猫が部屋で放し飼いをされているのは当たり前だと思います。猫はもともと、自由な生き物です。
では、猫をケージで飼う必要性はあるのでしょうか?
ケージの選び方・コツや価格や種類等について解説していきたいと思います。
1 猫ケージの必要性
1-1 猫ケージのメリット
・危険から子猫を守る
子猫の場合、まだ歩くこともできません。体ができるまで約4か月ほどはかかりますので、その間はケージによって管理し子猫の安全を確保します。
・猫ケージの中でトイレを学ばせる
子猫のトイレをちゃんとしつけしないとあちらこちらで粗相してしまいます。猫ケージの中にトイレを置くことで、賢い猫だと自然と覚えますね。
・病気になった場合、別に隔離する
多頭飼いをしている家で、もし猫が1匹風邪でも引いたらどうしますか?猫ケージで別に隔離することによって治療ができます。ほかの猫にも迷惑はかからないですね。
・安心できる場所
子猫のときから猫ケージを慣れておくと安心できる場所として、猫の逃げ場になります。ある猫がいつもと違う鳴き声や行動をして、猫ケージの中に入っていったら要注意ですね。病気か、不満があるのかを確認できます。
・いたずら・事故防止
子猫は好奇心旺盛です。特に、飼い主さんが目をはなした隙に危険を顧みず悪さをしてしまう恐れがあります。一時でも、猫ケージに入れておくと飼い主さんが安心して用事ができます。
・旅行・一時の留守番用
飼い主さんでも、旅行はしたいものです。日程が短いのであれば猫ケージに入れてペットホテルに預けるという手があります。慣れている猫ケージで過ごせますので、飼い主さんも安心します。
1-2 猫ケージのデメリット
・猫ケージでの快適な空間の維持が大変
猫ケージを買って終わりというものではありません。猫にとって、快適な環境を作るのが飼い主さんの役目です。
例えば、夏場になれば日差しに注意し、冬場になれば温かくするために、毛布を入れたりします。また、飲料水とトイレも完備。水は新鮮なものを置きます。
・ 5時間以上は、猫にとってはストレスのもと
猫ケージが便利だとしても、5時間以上ケージに入れないでください。
ストレスの原因にもなります。ストレスのサインとして、体の一部分に必要以上に舐める傾向があります。また、脱毛や血が出て来たり自分のしっぽをくるくると回し、追いかけまわすといった行動を示すようであればストレスが溜まっています。
飼い主さんが外へ出して適度に遊ばせることが重要になってきます。
2 猫ゲージを慣れさせるには
2-1 子猫から猫ケージを慣らさせる
できれば、子猫の時から猫ケージを慣れさせましょう。猫ケージを認識させておくとかなり苦手意識がなくなります。
成猫の場合は、無理やり入れると嫌がれます。猫ケージの中におやつがあること認識させてやると、入りやすいと思います。
2-2 猫の好きなおもちゃを入れる
猫ケージには、楽しいものだとも覚えさせるのもいいですね。例えば、子猫の好きなおもちゃを成長に合わせて入れておくなど、効果があります。
他にも、爪とぎ・寝床(タオル・クッション)を入れておくといいでしょう。
2-3 猫ケージの手入れ
基本的には、毎日猫ケージを掃除することが大事です。特に梅雨・夏は、ダニなどが発生しやすくなります。ほこり・ちり・猫の毛などを取り除いてあげましょう。
3 猫ケージの種類
3-1 猫ケージ・手作り編
・ 猫ケージを100均で手作り
まみむめも (ねこイマス)ブログでは、100均で材料を集めて大きな猫ケージを作成したことを報告されています。
かなり本格的でしかも監視付きのカメラまでつけています。すごいですね。
使用材料は、ワイヤーラックと結束バンド。鉢植え用の支え棒、下に引くマットと洗濯ばさみ・ペンチです。
・メリット・デメリット
メリットはとてもお財布にやさしいですね。100均なら、安くつくることもできますし、猫が成長しても、アレンジも可能です。
デメリットは、強度ですね。
特に2段3段と組み上げた場合、強度が心配です。ジョイントの部分を強化するか、結束バントで固めるかで強度が高くなります。裏にはつっかえ棒を設置。手で猫ケージをつかんで揺らしてみましょう。
3-2 猫ケージ・既製品編
・ 通販か店頭販売店か
お近くにペットショップがあれば行ってみましょう。大体の大きさを決めてから行くと選びやすくなります。
また、アマゾンや楽天など通販サイトもいいですね。猫ケージは大きい物もあります。配達をしてくれるのが、強みですね。
4 猫ケージの選び方
コツとしては、運動に適した高さがあるか(120cm以上で運動ペース確保できる広さ)・猫ケージの足元にキャスターがついているか・猫が網を噛んでも、折れない・変な味がしないか、中古品などで錆びてはいないかなどを調べることです。
サイズは、大中小があります。必ず確認しましょう。
3段タイプの猫ケージ(スチール製)
アイリスオーヤマ
スリムキャットケージ 3段・コンビネーションサークル
価格は、1万5千円~3万円くらいです。
GB
ファンシーワゴン(FW-C3)
CATケージ Sクラス C-02などがあります。価格は5万円くらいまです。
多頭飼い用大型猫ケージ(スチール製)
多くの猫を飼っている場合は、やはり大型のケージが必要です。
アイリスオーヤマ
コンビネーションサークル にゃんこ向け2段ワイドセット
価格は、3万円~。
GB
エクステリア ワゴン Cat DX
価格は3万円~
子猫専用の猫ケージ(スチール製)
120cm以下での猫ケージです。子猫専用ですね。
アイリスオーヤマ
スリムキャットケージ 2段・コンビネーションサークル
にゃんこ向け2段セット・2段ペットケージ PEC-902・カラースリムケージ 2段
価格は、1万5千円~。
Richell
ラクリーンケージ 940H・リッチェル ケージ
価格は、1万~5万円。
bonbi
ウッドワンサークル キャット 2段タイプ
価格は、1万~3万くらい。
MARUKAN
キャットフレンドルーム・マルカン キティケージ690
価格は、1万円~。
GB
ファンシーワゴン(FW-C2)
価格は2万3千円~。
まとめ
猫ケージは、猫の成長に合わせて購入しましょう。
猫のことを考えながら選び、必要性があるか・設置場所や種類を調べます。
ただし、末永く使うものですから、あまり値段が安いものはおススメしません。いかに快適に猫との生活を楽しむかです。しっかりと考えた上で、猫ケージを選びましょう。