突然変異から生まれた高額な猫で60万円の値段が付くほどとっても珍しい「ラパーマ」。
ラパーマの性格や飼い方、巻き毛や抜け毛の病気などをまとめました。
ラパーマ pic.twitter.com/NWrWI17drO
— 世界のにゃんたま。@相互フォロー100% (@makoba0305) August 6, 2016
①ラパーマの歴史
1980年代、アメリカのオレゴン州で誕生した一匹の無毛の猫が始まりでした。
その子猫は成長すると同時に被毛がくせ毛のように巻きはじめ、その猫が子供を産むとその子猫にも同じく巻き毛が見られ新しい猫の品種として認められるようになりました。
キャットショーに出場すると珍しい被毛の猫だとかなりの高評価を受けたそうです。
「ラパーマ」はフランス語で「パーマ」という意味があり、現在では様々な種類の色のラパーマが誕生しています。
ラパーマは意図的に生み出された品種ではなく遺伝子の突然異変で産まれたとても珍しい猫なのです。
ラパーマは長毛種と短毛種があり短毛種の特徴は体毛が短い事とごわごわとしたしっぽになります。
くせっ毛でくるくるとした体毛は見た目よりも柔らかくとても触り心地が良いです。
②ラパーマ飼い方
とても人懐っこく甘えん坊な性格で初めて猫を飼う人や多頭飼いでもおススメできます。賢い猫でもあるのでしつけも苦労することはないと思います。
遊ぶのが好きでとても活発なのでキャットタワーを設置したりしてたくさん遊べるスペースを確保してあげましょう。運動量が少ないと肥満になりやすくなるのでたくさん遊んであげてください。
長く柔らかい被毛は1日1回ブラッシングを行い、美しさを保ってあげましょう。
③ラパーマがかかりやすい病気
ラパーマの気を付けてほしい病気が「毛球症(ヘアボール)」です。
グルーミングの時に飲み込んだ抜け毛が消化器官に詰まり体外に排出されなくなる病気です。
ラパーマの長毛種は特に注意をしてあげましょう。データによると、1年に2回以上毛玉を吐く割合は、短毛種より長毛種のほうが約2倍ほどの数字になっています。
あと皮膚病にもかかると、さらに被毛を舐める回数が増えるのでさらに毛玉がたまりやすくなります。
毛玉症の病状や対策は
毛玉症になると、食欲不振になり、吐くしぐさを何度もするようになります。悪化すると開腹手術を行い毛玉を取り出さないといけなくなってしまいます。
ブラッシング不足やストレスが原因で発症するため日頃からのケアが大切になります。
軽度の場合は、猫草を購入して食べやすいところに置いてあげたり、毛玉除去剤を口周りに塗ってあげたりして、ヘアボールを自力で外に出させることも飼い主としてうやってあげましょう。
ラパーマは猫風邪にかかりやすいと言われていますのでワクチンの定期的な摂取し予防に努めるようにしてください。
猫風邪の病状(くしゃみ鼻水や熱)と薬は?正しい治療法や食事は?
④ラパーマの平均寿命と平均体重
一般的な猫の平均寿命は15歳です。
ラパーマは11歳~14歳と言われており一般的な猫に比べ短命と言えます。
一般的な猫の平均体重は、成体で3.6kg~4.5kgです。
オス:4.2kg~5.3kg
メス:3.0kg~4.5kg
オスが大きくなることはありますが、一般的な猫と特に変わらない大きさになります。
④ラパーマの値段
らぱぱん ラパンの娘。ラパーマの子猫。抱っこ大好き pic.twitter.com/hlX4uKsLwe
— 柏の猫カフェ猫の手 (@22nekote) July 9, 2016
ペットショップ:15万円~30万円前後
ブリーダー:20万円~30万円前後
珍しい色や賞を獲得した猫だと高値が付きます。
高額なものだと、なんと60万円の値が付くラパーマもいるのです。
⑤まとめ
とても高価な猫ですが飼いやすい猫でもあります。
ペットショップでお目にかかる事はほとんどないでしょう。飼いたいと思った方はブリーダーを探すことをおススメします。
名前の通り、パーマがあたっているかのような被毛が特徴です!
ラパーマを飼う場合は「毛玉症(ヘアボール)」対策、ブラッシング、ストレス軽減、猫草を置いてあげるなど十分な配慮をしてあげてくださいね。
会って触れてみることでラパーマの魅力に引き込まれると思います!