春になり暖かくなってくると猫に寄生するノミダニによる被害が増えてきます。
皆さんは飼い猫の被毛チェックは小まめにしていますか?
今回は、猫のノミダニを退治する方法やおススメの薬、安全性や注意点についてお話していきます。
1 猫のノミダニを退治する方法
ノミダニは猫の体につくとすさまじい繁殖力でどんどん増えていきます。ノミやダニに刺された場所はとても痒くなり、被毛が抜けるといった症状が現れます。
ノミダニを発見したら早めに退治しましょう。
ノミ取りコーム
まずは、ノミ取りコームで被毛をときます。
ノミやダニがコームにひっかかるので、とれたノミやダニを洗面器などに水を張った中性洗剤に浸しましょう。
それが面倒な場合には、ガムテープにノミダニをくっつけるのもお手軽です。
ノミ取りコームのすごいところは、成虫だけではなくノミの卵もとれるところです。
ぜひ1本用意しておきましょう。
ノミ取りシャンプー
また、猫をお風呂にいれるときにノミ取りシャンプーを使ってみましょう。
ノミ取りコームで駆除した後に使うようにすると効果があがります。
私も使ったことがありますが、シャンプー直後は猫の毛に隠れていたノミダニが出てきます。
そこをコームでとることで駆除できます!
シャンプーの成分で気絶しているだけなので、体表面に出てきたノミダニをすぐにガムテープ、または中性洗剤液につけましょう。
2 猫のノミダニに効くおススメの薬は?
フロントライン
猫のノミダニの薬のオススメはなんといってもフロントラインでしょう。
ノミダニ薬の定番で、使い方も難しくありません。
フロントラインは、スポットタイプと呼ばれる薬です。
猫の首の後ろに1本まるまる垂らすことでノミダニを駆除します。
フロントラインの効果は抜群で、ノミの成虫なら24時間、マダニなら48時間で駆除します。
ノミダニに困っているときにはぜひ病院で相談し処方してもらいましょう。
猫が間違って舐めると体に良くないので猫が舐めることができない場所に垂らすようにしてください。
コンフォティス
飲み薬では、コンフォティスがおススメです。
コンフォティスは、フロントラインと違い飲み薬なので、万が一舐めてしまい猫の体調が悪くなったりということがありません。
少量の餌と混ぜて猫に与えてください。
しかしノミには効きますが、ダニには効かないようです。
バルサン
それから、ノミやダニが部屋の中にいる場合には、バルサンを炊くのも有効です。
猫の体からノミダニが駆除できても、部屋に隠れている場合はまた体に寄生してしまいます。
バルサンは、とても強い薬なので猫と共に家から出て使うようにしましょう。
たくさんの死骸が部屋中にあるとちょっと気持ち悪いですが、ノミダニに困っている場合はぜひやってみてください。
ただしバルサンは卵やさなぎには効きません。
死骸をしっかり掃除して、部屋中の換気をし空気を入れ換えましょう。
3 ノミダニ薬の安全性や注意点は?
ノミダニ退治をするときに使うフロントラインは、猫が舐めない位置に垂らすほうがいいといいました。
どの薬も副作用があるようにフロントラインにも副作用があります。
熱が出たり、体に湿疹が現れたり、毛が抜ける、下痢嘔吐の症状が現れることがあります。
使用後に猫ちゃんの様子に変わったことがあればすぐに病院に連れていきましょう。
ノミダニ退治時の注意点
そして、ダニやノミを見つけたときにやってはいけないことがあります。
それは、猫の体についたダニ、ノミを引っ張ってつぶしてしまうことです。
猫の体についた憎いノミダニを取り除きたいというのはわかります。
しかし、無理やり引っ張ると体内にダニの体に一部が残ったままになり皮膚が炎症を起こします。
卵をもっているノミダニをつぶしてしまうと、部屋にその卵をまき散らすことになってしまうため、くれぐれもつぶさないようにしましょう。
4 まとめ
猫のノミダニを退治する方法についてお話してきました。
1度体についたノミやダニは面倒なことにどんどん繁殖してしまいます。
気づいたときには、ノミダニまみれだったということがないようにしっかり退治しましょう!