猫が鼻水を出しているけれど私もなんか鼻水がでている。
猫から風邪が移ったのかな?
人間と猫ってお互いに風邪が移るのか気になったことありませんか?
猫が風邪をひいた時に人用の風邪薬を使ってもいいのでしょうか?
1猫の風邪は人間に移るの?
猫の風邪は人間と同じような、熱にくしゃみ、鼻水といった症状と、よだれがでることもあります。
猫の風邪は人間に移るのか心配になりますが、ネコ風邪は人間には移りません。
寄生虫や細菌は猫とキスをすると移ってしまいます。
ただ、猫の目ヤニ、鼻水を触ったあとに自分の目をこすったりしてしまうと結膜炎になってしまうことがあるので注意してください。
2 獣医も人用の風邪薬を利用?
猫が風邪をひいたときに飲ませる薬には、実は人間が飲んでいる薬と同じものもあります。
動物病院で出される薬は、獣医によりちゃんと処方されているので安全です。
人間用であっても、量や組み合わせなど猫の体に合うように考えられて出されています。
知識がなく自己判断で市販薬を猫に与えるのは絶対に止めましょう。
市販薬は処方箋がなくても手に入れることができるので使いたくなります。
市販薬には、人間が飲んだときに副作用がなるべく出ないように薬が何種類か混ぜられています。人間にとっては安全ですが、猫にとって安全かどうかは分かりません。
3 猫の体に悪い薬とは?
人間には安全ですが、猫にとっては体に悪く毒になる薬があります。
猫風邪のインターフェロン治療の副作用と効果は?費用と期間は?
アセトアミノフェン
代表的なのがアセトアミノフェンと呼ばれる薬です。
人間の風邪薬や痛み止めによく使われている薬ですが、猫の肝臓はアセトアミノフェンの代謝がうまくできません。
少し摂取しただけで中毒になってしまい赤血球が破壊されます。
最悪な場合は死に至ることもあるのです。
α‐リポ酸
サプリメントに含まれているα‐リポ酸も危険です。
α‐リポ酸は、ダイエット、アンチエイジングに効果があるサプリメントとして売られています。
猫がα‐リポ酸を摂ってしまうと重症の低血糖になります。ほんの少しでもあげないように気をつけましょう。
α‐リポ酸の中毒になってしまうと治療が確立されていないため長く生きることが難しくなります。
漢方薬の芍薬
他にも漢方薬の芍薬は猫に飲ませるととても危険です。
芍薬は猫の体に毒をもたらせるキンポウゲ科に属します。
漢方だから大丈夫と猫に飲ませてしまうと、嘔吐、痙攣といった症状が起こってしまうので絶対にあげないでください。
体によさそうな漢方も毒になることがあることを覚えておきましょう。
4 犬の薬も猫にはあげないで
犬の薬が自宅にあるので、猫にも代用できるかも?と思いますが犬と猫とでは違ってきます。
バイトリルという抗生物質があり、子猫が飲むと網膜変性になって目が見えなくなってしまった子がいたことが報告されています。
ドキシサイクリンという抗生物質は、水を薬とともにとらないと食道炎になってしまうことがあります。
猫のほうが犬よりも食道に薬が長く残ります。
5 薬を飲ませるときの注意点
猫に人用の薬を利用するときには、飲んでいい薬なのか、ダメな薬なのかを把握する必要があります。
飲んでいい薬だとしても、量や飲ませ方が変わってきたりします。
猫の体重や、体調も考慮したうえで猫には薬をあげないといけません。
自己判断は禁物です。獣医と話あってきめるほうが良いでしょう。
6 まとめ
猫に人間の風邪が移ることはありませんが、猫とキスはあまりしないほうが良いようです。
風邪をひいたら、人間と同じように薬を飲み治しますが薬は獣医から出されたものを与えるのが1番です。
下記の成分は注意してくださいね。
アセトアミノフェン
α‐リポ酸
漢方薬の芍薬
可愛い愛猫に長生きしてもらうためにも自己判断でお薬をあげるのは止めましょう!
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