勝手に庭をトイレ代わりにする野良猫や、近所で繁殖され増え続けている野良猫に悩まされたことありませんか?
糞、おしっこの被害対策はどのようにしたらいいのでしょうか。
野良猫を駆除する方法は?地域猫活動とは?
保健所に頼むのがいいのでしょうか。
大きなトラブルになる前にしっかりと対処していきましょう。
1 野良猫の糞やおしっこの近隣トラブル
野良猫の近隣トラブルでは、庭の草木を掘り返されたり、庭で糞やおしっこをされる、車に足跡や毛がたくさん落ちていることなどがあります。
いくら猫が好きでも勝手に庭に入られてトイレ代わりに使われるとさすがに嫌になります。
地域で繁殖しどんどん増えていたり、近隣の住民が猫に餌付けしていると野良猫にとって住みやすい街になってしまいます。野良猫は意外に行動範囲が狭くて、1キロくらいといわれています。
地域で猫の繁殖を抑えることが1番いいのですが、どのように対策したらいいのでしょうか。
2 野良猫の被害対策
野良猫の被害で1番何が嫌かというと、庭に入ってきて糞やおしっこをすることだと思います。
猫の糞は、はっきり言って臭いです。しかも一度トイレにしてしまったら猫の習性上同じ場所でやるようになってしまいます。
糞やおしっこをさせないように対策することが大事です。
猫が庭をトイレと思ってしまっている場合、トイレではなく猫がそこにきたら嫌なことが起こると思わせるようにしましょう。
2-1嫌なことが起こると思わせる
猫が来たら、大嫌いな水をかけるといいでしょう(動物虐待にならない程度に)。
ただし、体温が低下し命の危険もあるので、あくまでも猫を嫌がらせるしましょう。
猫が来たら水が出てくるようにするのもいいでしょう。
2-2糞の臭いをしっかり消す
糞の匂いがあると、自分のトイレだと猫は思ってしまいます。
面倒ではありますが糞を取った後に漂白剤をかけて臭いがしないようにするといいでしょう。
漂白剤は庭の木や草に優しい成分ではないので、まくときには害がないか気をつけましょう。
2-3嫌いな臭いを庭にまく
猫は、柑橘系や酢の臭いが嫌いです。
苦手な臭いを庭にまくと猫は近寄りたくなくなります。
木酢液を猫がよく来る場所にまいたり、柑橘系の皮をぶらさげたり通り道に置いたりしましょう。
2-4 ゴミを荒らされないようにする
野良猫が生ゴミを漁っている姿はよくみられます。野良猫の大事なエサとなっているので、ゴミの管理をしっかりしましょう。
エサがあるところによってくるので、ゴミを決められた時間に出す、ゴミをネットで覆い荒らされない様にする、柵などで囲むなどの方法をとりましょう。
3 野良猫の駆除を保健所に頼む?
野良猫の被害に耐え切れず、野良猫を捕獲してもらいたいと思った場合はどうしたらいいのでしょうか。
真っ先に思い浮かぶのが保健所だと思います。
犬の場合は、野良犬だけではなく首輪がついた犬も保健所に連れていかれます。それは、狂犬病予防法により、狂犬病を防ぐために保護をしているのです。
しかし猫の場合、飼い猫が外に出ているのか野良猫なのかがわかりにくいため基本的に野良猫を保健所で保護や収容はしていないのです。
ただし、歩けないくらいの大怪我をしている猫や、生まれたての子猫で親猫が育てていない場合は保健所が保護します。
4 地域猫活動
最近では野良猫を地域の環境問題とし、野良猫を減らす取り組みが増えてきています。
地域住民、ボランティア、行政が協力することで野良猫の数を減らしていく活動です。
地域猫活動ではこのような取り組みが行われています。
・繁殖を抑える
野良猫が今以上増えるのを防ぐために、避妊去勢手術を行います。
・置きエサをしない
野良猫は、エサがある場所に寄ってきます。
エサの臭いに引き付けられてくるので、今まできていた猫だけではなく新しい猫もきてしまうのです。
・糞被害の対策をする
地域全体で、野良猫の数を減らそうと取り組む場合には、猫のトイレを地域にたくさん増やしてあげると効果がでるでしょう。
プランターに土と、猫の糞、またたびを混ぜて猫のトイレを作ってしまいます。トイレの場所をしっかり作ることで自宅の庭をトイレに使われることは減っていきます。
5 まとめ
野良猫を保健所に言って駆除してもらうことは難しいです。
まずは自分で野良猫が来ないように対策をとることが大事になります。
地域全体で野良猫を減らし、野良猫による糞やおしっこの被害がなくなるようにしていきたいものです。