えられる原因 |
茶色(通常通り) | 血が混ざっている・下痢状・軟便 | 小腸~大腸のいずれか | 食物アレルギー・細菌感染・腫瘍など |
茶色(通常通り) | 表面に血がつく | 大腸~肛門のいずれか | 腫瘍、便秘気味、ストレスなど |
症状の中では比較的中程度ではありますが、なるべく早めに病院へ連れて行った方が良い状態です。
下痢・嘔吐・軟便が続き血便も出るようになった場合は、与えられた食事にアレルギーを引き起こしている可能性があります。
<症状は軽度>
便の色 | 便の状態 | 出血場所目安 | 考えられる原因 |
黒っぽい | 通常通り、下痢状 | 口~小腸のいずれか | 小腸炎、感染症など |
小腸炎、感染症を引き起こしている可能性があります。
黒っぽい便が続いたり、様子がおかしい場合は病気の初期状態である可能性があります。
②猫の血便や下痢の原因別対処方法
☆症状が重い場合
・急いで動物病院へ連れていき対策を取りましょう。
☆症状が中程度の場合
・なるべく早めに動物病院へ連れていき診断を受けましょう。
・保存状態が悪い、もしくは古くなったキャットフード、添加物の多いキャットフードを与えないようにし食物アレルギーの原因を防ぎましょう。
・多くの人が勧めるキャットフードでも、飼い猫が苦手とする食品が含まれていれば食物アレルギーを引き起こします。飼い猫にアレルギーを引き起こす食品がないか検査することも有効です。
そのうえで飼い猫が苦手とする食品を含むキャットフードを選ばないよう気を付けましょう。
・便秘気味な場合は便秘対策のされたキャットフードを選んでいくのが良いでしょう。
・ストレスの原因を見つけ取り除いてあげましょう。
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☆症状が軽度の場合
便の状態だけでなく、普段の様子もしっかり観察しましょう。
症状が続く場合には、なるべく早めに動物病院へ連れていきましょう。
③病院へ連れていくのはどんな時?
便に血が混じる際には、誤食によるケガ、もしくは何かしらの病気になりかけている可能性があります。
血便がどのような状態で見られても、基本的には動物病院へ連れていくことが何よりも大切です。
④まとめ
便に血が混じるからには何らかの体の不調がある証拠!血便や下痢を起こす際の猫の状態について知っておくことで、万が一の際にもしっかりと対応していきたいですね。
また早めに病院を受診することによって、病気が酷くなることを防いでいきましょう。