私の愛猫、 最近やたらと吐く頻度が多いのです。1日に何度も嘔吐します。毎日っておかしいですよね。そんなにストレスがたまっているのか、病気なのか心配になって、吐く原因をいろいろと調べました。
そもそも猫はもともと吐く生き物で日常茶飯事だということ。
人間には、 「嘔吐反射」(おうとはんしゃ)という生理現象があり、喉の奥にビビっときたら気分が悪くなって、つい「オェ」ってなる感じです。
猫にとっての 「嘔吐反射」(おうとはんしゃ)は、人間と比べるとかなり弱いのだそう。
かなり敏感な喉ですね。
とはいえ、 猫が吐くという行為を軽く見てはいけません。
猫が吐く状態を見てなんかおかしなぁと思ったら、いろいろと確認する必要があります。
猫が吐く原因は?
猫のストレス
猫が吐く原因として、毛玉の吐き戻しや病気や高齢、ストレスなどがあります。
一番身近なところでは、ストレスによる嘔吐が多いです。
では、どこで猫はストレスを感じるのでしょうか?
考えられるのは「猫は繊細な動物」だということ。
猫は環境によって左右されやすい生き物だということに気をつけないといけないですね。
猫って、かなり自由な感じなのでどこでも平気だというイメージを持っている方も多いと思います。でも実は、そんなことはありません!
例えば、音に敏感な時があります。
私も大きな声とか物音に「びくっ」とする方です。人間と同じように猫も大きな声や物音にびっくりしてしまうこともあります。猫ちゃんにもそういった様子がないかしっかり見てあげてくださいね。
また、猫からみると自分の居場所がないと感じたときにイライラしてしまい吐くという行動に出る場合があります。
猫ちゃんにとって居心地がいいように改善することが、飼い主の責務です。安心して過ごすことができる環境と場所をしっかり作ってあげましょう。
毛玉の吐き戻しが原因?
また、毛玉の吐き戻しによって吐く場合もあります。
猫ちゃんが神経質、きれい好きな性格をもつ子ほどこの傾向が高いです。
ストレスによって毛を舐めすぎる。きれい好きなため毛づくろいをし過ぎる。こういった性格の猫は毛を飲み込む量が多く、毛を吐き戻すことも多いですね。
それだけでなく抜け毛が多くなる季節や、長毛タイプである猫種の影響によっても毛玉を吐き戻しやすくなることがあるため猫の性格や特徴もしっかり把握しておきたいですね。
特に長毛タイプの毛玉の吐き戻しにはブラッシングが有効です。
高齢猫は吐きやすい?
その他、高齢になった猫が吐くことがあります。
高齢により体が弱ってくるため、若い猫よりもっと注意をしてあげる必要がありますね。
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吐いた物や色の特徴
猫が吐いた物は、どんなものがあるでしょうか?
吐いた物や色の特徴によって病院に行くべきか判断することができます。
胃液だけで吐く場合
透明な色が多く泡を吐くこともありますね。
たまに、泡の中に血が混じることがあります。
この場合は特に気を付けてあげたい状態です。吐くことに加え元気がなくなっていたり様子がおかしい場合はすぐにでも病院に連れていきましょう。
ピンク・黄色・茶色・緑色の場合
色がついている場合は、特に気を付けたほうがいいですね。
猫ちゃんの様子によって病院へ連れて行く必要性が出てくるのは主にこの場合です。
ピンク色は、血が混じったものです。
歯周病や口内炎などによる口内からの出血、ストレスや毛玉による胃炎、寄生虫の影響、誤食による胃腸炎が引き起こされている可能性があります。
その他、鮮血や、コールタール状になった赤黒い(もしくは茶色の)血が混ざったものを吐く場合があります。
黄色は、胆汁が混ざっている可能性があります。
空腹のため吐くと黄色い液体を吐くことがあります。
注意をしてほしいのは、吐いた後にいつも通り元気があるのかということです。
もし元気がないようであれば、胃の運動障害や、胆汁嘔吐症候群といった病気にかかっている可能性があります。
吐いた後元気がなかったり、黄色い液体を2、3日連続して吐くようなことがあった場合はすぐにでも病院へ連れていきましょう。
茶色は、毛玉が入っていることが多いですね。
食べ過ぎたキャットフードを吐き戻している場合も茶色でペースト状になったものが多いですね。
その他の場合
猫が食べ過ぎた場合にも吐くことがあります。食べ物が体に合わなくて吐いてしまうこともありますね。
異物を食べてしまった場合にも、吐き出すことがあります。
猫が吐いた時の危険信号は?
