めったに出会うことのない三毛猫のオス、その希少性から幸運を招く招き猫として扱われ珍重されていることで有名です。
たま駅長は綺麗な三毛猫で有名でしたね。
三毛のオス猫に出会う確率自体がとても難しく、出会えたらラッキー位の猫「三毛のオス猫」について入手方法や値段について解説します。
産まれる確率やメスとの比較もしていきましょう。
おはようございます。
うちのモモ猫と隣の外猫、三毛猫コンビの三毛猫まみれです。 pic.twitter.com/UdxeghqUNB— 猫侍 cat samrai きゃまくら殿 (@blueberrysquall) July 11, 2016
①三毛猫の特徴
☆三毛猫オスの産まれる確率
三毛のオス猫がとても珍しい理由は、1/30000の確立で起こる遺伝子異常や突然変異によって限定的に生まれる猫だからです。
また三毛のオス猫は生殖能力の有無に関わらず、ほぼ子孫を残すことができない個体です。そのため三毛のオス猫自体を交配にて増やすといったことも難しいことから更に、希少性が増しているといえます。
基本的に三毛猫は日本猫の雑種(mix)であり血統書もないため、ペットショップでも扱わない、金額的価値はつけられない猫ではありますが、一部の愛好家の方の中では膨大な金額で取引されることもあるようです。
☆どんな遺伝子なのか?
三毛のオス猫は「XXXY」や「XXY」や「XX」といった遺伝子異常や突然変異のため生まれるといわれています。
ちょっと難しいですが説明しますね。
性別を決める遺伝子はXとYであり、一般的にオスであればXY、メスであればXXの遺伝子だけを持ちます。
またその遺伝子の中に、毛色の情報を持つ9種類の遺伝子があり、9種類の遺伝子の組み合わせによって毛色が決定されます。
三毛猫が持つのは黒、白、茶色であり、X染色体上にのみ存在するO遺伝子が茶色を優性遺伝させます。
ただしO遺伝子には「O(ラージオー)」と「o(スモールオー)」の遺伝子があり「o」は黒を優性遺伝します。
他の優性カラーの遺伝子を持たず、かつ「XX(Oo:茶黒)」の組み合わせができて初めて、三色の毛色をもつ猫が生まれます。
Xが2つないと「Oo」にはならないため一般的にオスは生まれませんし、XXをもつメスが生まれるのが当たり前ですが、三毛のオス猫は「XX/XY」や「XXY」、「XX(染色体の一部が転座している)」といった遺伝子異常を持つため非常に少ない確率で生まれてくるようです。
☆三毛猫オスの寿命は?
そのため、三毛猫はほぼメスであり、オスが生まれるのは非常に稀なことです。
また、遺伝子異常によって生まれるため短命であり、長生きすることが難しい猫です。
②三毛猫オスの入手方法
血統書がないmixの猫のため、基本的にペットショップでの取り扱いはありません。
スコティッシュフォールドなどの純血種の三毛猫であればペットショップで10万円~購入できる可能性があります。
純血種の三毛猫の場合はブリーダーやペットショップに相談してみるのがいいでしょう。
三毛のオス猫に出会うためには、各動物病院、里親募集、インターネットでの募集を探してみるといった方法で、もしかしたら出会えるかもしれません。
三毛猫のオスが希少性が高いということを知らずに出回る可能性があるからです。
個人取引などの場合は、価格が割高になる可能性があるため、三毛のオス猫なのかの確認は必須です。
動物病院での診断書などをとってもらいしっかりと確認を取っておくことは必要かもしれません。
③まとめ
とても珍しい猫「三毛のオス猫」一度はお目にかかりたいものですね。
もしかしたら偶然どこか町の中で出会うことがあれば、宇宙人を見るくらいラッキーかもしれません。
また、本当に縁があって飼うことができた場合は遺伝子異常を持っている猫だということを認識しておいてください。
三毛猫オスは短命です。
定期的な健康診断や保険に入っておくことをおススメします。