メス猫は子供を身ごもるまで何度も苦しい発情時期を迎え、妊娠をしてしまったら、あっという間に子猫が生まれます。
猫の生理など身体の仕組みを猫の生理と発情期との関係は?避妊手術をするとどうなるの?
で書きましたが、猫が年間何匹の子供を生んでいくか知らないと大変なことになりますよ!
不幸な猫を減らすためにも早めに対処したいですよね。
しかし費用面で手術を躊躇される方いらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそういった方の不安を解消するべく雌ねこの避妊手術の費用、適切な手術時期、避妊費用を安くする方法についてまとめていきます!
①そもそも避妊手術って?行うべき?
避妊手術はメス猫が妊娠しなくなるようにする手術です。
メス猫は年に3~4回程の発情時期を迎え、1回の出産で6匹近くの子猫を産みます。
1年に何度でも妊娠する可能性があり、避妊をしていなければその都度子猫が生まれてきます。
猫の出産にまつわる疑問については、猫の出産回数や産む数は何匹?何歳まで子供を産めるのか?の記事で詳しく書いていますので、ご確認くださいね。
さまざまな負担が大きくなるため、何匹でも猫を飼育することが可能といった方は稀な方なのではないでしょうか。
毎回引き取り手を探すのも大変ですし、1匹だけでも生涯費用として80~130万円はかかります。
これらのことを考えると避妊をするメリットは高いです。
費用面だけでなく、ストレスを減らし病気を防ぐこともできます。
②猫避妊手術の費用や時期は?
<費用目安>
¥35,000円~(東京都の場合)
(※検査や、入院の必要性に応じて費用が変わる可能性があります。)
子宮蓄膿症などの病気が発症してから手術を行うと費用負担、猫の体への負担が大きくなる可能性があります。
<手術時期は?>
生後6か月齢から12ヵ月齢の間、もしくは体重が2kg~2.5kg以上になると手術を行っている病院が多いようです。
成長度合いによっては生後4か月齢で手術を行うこともあるため、手術した方が良いかかかりつけの獣医師に診断して頂くのが良いでしょう。
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③避妊手術費用の負担を少しでも安くするには?
<気になる動物病院へ費用や入院があるか等を確認しよう>
費用は検査や入院の必要性によって変わってきます。
気になる病院を見つけたら、費用、必要な検査、入院があるのか、日帰り可能なのか等細かい点を確認しておきましょう。
<助成金制度を利用する>
☆助成金制度とは?
飼い猫の支援額は、避妊でだいたい¥9,000円位です。
野良猫の場合は、\~25,000円とほぼ半額以上支援してもらえるようです。
1万円近くの支援があれば、避妊手術も行いやすくなりますね。
☆だれでも利用できる?
お住いの地域によって対応が異なります。そもそも飼い猫では助成金を受けられない場合もあります。
地域によって異なるため助成金の内容はしっかりと把握しておく必要があります。
【参考】ぜんこく犬猫助成金リスト
☆注意点
上の項目でも記載しましたが、助成金は飼い猫全てが利用できるものではありません。
また、野良猫の支援対策としての意味合いが強い支援対策でもあるため、そもそも助成金に対応していない地域もあります。
☆確認事項
助成金の対照か確認する場合には、以下のことを合わせて確認すると良いでしょう。
・助成金額はどの位か?
・猫の登録等必要な手続きがあるか?
④避妊手術は動物虐待にあたるのか
オス猫の去勢手術の記事、猫去勢手術の費用や時期は?動物虐待にあたるのか?でも書きましたが、猫の避妊去勢手術は単なる人間のエゴではないと思います。もちろん、むやみに手術をすればいいわけではありません。でも、猫が増え過ぎたりして人間社会の中で猫ちゃんが行きていけなくなるのも困ることになります。
飼い主としてしっかりと責任を持って対応してくださいね。
⑤まとめ
生まれてくる子猫の数や、子猫の将来を考えると、なるべく早めに避妊手術は行っておきたいですよね。
金額的に大きく感じがちですが、後々のことや猫の体のことを考えると決して高い金額とは言えないと思います。不幸な猫を減らすことはもちろん、飼い主として飼い猫を責任もって管理することは大切だと思います。
地域よっては助成金もあるため、対象かどうか確認した上でもれなく利用していきましょう!