豹のような模様・しなやかな体が特徴的な猫「ベンガル」、その美しい柄はまるで本物の豹がいるかのように思わせてくれる魅力があります。
野性味が強く、育てにくそう、というイメージを持たれがちな「ベンガル」ですが、実はそんなこともなく、一般的な猫と同じように飼うことができます。
こうして見ると山猫だね〜。#ベンガル pic.twitter.com/EZTcXBYvaM
— ひろ@ガーデン&マーケットinあきた (@HERO_WOLFDOG) July 16, 2016
猫ベンガルの値段と性格(子猫の販売価格も)や飼い方について解説します。
ベンガルの歴史や特徴は?
☆歴史
ネコ白血病ウイルスを研究するため、病気への強い免疫力を持つヤマネコ(アジアンレパード)や、古くから地域に住んでいたアビニシアン、アメンリカン・ショートヘア、エジプシャン・マウ、シャムネコと家猫を交配してできた猫が起源と考えられています。
☆特徴
ロゼッタマーク(薔薇の花に似ている模様)と呼ばれる本物の豹柄が特徴となっており、この模様を持つのはベンガルだけです。
宮島のフクロウ&ネコカフェすっごい良かった!
ベンガル猫可愛すぎる…!! pic.twitter.com/QZnzTREyNi— みずき∞香吏 (@mizuki_kaori821) July 7, 2016
幼い頃は被毛の模様がはっきりしていない子もいますが、成長と共に模様がはっきりするようになり、毛並みもつやつや・なめらかになってきます。
ブラウン、スノー、シルバーの被毛を持ち、目の色は数多くあります。
人気があるのはブラウンの被毛に金色の目をもつベンガルのようです。
ベンガルの中には「グリッター」と呼ばれ、太陽の光に照らされると被毛が部分的に金色に輝く毛を持つ子もいます。幸運を運んできてくれる奇跡の猫ですね!
長めの胴とがっしりした筋肉質の体を持ち、顔の形が逆三角形に近いほど野生の血が濃いようです。
☆体重
運動量はどちらかというと多めで、体重は雄で4~7kg、雌で3~6kg程と一般的な猫よりやや大きめです。
☆平均寿命
平均寿命は12~15歳程で一般的な猫と同じ位の寿命です。
また、しっかり体調管理をしてあげることでもっと長生きしてくれるかもしれません。
ベンガルの性格は?
好奇心旺盛、人に懐きやすく甘えるのが好き、活発、賢く温厚でフレンドリーといった性格があるため、しつけもしやすいです。
また遊び好きな面があるため、猫によく構ってあげたいという方にはおすすめです。
基本的には交配により気性の荒さといった野生の性格はほぼなくなっていると説明されますが、オシキャットと比べると気性は激しい子は多いかもしれません。
ベンガルの値段は?
ペットショップ、ブリーダー、里親としてベンガルを迎える事が可能です。
ブリーダーから購入する場合の値段は18~25万円程、ペットショップの場合は15~35万円程のようです。
子猫は柄がハッキリしていない場合もありますが、同じ値段で販売されています。
ベンガルの飼い方は?
☆食事
珍しい猫のため、食事には気を遣わなければいけないと思いがちですが、市販の猫用の食事を、年齢、運動量に応じた種類・量を与えていくことを心がける位で大丈夫でしょう。
☆生活環境
運動量が多く遊ぶのが好きなため、上下運動ができ活発に遊べるキャットタワーや、走り回れるような広い空間を用意してあげるのが良いでしょう。
猫には珍しく水遊びが好きな一面もあり、シャンプーのしやすさがあります。
お手入れはほぼ必要ありませんが、1週間に1回程軽くブラッシングをしながらスキンシップを取るのもよいでしょう。
一緒に遊んであげるなど、なるべく構ってあげることでストレス発散をしてあげましょう。
☆かかりやすい病気
特有の病気、遺伝性疾患は無い方の猫といえますが、性格的にやや敏感な所があるため、ストレス性の脱毛、膀胱炎などにかかりやすいです。
・ストレス性の脱毛
自由に遊べない空間、騒々しく落ち着かないなど、飼育環境に何らかの苦手な面があると、ストレスをためてしまい脱毛症状がでることがあります。
・膀胱炎
猫の死因として一番多いのが腎臓の病気。きれいな水が自由に飲める環境をつくり、水を多く飲めるよう工夫しましょう。
まとめ
飼うのが難しそうに思われがちなベンガルですが、一般の猫と同じように飼うことが可能です。
豹のような見た目は、ベンガルがいることで部屋を異空間にしてくれる魅力もあります。人に懐きやすく賢い性格もあり、とても飼いやすい猫といえるでしょう。
本当は豹を飼いたいと思っている人は、見た目はそっくりのベンガルはおススメです!