猫が大量に住んでいる。そういわゆる猫屋敷。
自宅の敷地内に糞をされて臭い。
猫が侵入してくる。
夜中まで複数の猫の鳴き声がして寝れない。
近所迷惑としか言いようがない。頭がおかしくなりそう!
そんな風に悩まれ、苦労されている方に向けて、法律含めて対処法などを考えていきたいと思います。
アニマル・ホーダーという精神疾患
猫や他のペット動物を劣悪な環境下で多頭飼いする飼い主さんがいます。
そんな飼い主さんはアニマル・ホーダー(アニマルコレクターと呼ばれることもある)という精神疾患の可能性があります。
普通の精神状態でないため交渉してもスムーズにいかないケースがほとんどです。
無人の廃屋に猫が複数住み着いてしまうパターンだけでなく、管理されていない環境下で苦しみながら飼育されている動物もいます。
可哀想だと思いながらどんどん拾ってきてしまうケースや、無計画に繁殖を繰返してしまい数が増えてしまうことで、餌が足りない、場所が狭くなる、不衛生になり病気になってしまったり、手を付けられない状態になります。
アニマルホーダーのほとんどは、猫の糞や死骸を放置する傾向にあります。
お近くの猫屋敷の飼い主がどんな人なのか見極めつつ対応をしていきましょう。
猫駆除対策
まずは、自分でできる猫よけ対策をやっていきましょう。
猫よけ対策は多数ありますが、人体に危険・影響のあるものから、法令に触れるものまで様々あるため、対策の際には注意が必要です。
また、臆病な猫から図太い猫まで猫の性格は様々です。
それぞれの猫に対応した対策を取る際には、ご自宅の敷地内が猫にとって危険な場所だと理解させる必要があります。
様々な猫よけ対策方法
水噴射装置
猫を感知すると水が自動的に噴射されます。水に濡れることを嫌う、危険だと感じるため効果が期待できます。
臭いの強いもの
薬剤、漂白剤、柑橘類、タバコ、木酢液、臭いの強い植物など。短期間の効果しか望めなく、人間もキツイと思う程のニオイが必要。漂白剤、木酢液はスプレーの臭い消しに有効。
防犯砂利
猫が土を掘りにくくなるためトイレ対策として有効。歩くと音がうるさいが、泥棒対策にもなる利点があります。土に割りばしなどを混ぜるなど、排せつし難い環境づくりも効果があります。
侵入防止グッズ
檻や剣山状のグッズを使うことにより猫を傷つけた際、刑法や動物愛護管理法の対象となるため注意が必要です。
超音波発生装置
耳の悪い猫や、図太い猫には効果がありませんが、臆病な猫や若い猫には効果が期待できます。人間の内耳に影響が出る可能性があることも考慮する必要があります。
保険所への相談
保健所により対応が様々ですが、飼い主への苦情・指導を期待できます。猫よけ対策・グッズについてのアドバイスを期待できます。
愛護団体への相談
発情期による猫の鳴き声対策、対処ができる可能性があります。
法律・各市区町村の決まり事
動物の愛護及び管理に関する条例が各都道府県、市区町村であります。
多頭飼いされる方には行っておくべき届け出があり、周辺住民への迷惑・被害がある場合、最悪の場合処罰されることもあります。
お住いの地域の法令についてはインターネット上で検索することも可能ですが、市役所などでも一度相談してみるのも一つの手でしょう。
精神疾患の飼い主さんと直接交渉すると大きなトラブルになってしまう恐れもあります。市役所などに協力してもらうことをおススメします。
まとめ
猫の迷惑行動を撃退するためには根気が必要です。
保健所や愛護団体、各相談所など可能な範囲で他の人への協力を仰ぎ、一人で抱え込まないことが大切です。
迷惑行動がなくなり、安心な日々を取り戻すためにも、心身の健康を守りながら立ち向かっていきましょう!
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