シャム猫のような見た目をしていますが、とても体が小さい猫トイボブ(正式名称:スキフトイボブテイル)をご存じですか?
今回は、トイボブの値段と性格と飼い方、特徴的な小さな体と短い尻尾についてお話ししていきます。
スキフトイボブテイルとバーマンの違いがぱっと見分からない pic.twitter.com/fUgn02K7DJ
— 三井 美幸 (@koume1928) January 20, 2016
1 トイボブ(スキフトイボブテイル))の由来
トイボブは1988年ロシアでメコンボブテイルのブリーダーが拾った2匹の猫が始まりとなります。
この2匹は、シャム猫ですがメスは体が小さく、オスは短い尻尾という特徴をもって生まれました。
2匹から生まれた子猫は、両親の特徴を引き継ぎ小さい体に短い尻尾をしていたのです。
初め仲のいい知人にこの猫たちを無料でプレゼントしていましたが、繁殖を進めていくことにしました。
シャム猫のような見た目で肢先の濃いポイントカラーと、成猫でも小さな体、短い尻尾を持っているトイボブは、現在少しずつ数を増やしていっている所です。
繁殖するさいに、他の猫種と掛け合わせるのは禁止されており、頭数が一気に増えることは難しくなっています。
2 トイボブの特徴
トイボブは、なんといっても小さな体が特徴です。成猫になっても1キロ~2.3キロほどにしかならず子猫と同じくらいの大きさのままです。
最も猫の中で小さいと言われていたシンガプーラに比べても、トイボブの方が小さくなっています。
トイボブの遺伝子は、体を小さいサイズにする遺伝子で、この遺伝子はまだはっきりわかっていません。
尻尾は、3センチから8センチの長さしかなく、尾椎の数も尻尾に比例し数が少なくなっています。
肢先や顔の濃い色が特徴のシールポイントの被毛のみ認められていますが、指先に白い模様が入っていても問題ありません。
目の色ははっきりした青色をしていてぱっちりしています。
3 トイボブの性格
トイボブは、猫らしくない所がしばし見られます。
猫は、警戒心が強い子が多いですが、トイボブは警戒心がとても薄いです。
びっくりすることもあまりなく、飼い主の膝の上がお気に入りで、なでてもらうのが大好きです。
おとなしく人懐っこいため、猫とたくさん触れ合いたい人にピッタリでしょう。
いっぱい遊んであげると喜びます。
4 トイボブの飼い方
トイボブは、短毛なためお手入れはとっても楽で、ブラッシングは1週間に1回でいいでしょう。遊んでいるときになでてあげるとブラッシング代わりになるのでおすすめです。
トイボブは、元気いっぱいに部屋中で遊び始めます。
散らかった部屋だと物を落とされ雪崩が起きることもあるので部屋の片づけは欠かさず行いましょう。キャットタワーを置くといい運動になるので設置してみてはいかがでしょうか。
飼い主のことが大好きなトイボブは、お留守番はあまり得意ではありません。
ストレスにならないように家に帰ってきたらたくさん遊んであげるようにしましょう。
5 トイボブの値段
トイボブは世界最小で頭数も少ないということもあり値段はとびぬけて購入価格が500万円とも言われます。
それだけ希少な猫ということです。
外車を買うのと同等くらいの値段なので、かなり経済的に余裕のある人しか現時点では飼うことができない猫ですね。
6 まとめ
成猫でも子猫の大きさにしかならないトイボブはとても愛らしいです。
子猫のままから大きくならないでほしいと思う方にもピッタリの猫でしょう。
かなり希少な猫のためすぐに購入できる値段ではありませんが、今後繁殖が進み手に入りやすくなるのが楽しみです。
頭数が増え、店頭で気軽にみられる日が早く来て欲しいですね。