まさか猫が車のエンジンルームの中にいたとは!
気づいたときには猫が車のエンジンルームに入ってしまい事故が起こることがあります。
このとき私たちはどう対処したらいいのでしょうか?
JAFに連絡すれば良いのでしょうか。
猫がエンジンルームに入る事故を防ぐ対策について解説します。
エンジンルームに猫が入ってしまう理由
猫は寒さが苦手な動物です。
暖かい場所を探したどり着いたところが車のエンジンルーム。
エンジンルームは猫が気に入るポイントがあります。
暖かくて、雨風もしのげるエンジンルームは、狭くて猫がお昼寝をするのにピッタリの大きさ。人目につきにくく常に警戒しながら眠っている猫にはとても安心して眠れる場所なのです。
意外なことにエンジンルームの下は猫が入れるくらいの隙間があり、エンジン下のカバーでは猫が横になれるくらいの広さがあるそうです。暖かいし、横にもなれる場所だと居心地良いので猫が入るのもうなずけます。
エンジンルームで発見されるのは9割子猫。
まだ車のことを知らない子猫は車が動き出すことが分かりません。驚くことに都内のタクシー営業所だけでも1年で数千匹も猫がエンジンルームの巻き込み事故で死亡しています。
ものすごく多い事故となっています。可愛い猫の命がこんなにも車のエンジンルームで失われているとは悲しいです。
エンジンをかけてしまうとどうなる?
猫がエンジンルームにいるにも関わらずエンジンをかけてしまうと、猫は大パニックになりベルトやタイヤに巻き込まれます。
また、エンジンの熱により焼死してしまいます。変わり果てた姿に見た人は猫がトラウマになってしまうとのこと。
暖かくて幸せなひとときを過ごしていた猫が一瞬で地獄へ突き落とされるのがエンジンルームでの事故です。人のため、猫のためにもエンジンルームの事故を防ぎたいものです。
猫がエンジンルームに入る事故を防ぐ対策
ボンネットをノックする
1番効果的なのがエンジンをかける前には、ボンネットを叩くなどして車に誰かきたことを分かるようにすることです。
人間に気づいたら猫は慌てて逃げていきます。
もしぐっすり寝ていても、物音がすると気づきます。
車に猫よけをする
猫が車に近づけないようにします。
ペットボトルに水を入れ、車を止めている場所を囲むように置く、針がついたねこよけグッズを敷くなどします。
針がついた猫よけグッズは、ホームセンターや、100円ショップなどでも売っています。
シャッターつきの駐車場に車を停める
エンジンルームに入れないよう車庫にシャッターをつけて完全に猫の出入りができないようにするのが理想です。
これだと猫が車に入るのは不可能となります。
超音波式アニマルバリア
人間の耳には聞こえない超音波で猫を近づけません。
忌避剤を使う
猫が嫌いな匂いで猫が近づかなくなります。猫に害のない天然素材なので安心して使えます。
猫をエンジンルームに巻き込んでしまった場合
猫をもしもエンジンルームに巻き込んでしまったらどうしたらいいでしょうか?
考えたくはありませんが、そのときはまずは自分で猫を救助しましょう。でも、車の仕組みやどうやって助けたらいいのかわからない場合はJAFを呼んだり車の修理工場にすぐ行き助けてもらいましょう。
異臭やエンジンの音がいつもと違うなどでガソリンスタンドに行き猫の死体が出てきて初めて分かったという場合もあります。
特に冬場のJAFの出動では猫の巻き込み事故がとても多いです。車のエンジンルームで過ごす猫がこんなにもいるとは驚きます。巻き込まれた猫の姿は、原形をとどめていない状態で見るに耐えません。エンジンルームにいないかちゃんと確認して車に乗ることが1番です。
まとめ
猫のエンジンルーム巻き込み事故は、本当に悲惨です。
このような事故を減らすためにも対策をしっかりとっていきたいものです。
猫を車に近づけないようにすることと、寒い季節は猫がいないかまずチェックして車に乗りこむようにしましょう。