野良猫を保護した時、その子が何歳なのか気になりますよね。
年齢によって注意点も異なりますので、おおよその年齢は重要な情報です。
獣医さんに診てもらうのが一般的ですが、なるべく早く推測できたらいいですよね。
そこで、猫の年齢ごとの特徴や見分け方を解説します!
子猫の月齢ごとの特徴とは?子猫の年齢を知る方法
生後1年以内の子猫は、数ヶ月でグングン成長し、見た目も大きく変化するので、成猫よりも具体的な月齢が分かりやすいと言えます。
どのような変化か見てみましょう。
【0ヶ月】
毛がまだ薄くボサボサしている、目が開いてない、耳も聞こえていない、自力で排泄ができない、ほとんど寝て過ごしている
【1〜2ヶ月】
目が開き青い瞳をしている、ヨチヨチ歩く、少し乳歯が生えてきている、自力で排泄ができる
【3〜5ヶ月】
耳がピンと立っている、瞳の色が青ではなく黄色や緑になっている、乳歯が生え揃っている、子猫用フードが食べられる、走り回ったりおもちゃでよく遊ぶ
【6〜8ヶ月】
体が大きくなり大人っぽい顔つきになっている、乳歯から永久歯に生え変わりつつある、綺麗な毛並みになる、とても活発に動く
【9〜12ヶ月】
メスは発情を迎える、少しあどけなさも残っているがほぼ成猫と同じ大きさになっている
1日の過ごし方で分かる?成猫の特徴とは?
成猫になると見た目での変化はあまりありません。
1日の運動量や過ごし方などでおおよその年齢を推測するようになります。
【1歳】
骨格がほぼ形成される
【2歳】
自立し始め個性が出る、オスは発情し凶暴になることもある
【3〜5歳】
毛艶がとてもよくなる、よく食べよく動く、去勢していないオスはケンカしやすくなる。性格にもよるが基本的に活発
【6歳】
口の周りに白髪のような毛が増える、のんびり過ごすようになってくる、肥満や病気になりやすい
6歳を過ぎると老化が始まり、動きが鈍くなってきます。
健康管理や肥満対策も必要になります。
【7歳】
歯が丸くなる、表情が柔らかくなる、のんびり1日を過ごすようになる
【8〜9歳】
寝て過ごす時間が多い、体を動かさない、肥満になったり毛がボサボサになったりする
【10〜15歳】
足腰が弱い、1日のほとんどを寝て過ごしている
野良猫の健康状態から年齢を推測できる?獣医が見るポイントは?
野良猫のおおよその年齢や健康状態を表す特徴として、次のようなところも見られます。
【口・歯】
歯石の付き具合、歯の色、歯のすり減り具合、歯茎の状態、口臭
高齢になるほど歯の汚れが目立つようになります。
舌などにシミも出てきます。
【目】
水晶体に光を当てた時の反応、目の濁り
水晶体の反応は年々鈍くなります。
また、高齢猫は白目が濁ってくるだけでなく、白内障にもかかりやすくなります。
【爪】
透明度、鋭さ
若い猫はよく爪とぎをするので、血管が透けて見えるほど爪の状態を良く保てますが、年齢とともに爪とぎも減るので色や形がぼやけるようになります。
その他、毛の艶や運動量などからも推測されます。
まとめ
一般的に、猫は5、6歳を境に老化が始まり、行動が変わってきます。
しかし、野良猫と飼われてる猫では、同じ年齢でも健康状態が全く異なり、野良猫の年齢については獣医でも判断が難しいと言われています。
飼われてる猫の中には15年以上生きる猫も多くいる一方で、野良猫の寿命は3〜5年程度のようです。
推測された年齢がもし若かったとしても、その後長生きできるわけではありません。
野良猫を可愛がってあげる時は、そのようなことも少し頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれませんね。