離乳後2~6か月の子猫は、成長するために多くのエネルギーと栄養素を必要としますが、体が発達途上のため成猫と同じようなフードを食べることは困難です。
カルカンの子猫用フードは子猫に十分な栄養を与えることができるのか?
安全性は問題ないのか?
価格はどの程度なのか?
利用者の評価(口コミ)や体験談と併せてご紹介します。
①カルカン(Kal Kan)とは?
アメリカの「Mars」社で作成しているフードで、可愛らしいCMを数多く放映してきたことからも認知度の高いペットフードメーカーです。
ドライ、ウェット、風味など種類が多彩であり、個包装されているフードの便利さ、どこででも見かける購入しやすさもあり、利用者の多いキャットフードです。
②カルカンの安全性は?
ドライフードの原材料の一番初めに穀類の表記があるため、穀物を含む割合が高めですが、ウェットフードは肉や魚の割合が高いことが分かります。
本来肉食であり子猫はより動物性たんぱく質を必要とするといった点、内臓が出来上がっていない子猫に消化の難しい穀類といった点で見ると、ウェットフードの方が良いのかなと思います。
肉、魚、野菜と言った表記があるため、ある程度食材を使っている様子も見受けられます。
ドライフードの気になる点としては、ビートバルブや多くの添加物を利用している所です。
どんな食物からビートバルブを抽出しているかは不明ですが、不溶性のビートバルブが含まれていた場合、便を固めてしまいます。
そのため子猫の体調不良の際、便からの正確な体調の判断ができにくくなります。
本来猫の食事としてあまり必要のない添加物が多く利用されていることも目立ちます。
カップラーメンなどの添加物としても利用される酸化防止剤のBHA、BHTですが、発がん性、脱毛誘発など、あまりいい評価を聞かない添加物です。
またウェットフードでは腎臓機能の障害を誘発するポリリン酸ナトリウムが含まれており、腎臓、泌尿器系の病気にかかりやすい猫に与える食事としては心配があります。
③カルカンの種類と価格
1.ウェットフード
※1個¥62円~、16個¥992円~(楽天価格)
<パウチタイプ(ゼリー仕立て)>
・12か月までの子ねこ用(まぐろ/かにかま入りまぐろ/しらす入りまぐろ/ 70g)
<パウチタイプ(お肉シリーズ)>
・12か月までの子ねこ用(やわらかチキン/70g)
<パウチタイプ(スープ仕立て)>
・12か月までの子ねこ用(かにかま入りかつお /70g)
2.ドライフード
※¥498~1000円(Amazon価格)
・12か月までの子ねこ用(かつおと野菜味ミルク粒入り1.6kg)
④カルカン利用者の評価や体験談
☆良い評価
量販店、ドラッグストアなど身近な所で安価に購入できる。
小分け包装であるため、保存のしやすさがある。
香りが強く猫を引き付ける、喜んで食べるといった声が多くあります。
☆悪い評価
粗悪な原材料の食事を摂り続けると、内臓に負担をかけるため排泄物の臭いがきつくなると言われています。
人間でいうジャンクフードに使われている添加物が多く含まれているため、長期的に食べさせるフードとして心配があるとの声があります。
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⑤まとめ
主食として与えるフードとしては心配がありますが、おやつ感覚で与える、ストックしていたフードを切らしてしまった場合に与える、といった時に良いのではないでしょうか。
子猫の場合は、身体をつくっていく大事な時期なので、最初の1年くらいはいわゆるプレミアムフードを使ってみるのもいいのではと個人的には思いますね。