猫の餌(キャットフード)をどうすればいいのか悩まれている方も多いかと思います。
猫が毎日口にし、猫の体を作る食事、猫にとっては食べやすく、飼い主としては安心して使っていける物を与えていきたいものですが、私たちが普段目にするキャッツフードはとても種類が豊富でどれを選択すべきか迷ってしまいます。
どんなキャッツフードを選ぶとよいのか?その判断基準は?
値段や味、安全性を比較しながら、おススメのキャッツフードをご紹介します。
①猫の餌、食事の理想
元来肉食である猫の食事は「高タンパク質(26%以上)、高脂肪、低炭水化物、アミノ酸、ビタミン、ミネラル」を含む80%のタンパク質、20%の野菜、果物、植物の摂取が適切と考えられます。
添加物を多く含まず、いつでも新鮮な状態で食べられるように小分けされたパッケージが好ましいです。
また、水分摂取が苦手であるため食事から水分を取れるような工夫も必要です。
②キャッツフードの種類と選び方は?
キャッツフードには「総合栄養食、一般食、療法食、プレミアムフード」といった種類があり、フードの状態がウェット、ドライのものがあります。
肉食であるため穀類を含まない食事が理想的、炭水化物の消化は苦手です。
ただし、まったく摂取が必要ないかというとそうでもなく、猫の状態に応じたバランスよい食事が大切です。
・総合栄養食
猫が必要とされる適切な栄養素が含まれた食事
・一般食
おかずのようなもの
・療法食
病気の治療を目的とする食事
・プレミアムフード
より質の高い総合栄養食
・ウェットフード
水分を70%含み、g単位のカロリーが少ない食事
・ドライフード
水分を7%含み、g単位のカロリーが高い食事
キャッツフードの選び方
成長段階(年齢)や、体調に合わせて目的にあった食事を選択しましょう。一般的には、子猫から成長段階時には栄養が必要になりますので高タンパク質の食事が良いとされます。
また運動量が多い猫の場合も、栄養素の高いキャットフードを選んであげましょう!
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③粗悪なキャッツフードとは?
☆原材料表記にある見慣れない言葉
・家禽
人間の食用鳥(鶏、アヒルなど)
・ミール、副産物
くず肉、内臓、骨粉、脂分をすり潰したもの
・ミートミール、肉副産物粉
死んでしまった、病気だった、死にかけだった、障害があった動物の肉(4Dと呼ばれるもの)
☆国産だから大丈夫??
日本の家禽ミールの基準は海外に比べ比較的緩く、安全とは言い切れません。
アメリカだと羽毛、頭部、内臓以外のきれいな肉(骨あり、なし)、皮、脂分をすり潰したものが家禽ミールの基準ですが、日本は内臓、くず肉、骨、くちばしなども含みます。
☆臭くなる?
粗悪な原材料を使った食事を食べさせ続けると口や便の臭いがきつくなります。
低タンパク質、栄養価の低い食事がきちんと消化できないためです。
④おすすめのキャッツフード(安全性、値段、味)比較!
海外原産のキャッツフードの方が比較的に安全性が高く、使用している原材料の良さから味や品質も安定しています。
国産のものは安価なものが多いですが、原材料のチェックはとても重要です。
・NOW
カナダ原産、穀類不使用、新鮮な野菜、肉を利用、AAFCO(ペットフード公正取引協議会)認可キャッツフード。
子猫より成猫用の方が味がいいとの評判あり。
値段は227g⇒782円、1kgで5~6000円程。
販売元によっては227gをセット売りしているところもあるようです。
・Origin(オリジン)
カナダ原産、信頼できる生産者が作ったオーガニックで安全な食材を利用し、穀類不使用、自然の成分で天然保存、タウリンの摂取ができる、国際的評価がとても高いキャッツフードです。
値段は340g⇒1,458円、2.27kg⇒7,344円。
価格は少し高めですが、猫の健康をよく考えたキャッツフードです。
・MonPetit
オーストラリア原産、店頭でもよく見かけるお手頃商品で肉や野菜を利用しています。
気になるのは添加物をある程度使用している所です。
値段は600g⇒468円で、ジッパーのついた袋に入っているため保存も便利です。
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⑤まとめ
基本的に必要な栄養バランスを心がけ、フードで不足する栄養素をトッピング、おやつで補い、飼い猫の現在の状態とあった食事を選択していくのがよいのはないでしょうか。
現時点では日本のキャットフードが安全かなというイメージで購入するのは良くないでしょう。少し割高になるかもしれませんが、海外産のキャットフードも考えてみてくださいね。