台風のとき野良猫はどこに避難しているのでしょう。人間は家に避難できるけど、野良猫は強風のときにどんな風に避難しているのでしょうか。
私たちができる野良猫の台風対策をどう行ったらいいのでしょうか。
また雨や風の寝床確保や気圧変化で病気になるのかについてもお話ししていきます。
1 野良猫の台風対策どうする?
台風のとき、野良猫をどうしたらいいのか悩むと思います。
天気が悪いときには野良猫の姿が見えなくなるといったいどこで過ごしているのか心配になりますよね。
自宅に野良猫が来る場合には、雨風を防げる場所に猫が居られるようにしてあげましょう。
例えば、屋根付きの車庫の中であったり、縁側の下、軒先などに寝床を作りましょう。暖ボール、毛布タオルなどを用意するといいです。
段ボールをハウスにすると手っ取り早いですが、水はけがいい”すのこ”などを敷いておくともっといいかと思います。
雨でびしょびしょにならなければ、段ボールだけでもいいです。
寝床の中に、毛布やタオルを敷きましょう。
雨風が強い場合には、野良猫が避難している場所にブルーシートなどで覆ってあげると野良猫も安心して過ごすことができるでしょう。
長期間の台風対策は?
できたら段ボールは広めのものを用意してあげて中に猫砂をいれた小さめの段ボールも入れてあげると排泄もでき長時間の台風にも耐えられます。
水と、キャットフードも置いてあげましょう。
雨や風が納まるまではとても心配ですが、猫は天気が悪いときにはほとんど眠っているので落ち着ける場所があれば大丈夫です。
台風限定で家に入れてあげる
外に野良猫がいるのが心配でたまらない場合は、台風のとき限定で家の中に入れてあげてもいいかと思います。
玄関に段ボールに毛布やタオルを入れて、キャットフードやお水を用意してあげると野良猫も安心して台風の雨風をしのぐことができます。
どうしても家に入れたくない場合は前述したように雨風がなるべく入らない場所に寝床を用意してあげましょう。
2 野良猫も台風の気圧変化で病気になる?
台風のときの気圧変化によって、気象病が起こることがあります。
人間でいえば体がだるくなったり、むくみが出る、吐き気がする、酸欠状態になる、古傷が痛くなるといった症状です。
これは、気圧が変化したことで、体の調子が悪い部分が余計に悪化したり、普段は出ない頭痛やイライラ、めまい、肩こりが起こります。
人間よりも猫など動物はこの気圧病の影響を受けやすいと言われています。
心臓病の猫であれば気圧が低くなったときに発作が起こる。
関節を痛めている猫は、気圧変化によりいつも以上に関節の痛みがひどくなる。
持病を持っている猫は要注意です。
普段よりも調子が悪そうだなと感じたら、気象病のせいかもしれません。
低気圧によって猫がよく寝ているのは普段より体を巡る心臓から酸素を送る流れが悪くなってしまうことで体にパワーがなくなってしまいます。
いつものパワーが出ず、必要最低限の力しか体が動かなくなってしまうためいつもより眠くなってしまうんです。
腎臓に疾患がある猫は注意?!
血管が膨張することで特に腎臓が悪い猫では体調変化が起こりやすくなっています。
腎臓は、血液中の不要なものを尿として出しています。
腎臓の機能がうまく働いていないと血液がキレイにならず、不要な成分が体中にまわっていきます。
そのために毒素がたまり、嘔吐の症状が起こります。
嘔吐が続いたあとには水分を多めに摂取させることで症状は治まっていくことが多いです。
気圧変化でどうも体調が悪そうだと感じたら獣医師にあらかじめ相談しておきましょう。
3 まとめ
今回は、野良猫の台風対策、雨や風の寝床確保、猫が気圧変化で病気になるかについてお話ししてきました。
野良猫が台風の雨風をしのげるように対策は必須です。
気圧変化で体調を崩す猫は多いので、注意してみてあげましょう。