猫が吐く様子から、猫がどういった状態なのか判断することができます。
猫が発する危険信号を見逃さないようにするには以下のような視点を持つと良いでしょう。
吐く頻度
吐く頻度で、危険性があるかどうか見当をつけることができます。
週に1回ほどの嘔吐であれば大丈夫です。
毛玉を吐いたりして2〜3日間つづく場合は、一度病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。
吐く回数が普段より増えることは、何かしらの体調不良を抱えている心配が高いことをあらわしています。
もし吐く回数が普段よりも多いと感じたら、とにかく病院へ連れていくことが大切です。
吐いたもののニオイ
あとは、吐いたもののニオイがきつい時は注意が必要です。
どんな臭いかというと、普段と違う臭いであることはもちろん、血、洗剤、うんちのようなキツイ嫌な臭いがする場合です。
こういった場合は、吐いたものを持って病院へいきましょう。
吐いた物は、手袋をつけて処理にあたってくださいね。嘔吐の影に隠れている病気があります。
吐いたものの色
黄色は肝臓の疾患(化膿性胆管肝炎・肝リビドーシス・肝リンパ腫など)、ピンク色なら、血が混じっているので胃の疾患(胃炎・胃潰瘍など)が考えられます。
吐いたものを見る
吐いたものに異物や虫が混ざっていた場合は注意が必要です。
異物が消化器官、口内を傷付けることによって出血してしまうことがあります。
セミやカエル、ゴキブリなどを悪食した場合にも吐き戻してしまうことがあります。
寄生虫に感染することによってそうめんのような白くて長い虫をはいてしまうこともあります。
こういった場合は、吐いたものを写真にとって病院へいきましょう。
吐いたけどあまり心配がないのは?
心配のない普通の嘔吐は、たまに「カッコンカッコン」や「ケポケポ」「オェ」という程度はたんなる吐き戻し。
おもに透明の液体だけを吐くのならほぼ大丈夫ですね。
空腹によって胃液を吐いていることが考えられ病気の可能性が低いためです。
毛玉を吐くのもあまり心配は不要です。
猫にとって毛玉を吐くのは正常な行動だからです。
長毛種であれば週に2~3回、短毛種であれば月1~2回程度のペースで毛玉を吐くこともありますので。毛玉はむしろ吐けなくなる方が心配です。
ただし、必ず吐かないといけないわけでもありません。
毛玉を便と一緒に体の外へ出してしまう猫もいます。
それぞれ猫の体質によって異なるためしっかりと見極めることが大切ですよ。
猫が吐くのは病気かキャットフードが原因?色や嘔吐物別の対処法は?
猫はよく吐く動物?
ここまで猫の吐くについて病気や、性格の影響があることをお話してきました。
病気の疑いがあればすぐにでも病院へ連れていくことが何よりも大事ですね!
また基本的に猫は「よく吐く動物」でもあります。
大切なのは病気になっていないかどうかきちんと判断し、病気ではなくてもストレスを抱えていないかなど生活面での様子を普段からよく見て、何かあれば対処してあげることが大切ですね!
まとめ
まずは猫ちゃんのストレスがたまってしまうようなことを少なくしてあげてくださいね。
引っ越しなどは猫ちゃんにとってかなりストレスがたまるので、しっかりとケアしてあげてくださいね。
また、猫の数を増やす時にも先にいる猫ちゃんにとってはストレスがたまるので様子を見ながら仲良くさせてあげてくださいね。
猫を飼うと吐くのはつきものなので、吐いたモノの色や匂いを注意してあげましょう!
私のねこちゃんの吐いた物を調べると胃液のみが多いので大丈夫そうです。
やはり、ストレスでしょうか?
「ごめんよ・・吐くまでにストレス与えちゃって」
常日頃、冷静な観察眼で接することが大切だとわかりました。
あと、猫ちゃんが吐いてる最中はむやみに嘔吐を止めないほうがいいようです。
あくまでも、自然現象のひとつなので温かく見守りましょう。