あれ?うちの猫、口が臭いと感じたことはありませんか?
人間の口臭は病気とかでない限りマナー違反ですよね。皆から嫌われてしまいます。猫も口臭があると何かと問題が起こってきます。
猫の口臭の原因や対処法・予防法について解説していきましょう。
1 猫の口臭の理由って?
猫の口臭の理由は大きく分けて3つあります。
・口の中の病気によるもの
・歯の間につまったキャットフードによるもの
・その他の病気によるもの
が挙げられます。
猫の口臭の原因って?
猫の口臭が起こる原因で1番多いのが歯周病や口内炎といった病気が80%と大半を占めています。
残り20%の原因として、腎臓病などの病気の場合や、普段食べているキャットフードの臭いなどが関与しています。
ドライフードよりもウェットフードを食べている猫の方が食べカスが歯に残るため口臭がきついです。
歯周病
歯周病は、歯周ポケットに歯石がたまりとても臭い匂いがします。
歯垢がたくさんつくことにより口臭が酷くなっていくのです。歯垢が蓄積され歯石になります。
歯周病はとても怖い病気で、歯と歯茎の間に歯石がつくことにより隙間があいていしまい歯が抜けていきます。歯が抜け始めたらどんどん他の歯も抜けていくので歯のチェックはしっかりしてあげましょう。
いったん歯周病はなってしまうと猫は自分で治すことはできません。
また、歯周病になったら初めは口が臭くなりひどくなっていくとよだれがたくさん出るようになります。
2歳頃から歯石がつくようになるので早いうちからのケアが大切です。
歯周病にならないよう飼い主が務めてあげましょう。
猫風邪
猫風邪は、ヘルピスウィルスやカリシウィルスにより起こります。
人間と同じように鼻水やくしゃみ、熱が出る症状が現れます。人間とは違い猫風邪は、よだれが増えることがありそれに伴い口の臭いがきつくなることがあります。
カリシウィルス感染しよる猫風邪の場合は口内炎、舌炎といった症状が出てきます。
ワクチンで防げる病気なのでちゃんと接種してあげましょう。
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腎臓機能が弱まっているため
年を取った猫は腎臓機能が弱まり、体の毒素をおしっことして出すことができなくなってしまう場合があります。
そのため猫の口からおしっこのような臭いがします。
早めに動物病院へ連れていってあげましょう。
2 歯周病の対処法
まずは動物病院へ行き診察してもらいましょう。
歯周病が原因の場合、動物病院で行うことは薬や歯石除去を行うことになります。
歯石を除去するためには動物病院での全身麻酔が必要になります。
麻酔は体に負担がかかるため体力がある若いうちに連れて行ってあげましょう。
もし麻酔が耐えれない高齢猫だったりすると抗生物質、スプレーの消毒剤を使うことになります。
歯周病はほったらかしにすると口の菌が体中にめぐり体中の病気にかかってしまいます。
日頃から猫の様子を見てあげましょう。
3 猫の歯石予防法
歯石を除去しきれいな状態を保つには、普段から予防をしっかりしましょう。
毎日の歯磨きが一番の予防法ではありますが、今までやったことのない歯磨きを猫にやるのは嫌がるのが目に見えています。
口臭ケアスプレーや液体歯磨き、歯石除去のドライフードといったものがありますので試してみてもいいでしょう。
歯磨きには劣りますが、歯のケアはできる範囲でやりましょう。
脂っこいキャットフードや添加物だらけのキャットフードは口が臭くなりやすいです。
口臭がひどい猫にキャットフードを選ぶときには成分をしっかりと確かめましょう。
4 まとめ
猫の口が臭くなる主な原因は歯周病によるものです。
歯を磨かなくても虫歯にはならないのですが、歯石から病気に発展してしまう恐れもあります。
普段から猫の歯磨きや口のケアに気を使ってあげましょう。
たかが口臭と決めつけず、早めに動物病院へ連れて行き相談してください。