薬局や量販店など割とどこでもよく見かけるキャットフード「SCIENCE DIET(サイエンスダイエット)」、栄養についてしっかりと考えられたお手頃ペットフードです。
栄養がしっかり考えられていると言われているが、安全面ではどうなのか?
よく見かけるお手頃品というイメージはあるが価格は?
体験談や評判、口コミと併せてご紹介します。
①SCIENCE DIET(サイエンスダイエット)とは?
愛犬・猫に長く健康な一生を過ごしてもらうためには免疫力を高め、老化、肥満を防ぐことが重要である、との考えから作られた理想的な栄養バランスを持つペットフードです。
150人以上の獣医師、栄養学者がペット栄養学に基づいて開発したペットフードであり、アメリカの獣医師も選択するNo.1ペットフード(総合栄養食)です。
猫が喜び好んで食べる味と言われている、消化吸収性に優れAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準もクリアしています。
サイエンスダイエットシリーズの中には他に、より細かく健康状態に対応したSCIENCE DIET PRO(サイエンスダイエットプロ)もあります。
②サイエンスダイエット安全性は?
1.ドライ
下部尿路の健康アダルトチキン(成猫用)を見てみると、トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、動物性油脂がメイン食材であることがわかります。
素材そのままの鶏肉を一番多く利用している点は良いと思いますが、穀類である小麦、原材料不明な動物性油脂もそれなりに利用されている点、かさ増し目的、便秘要因になる可能性のあるビートパルプも含まれている点が気になります。
炭水化物はそれなりに使われているようです(猫の摂取上限35%であり、野生であれば1%とる程度。パッケージの表記がはっきり確認できませんが、サイエンスダイエットでは37%利用とあり少し多めです)。
肉などメイン素材にはミール、パウダーといった不明な素材が使われていない、自然由来の酸化防止剤を利用、ビタミン、アミノ酸など健康成分が豊富である点は健康的でよいと思います。
2.ウェット
缶詰のアダルト(レバー&チキン/成猫用)を見てみるとポークレバー、ポーク、チキンなどの肉をきちんとメイン素材として利用、ビタミン、アミノ酸が含まれている点が良いと思います。
トウモロコシ、小麦、コーンスターチの穀類が含まれるためか炭水化物は26.3%程含むようです。
気になるのは、安全性がはっきりしないカラメル色素、原材料不明な動物性油脂が使われている点です。
③サイエンスダイエット種類と価格
1.ドライ
☆サイズと値段
・800g…¥833円から
・1.8kg…¥1,454円から
・2.8kg…¥2,200円から(※キトン、ヘアボールコントロールにはありません。)
☆種類
・キトン、 アダルト、ライト、シニア、シニアライト、シニアプラス、シニアアドバンスド、インドアキャット、ヘアボールコントロール、避妊・去勢猫用
☆健康状態に合わせた種類
・子ねこ、成猫(成猫、肥満傾向猫)、 7・11・14歳以上の高齢猫、毛玉対策、室内猫用、避妊・去勢猫用(※それぞれ下部尿路対策の表記があります。)
2.ウェット
☆サイズと値段
・85g…¥86円から
☆種類
・ドライと同様(※シニアライト、シニアアドバンスド、インドアキャット、避妊・去勢猫用の缶詰はないようです。)
④サイエンスダイエット利用者の評価や体験談
☆良い評価
種類が豊富なため子猫からずっと利用している。同じシリーズのプロを使ってから更に調子が良くなったようにも感じる。
☆悪い評価
吐くことが多い、便の出が悪い、便が臭くなる、ニキビが出る、皮下脂肪・内臓脂肪がついた。
リニューアル回数が多くその度に食べなくなる。健康状態の変化には、フードを頻繁に変えると胃に負担がかかることや、フード変更直後は色々な体調変化が出やすいといったことが要因としてある可能性もあり、十分な確認・観察が必要です。
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⑤まとめ
値段の割には良い作りになっていますが、炭水化物もそれなりに使われているため、普段使いというよりはたまに与えるローテーションの一つ、もしくは他フードに混ぜて使っても良いフードだと思います。
同じシリーズに更に健康状態に特化したPROや療法食のプリスクリプション・ダイエットなどもあるため、猫の体質と相談して利用を検討するのが良いと思います。