猫アレルギー、掃除、猫の健康管理、と考える事が結構ある猫の毛のお手入れ。
お手入れに手間があまりかからないタイプを選択し手間を省くのも1つの手です。
毛が抜けない、毛がない猫はいるのか?
いるとしたらどんな種類なのか?
本当に掃除しなくても大丈夫なのか?それぞれ紹介していきます。
①抜け毛に困らない猫って?
「猫を飼っている人は衣類が毛だらけになる」なんて印象を持たれがちな猫の毛ですが、すべての種類がそうとも限らないのです。
また毛の長さ(長毛、短毛種)、量によっても違うと思われがちですがそうではありません。長毛種でもシングルコートを持つ猫であれば抜けにくいのです。
②「シングルコート」って?
☆どんな毛質?
シングルコートを持つタイプの猫は暑い地域を原産とする猫が多いようです。
猫の被毛タイプは毛の構造の違いによってシングルコート、ダブルコートのみ。
ダブルコートは名前の通りアンダーコート(下毛)、オーバーコート(上毛)が同じ位の量で重なっており、また換毛期もあるため抜け毛が多くなりがちです。
☆シングルコートを持つ種類は?
またシングルコートではありませんが、スコティッシュフォールド、マンチカン、アメリカンワイヤーヘア、マンクス、ロシアンブルーなどは毛の抜けにくい猫として知られています。
☆掃除はいらない?
まったく毛が抜けないわけではありませんので、自然と落ちた毛などは掃除をする必要があります。
ただし一般的な猫に比べ年間を通した抜け毛の量は大分少なく、種類によっては必要な毛まで取り除いてしまう事を防ぐためにほぼブラッシングを必要としない猫もいるようです。
③「毛のない猫」って?
☆どんな猫?
ヘアレスキャットといわれる無毛の猫です。
気候の変化に弱く、表面に皮脂が溜まりやすくなるためこまめな皮膚のお手入れが必要になってきます。
☆毛のない種類は?
(ただしドンスコイのように時期によって体の一部に毛が生えるが抜ける猫もいる)。
☆掃除はいらない?
抜け毛の掃除はいりません。
③どっちがおすすめ?
好みによって変わってくるかと思いますが、猫を飼いなれていない人が選ぶとしたら毛が抜けにくい方の猫を選ぶのが良いと思います。
毛が抜けにくい方が単純にお手入れの手間を減らしてくれるからです。
毛のない猫は皮膚への刺激を考えないといけないので、初心者にはやや難しいかもしれません。
④おススメの毛が抜けにくい猫
☆デボンレックス
抜け毛がほぼ少なくお手入れが楽な短毛種の猫であり、緩くカールした珍しい被毛が特徴的です。
声は小さいが活発で遊ぶのが大好きです。
☆ターキッシュアンゴラ
ターキッシュアンゴラの値段や性格と飼い方は?白オッドアイは国宝級?
抜け毛が少なくお手入れが楽な長毛種の猫であり、白くふわふわした毛並み、ブルーやオッドアイの瞳を持つタイプはとても印象的です。
しつけのしやすい性格がありますが、神経質な面もあります。
☆メインクーン
抜け毛が少なくお手入れが楽な長毛種の猫であり、大きな体と穏やかな性格を持ちます。
身体が大きいと抜け毛も多そうというイメージを覆してくれる猫です。
⑤まとめ
毛が抜けにくい猫、毛がない猫がそれなりに存在していることがお分かりいただけたかと思います。
ただし完全に抜け毛もしくはお手入れの手間を省くことはできません。
ある程度の手間は必要であることを考慮し、より手間がかかりにくい猫について考えていきたいですね!