野生的な模様が特徴的な猫セレンゲティをご存じですか?
セレンゲティは、あまり知られていない猫ですが、野生的な面とギャップのある性格が魅力的な猫です。
今回はセレンゲティの値段と性格や飼い方、サーバルやサバンナとの違いもお話ししていきます。
1 セレンゲティの歴史
セレンゲティの歴史はまだ浅く1990年代に猫種として作られました。
ベンガルとオリエンタルショートヘアを掛けて作ることとなりアメリカの生物保護学者のカレン・サウスマンが中心となり繁殖へと乗り出しました。
セレンゲティが作られた背景には、輸出輸入や飼育が禁止となっているサーバルキャットを密漁するものが多く問題になっていたことがあります。
実際にサーバルキャットは絶滅危惧種として指定されているものもいます。
そのため、サーバルキャットと同じような猫を作り、絶滅の危機から脱出しようと考えたのでした。
今も少しずつセレンゲティの繁殖が行われていて数が物凄く少ない猫となっています。
2 セレンゲティの性格
セレンゲティは、見た目とは違ってとてもフレンドリーな猫で子どもとも相性がいいです。
飼い主のことが大好きで、おしゃべりをするように鳴きコミュニケーションをとります。甘えん坊な性格で膝や肩にも乗っかってきます。
甘えん坊なため、1人ぼっちで長くいるとストレスをためやすいのでなるべくたくさん遊んであげましょう。
知らない人は苦手で人見知りをする猫ですね。
3 セレンゲティの特徴
目は丸くパッチリと大きく、目の色はバリエーションにとんでいます。
グリーン、オレンジ、カッパー、ヘーゼル、イエローゴールドとカラフルです。
耳の裏にはアイスポットと呼ばれる模様が入っています。
頭の形は丸みがある三角形で、耳はピンと立っていてとても大きく目をひきます。首は太めですが長く、肢と尻尾も長い全体的に筋肉質な印象の猫です。
被毛は、ブラック、ブラウン、シルバーで、黒色のスポット模様が入っており野生的な見た目で短毛種となっています。
体重はオスが4.5kg~6.8kg、メスが3.6~5.4kgとやや体重があります。
4 セレンゲティの飼い方
セレンゲティは、運動能力に優れていて遊ぶことが大好きな猫です。
高い所が好きなので部屋作りを工夫してあげましょキャットタワーやロープといったおもちゃを使い思う存分遊べるようにしてあげると喜ぶでしょう。
急に高い所から降りてきて飼い主の肩や膝に乗ってくることもあるので、幼児や赤ちゃんが同じ部屋にいるときには気を付けましょう。
甘えん坊な性格はとても可愛いのですが、留守中に寂しさから部屋をぐしゃぐしゃにするといったストレス行動を起こすことがあります。
留守番ばかりさせないようにしてあげるといいでしょう。
5 サーバルキャットとサバンナとのちがい
サーバルキャット
サーバルキャットは野生の猫で、そのキレイな毛皮を取るため密漁により頭数が減っている猫です。
野性味に溢れジャンプ力に優れていることと、耳がピンと立っていて大きく個性的です。大型猫の種類に入り、飼育するさいには細かく規定があります。
サーバルキャットは小さいヒョウのようだともいわれています。
サバンナ
サバンナは、サーバルとイエネコを交配して作られました。サバンナは、サーバルキャットをそのまま小さくしたような姿をしています。
しかし性格は犬のように飼い主に忠実です。リードをつけてお散歩もできるくらいです。
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セレンゲティは、サバンナやサーバルよりも小さくペットして飼いやすくなった猫と言えるでしょう。かなり甘えたな性格という点も特徴的ですね。
6 セレンゲティの値段
セレンゲティは、現在数が少ないこともあり値段はふつうの猫と比較すると非常に高くなります。
ざっと100万円は見ておいたほうがいいでしょう。
しかし本当に貴重な猫ですので、車を1台買ったと思えば安いかもしれません。
日本ではまず見ない猫なので、購入するときには海外で繁殖しているブリーダーとのやりとりとなります。
7 まとめ
セレンゲティは、サーバルの容姿そっくりに作られている猫ですが、野生の猫と比較すると甘えん坊な性格をしています。
ストレスがたまらないように普段から気をつけてあげましょう。
ワイルドな見た目とギャップのある性格がとても可愛いです。