猫が吐く。嘔吐している光景は飼い主さんにとっては心配ですよね。
ん?なんだか変な音がするぞ・・・と思ったら、私の横でゲコゲコしている猫がいる。
そうかと思うと、あたふたする私をしり目に猫はすぐにいつも通り元気に走り回っている。
これって大丈夫なんだろうか?と不安になりますよね。
そんな猫の「吐く」といった状態について、原因や、飼い主さんの心構えについて書いていきたいと思います。
猫が吐く理由
まず、以前私と飼い猫が動物病院にいった際、猫が吐くことを相談したところ「猫はよく吐く生き物」なんだということでした。
どんな食べ物でも丸のみしてしまうようで、食べてから体調がおかしくなったり、食べてしまってから「変だな、お腹痛いな」などと感じて吐くこともあるそうです。
どんなものを吐くのか?
胃液(泡状など)や餌や毛玉の場合
胃液混じりで泡だっていたり、黄色い色がついているもの、自分の毛づくろいなどで口にした毛玉・虫、猫草や雑草、ドライフードなどなど・・・を吐く場合。
おなかがすいていたり、食べ過ぎで吐いてしまった可能性が高いので、この場合は頻繁でなければそんなに心配はないでしょう。
ピンク色や異臭がある場合
それ以外に気になるのが、水で薄めたような血、もしくは血そのものが混じったようなものや、異臭があるもの、おもちゃなどの食べ物ではないものの破片を吐く時。
猫の「吐く」状態には「生理現象」と「病気」二つのどちらかが考えられます。
「病気」の可能性が見受けられる症状がある場合は注意が必要です。
まずは、どんな時でも安心して対応できるよう、病気かの判断基準についてみていきましょう。
これって大丈夫?病気?と思ったら考えてほしいこと
いくつか確認すべき点が3つあります。
「何を・どんな様子・頻度」です。
まずはこの3点をみて病院に行くべきか総合的に考えてみましょう。
1)「何を?」は、吐いたものはどんなものか?
吐いたものは具体的に何なのか?
色、状態、におい、異物の有無など。
基本、餌や胃液や毛玉などの場合は、そんなに神経質になることはありません。
血などが入っていた際は、スマートフォンで写真を撮っておいて専門家の人に見てもらうのも手です。
血が混じっていたり、おもちゃなどの異物が見られる場合は、誤って食べてしまったもので内臓が傷ついた可能性もあります。
血を吐いてしまった場合は何か病気がある可能性もあるので注意してあげましょう。
2)「様子」は、吐いた後の猫の様子はどんなか?
吐いた後の猫が普段通り変わりがないのか、元気がない様子が見られるのか、どこか痛がっている様子はないか、普段の様子と異なるところがないかよく観察しましょう。
3)「頻度」は、いつから症状があるか、一日に何回か吐いている様子があるか
どこかに出掛けてからであったり、何かで遊んでからだったり、意外な原因が身近にあるかもしれません。
また頻繁に吐く場合はそもそも食事がうまくできていなかったり、胃腸に何か問題を抱えている可能性があります。
吐く頻度が多いと水分がきちんととれず、そもそも生命の危険がある場合もあります。
単純な判断として吐く回数が多い場合は早めに病院に連れていきましょう。
この3つを総合的に観察し、頻度も多くより様子がおかしい際には、早めに病院にいくのが安心だと思います。
まとめ
猫の変化にすぐ気づけるようにしておくことや、自分自身が行った変化の把握(例えばフードの種類を変えたなど)、症状があった場合の考え方、安心できる病院のリストアップなどの準備があると、もしもの時に安心かもしれません。
ひとつひとつの症状をよく観察し、猫の健康を守っていくことで、お互いに安心して過ごせるようにしていきたいですね!