猫の骨折は治療を長引かせないためにも早めの発見、早めの治療が何より大切です!
事故だけでなく年齢、健康、栄養状態の影響でも骨が折れる可能性があります。
骨折状態や骨折箇所、初期治療がどうだったかによって「治療費が高くなる!」なんて噂もあるため万が一のことを考えると不安になりますよね。
そんな不安を払拭するために、猫の骨折の判断方法やその症状、手術費用の目安や、自然治癒できるのかどうかなどの骨折全般の情報についてまとめていきたいと思います!
①猫の骨折の原因は?
猫の骨折には以下のような原因があります。
<外的要因>
交通事故、高所からの落下、物(ドア、人など)に衝突したもしくは負荷をかけられた(踏まれた、挟まった)、他の猫とケンカをした等。
<内的要因>
骨の栄養不足、骨の病気、運動のし過ぎ、肥満等。
②猫が骨折すると見られる症状
<猫の様子>
・痛みがあるため元気がない、動かずじっとしている。
・痛みがあるため触られるのを拒否する、嫌がる、怒る。
・骨折箇所を引きずる様子が見られる(歩き方がおかしい等)。
・食欲がなくなる。
・普段できていたことが急にできなくなる(歩けない、排泄できない等)。
<骨折箇所の状態>
・骨折した場所に腫れ、変形している様子がみられる。
<よくある骨折箇所>
・四肢、顎、しっぽ等。
③猫が骨折しているか判断する方法
上にあげた猫の様子、骨折箇所の状態を元に猫の状態をよく見てあげると良いでしょう。
普段から猫のしぐさ、歩きかたなどはしっかりと観察しておきましょう。猫ちゃんを抱くときやさすってあげるときにも、いろいろな場所を何気なくさわっていると概ね見逃すことはないハズです。
④猫の骨折の治療方法は?
☆病院ではどんな治療をするの?
<プレート法>
骨折場所の皮膚を切開し、直接骨にプレートを当てねじ止めする方法です。
骨を綺麗に戻すことができますが患部を切開するため体への負担は大きいです。
<創外固定法>
皮膚の上からネジ付きの金属製ピンを骨まで差し込み固定する方法です。
患部を大きく切開しないため体への負担は少なく治癒が早いが見栄えが悪い、金属ピンが外に出ているため安静にする必要があります。
<髄内ピン法>
骨髄にピンを通す方法です。
骨折場所を切開する場合としない場合があり、切開しない場合は回復も早いですが、ピンの強度が低いため骨折場所にギブスなども必要なようです。
<副士固定法>
ギブスで固定する方法になります。
生後1歳未満の回復力が高い猫であればより効果的であり、1歳以上の猫には向きません。
ただし元通り綺麗に骨を戻すことができない方法となります。
☆猫が骨折した場合の手術費用の目安は?
比較的軽度の骨折の場合は約4~10万円程、重症の場合には50万円近くかかる場合もあるそうです。
手術の場合は入院費などの諸経費も加算されるためこういった高額の治療費が必要になってくるのかもしれませんね。
ペット保険に入っておけば不慮の事故による突然の出費を少しでも抑えることができます!
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☆自然治癒はできるの?
病院での適切な治療を行ってから猫の回復力で自然治癒させるのが基本です。
骨折してからそのまま放置、自然治癒をさせると骨が不自然にくっついてしまったり、その結果骨折しやすくなったり別な健康問題を発生させてしまうことや、最悪の場合骨折の悪化、再治療を招きます。
骨折は早い段階で行う一番最初の適切な治療が何よりも大切です!
⑤まとめ
なんだかいつもと違うな?普段と動きが違う、触られるのも嫌がるなんてことがあったら骨折していないか様子をよく見てあげてくださいね。
少しでも気になる様子があれば早めに病院へ連れて行ってあげたいですね!