猫の背中にかさぶたやフケは皮膚病?原因と予防や対策は?

背中をかゆがっているいる姿を見たことはありませんか。

背中に床になすりつけていますよね。

よく見ると猫の背中にふけやかさぶたがあったりします。

これは皮膚病なのでしょうか。

猫が背中を痒がる原因や、予防法や対策について解説していきます!

①背中が痒いサイン

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・地面をゴロゴロする

・脚で首の後ろを掻く

・口で背中を噛んでいる

・横になっている時に背中がビクッビクッとする

普段の生活でも良くある行動ですがあまりにも頻繁に掻き、必死に掻いている場合は病気の可能性が高いので病院へ行くことをおススメします。

掻く行動に現れませんが、猫がイライラしている時も痒いときによくみられます。

②猫の背中やしっぽにかさぶたやフケがある原因

猫の背中にかさぶたがある場合次の皮膚病を疑ってください。ノミが発生している可能性もありますね。

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<日光皮膚炎>

紫外線を浴びすぎることにより黒いかさぶたが出来ます。

日光皮膚炎が発症したまま放置してしまうと扁平上皮ガンになるため早期発見できるよう心がけて下さい。

<疥癬>

猫ヒゼンダニの寄生が原因の病気です。

かさぶた、フケ、脱毛、発疹の症状が現れ激しいかゆみを伴います。感染力が強く感染した猫に触れたり同じブラシを使うとすぐに感染します。

<粟粒性皮膚炎>

粟の実くらいの大きさのかさぶたが症状として現れます。皮膚がただれたり、出血を伴うこともあります。

この病気の原因はまだはっきりと分かっていないのですがノミアレルギーから発症するという説が多く言われています。

<爪ダニ>

ネコツメダニというダニが寄生する事により発症する病気です。

かさぶたや痒みの他に、フケが出る・皮膚がただれるなどの症状も現れます。感染経路は様々で、感染源となる動物との接触(犬やウサギ)やハエ、ノミ、シラミなどの虫からも感染する事があります。

<糸状細菌症>

真菌(カビ)が寄生する事で発症する病気です。

感染するとかさぶたの他に円形状の脱毛やフケも見られます。糸状細菌症を発症している猫から感染します。

感染している猫は隔離して他の猫に移らない様にしましょう。

人間にも感染する可能性がある病気です。幸い人の皮膚上で繁殖できないので症状が現れるのは一時的ですが、猫が感染していたら注意してください。

③猫の背中のかさぶたはとっても良いのか?

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かさぶたを見つけるとどうしても取りたくなってしまいませんか?

撫でる時に手に当たると無意識にプチッとしてしまいそうですよね。無理にかさぶたを取ってしまうとそこから菌が入り別の感染症になってしまいます。

飼い主は絶対かさぶたを取らず病院で適切な治療をしていただくようにして下さい。

取れてしまった場合は仕方ないのでサンプルとしてそのかさぶたを持って病院に行きましょう。

④治療方法

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病気により治療方法は変わってきます。

<日光皮膚炎>

抗炎症剤、抗生物質の投与で治療していきます。

日光皮膚炎が悪化し扁平上皮ガンになってしまうと幹部を切除する手術が必要になります。

<疥癬>

ダニ駆除剤の投与、抗生物質の投与。完治が分かりにくいので症状が治まっても全てのダニが死ぬまで根気よく治療していきましょう。

中途半端に治療を終わるとダニが残っているので再発してしまいます。

<粟粒性皮膚炎>

粟粒性皮膚炎に効く特定の治療方法がありません。発症している症状に合わせた治療を行います。

<爪ダニ>

爪ダニを駆除するための注射を打つ、体に粉末の殺虫剤を振り掛けシャンプーを行います。治療が長くかかる病気で完治まで1ヶ月は掛かると考えておいてください。

<糸状細菌症>

抗真菌薬を飲むか塗る、薬浴をすることにより治療していきます。治療を行いやすい様に毛を刈ることもありますので覚えておきましょう。

⑤猫の背中のかゆみ予防と対策

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どの病気も共通して言えることが4つあります。

「猫の体を清潔に保つ」

定期的なシャンプーを行って下さい。

「猫の生活環境を清潔に保つ」

ダニや菌が繁殖しないように部屋を綺麗に保って下さい。

「外から病原菌を持ち込まない」

外出先から帰ったら必ず手洗いを行ってください。

「感染した猫は隔離する」

感染した猫が他の猫に移さないよう感知するまで隔離して下さい。人が病気を予防するときと同じことが猫でも言えます。

面倒くさがらず大切な猫が苦しまないように常日頃から注意してあげて下さい。

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⑥まとめ

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猫の皮膚病は早期発見、早期治療がカギとなります。

猫が痒がっていたり、いつもよりイライラしていると感じたらすぐに猫の皮膚状態を見て病院へ連れて行くようにして下さい。

早期治療で猫の負担がグッと減ります。

中には人にも感染する場合もあります。皮膚の痒みが現れた時に猫から感染した可能性がある事も頭に入れておくようにしてください。

猫も人も健康な状態でいられるよう飼い主は日々の予防を大切にしていきましょう。

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