野良猫が庭に入ってきて悪さをしたり野良猫が苦手で捕獲したい!と考えたことがある方もいるのではないでしょうか。
猫愛好家と猫嫌いの人とでは、捕獲に対する考え方もまったく違いますが、ここでは「捕獲」という観点で書いていきます。
今回は、野良猫の捕獲方法と、捕獲器や捕獲業者などの注意点をお話ししていきたいと思います。
1 野良猫の捕獲方法は?
野良猫を捕獲する場合、焦りは禁物です。
捕獲期間は?
まずは、野良猫に数日間同じ場所で餌を与えましょう。
野良猫にここに来ると餌が食べれるんだ!と覚えてもらうことで捕獲しやすくします。
捕獲がすんなりいくためには2週間以上かかることが多いようです。
捕獲服装は?
捕獲するときには、猫が暴れまわることが予想できるため長袖、長ズボンに分厚い手袋で体を保護しましょう。
引っかかれたり、噛みつかれた場合病気が移り感染症になることもあります。
捕獲器設置
捕獲する際には、捕獲器に匂いが強い餌を入れて、猫を捕獲します。
ドライや缶詰のキャットフードでもいいのですが、匂い重視で選ぶならまたたびや缶詰の魚などを設置してみましょう。
匂いにつられて猫が入ってくる確率が高くなるからです。
そして捕獲器に餌を入れるときには、奥の方に置きましょう。
手前に置くと扉が閉まりそうになったのに気づき逃げ出す猫もいます。
警戒心が強い猫でも安心できるように、猫がよくいる場所で人があまりいない日陰に設置しましょう。
捕獲したら
捕獲器に入ったと同時にタオルなどで覆いましょう。
一体何が起こったのか猫は分からずにパニックを起こし暴れまわりますが、タオルをかぶせることで安心します。
猫が捕獲器に入ったままの状態で長時間放置することは猫にとって可哀想です。
捕獲器を設置しているときの巡回はしっかり行いましょう。
2 捕獲器の注意点
捕獲器を設置する際には、猫を保護するためと注意書きしておきましょう。
間違って子供が遊んでしまうととても危険です。
注意書きとともに連絡先も書いておくといいです。
捕獲器は、できれば細長いタイプを使うようにしましょう。
短めだと捕獲器が閉まりきる前に逃げてしまったり野良猫の体が挟まりケガの恐れがあります。
猫が捕獲されたときに直射日光のあたる暑いところだと体調が悪くなり心配ですのであまり暑くないところに設置してください。
また捕獲器だけ、ポンと置いてあると見た目が怪しく警戒して入りません。段ボール、毛布などを掛けてカムフラージュしましょう。
3 野良猫の捕獲業者の注意点
捕獲業者は、実在はしますが、動物愛護法では微妙なラインです。
野良猫の保護としてなら捕獲は可能ですが、駆除目的の捕獲だと動物愛護法では違法性があるとみなされる場合があります。
ちなみに捕獲業者の料金はだいたい2万円からになっています。
動物愛護法にひっかかるケースもあるため、公に野良猫の捕獲業とうたっているところは少なくなっているようです。
4 野良猫を捕獲して保護したい場合
野良猫を捕獲して保護したい場合には、警戒心をなくすことから始めます。
じーっと猫を見ない様にして大きく動いたり猫が驚くような行動は止めましょう。
野良猫を懐かせるには、エサを持ってきて与えることです。
お腹がペコペコのことが多い野良猫は食いついてくるでしょう。
猫と同じ目線になるようにかがむことで警戒心がとけます。
そして動物病院でなるべく早く猫の健康チェックをしてもらいましょう。
5 まとめ
今回は野良猫の捕獲方法についてお話ししてきました。
野良猫の捕獲には、警戒心を解き人間に懐かせることが一番大切なことです。
野良猫にも捕獲する人間にもケガがないように捕獲を行いましょう。
捕獲器の管理には充分注意してください。