メインクーンはかなり大きな猫の種類になりますね。
アメリカで生まれてメインクーンはもっとも古い猫種と言われています。
ヨーロッパの長毛を持つ猫とアメリカの短毛の猫を交配して出来た猫です。
1600年代ネズミ捕りをするワーキングキャットとして重宝され、1860年代では、メインクーンとしてキャットショーへお披露目。
1950年代には、メインクーン協会を設立し、1985年には、CFA(CFAジャパンリジョン)の猫種として認定。
ここ何十年かでメインクーンは、不動の人気を得ました。
メインクーンの特徴や性格は?
飼い方の注意点は?
値段はどのくらい?
大きさや体重や病気などについても解説していきましょう!
1 メインクーンの特徴
1-1 体長
大きさは、100cm前後。
123cmとギネス記録された大きい猫もいます。
1-2 体重
オスが6~8kg、メスが4~6kgです。
アメリカに住む「Mymains Stewart Gilligan」という名前のメインクーンが10kgくらいまで成長しました。
ギネス記録では15.8kgです。
米10kg+米5kgですよ。かなり重いですね。
1-3 体型
体つきは、太くガッシリとしていて筋肉質。肩幅が広く頭の形も幅広で、丸みに近いくさび型。
しっぽも長い毛で覆われていて、たぬきに似た形をしています。
脚は、やや太めでしっぽの付け根が幅広い。
1-4 毛
フサフサとした毛で、長毛種。
シルクのような滑らかな肌触りで触るととても気持ちがいいですね。分厚い毛で覆われていまので、耐水性があります。
特に首回りと腹部には、長い毛がフサフサと生えていますので、撫でると気持ちが癒されます。
しかも、長い毛でありながら抜け毛が少ないのです。お手入れが簡単ですね。
1-5 目の色
「ブルー」「グリーン」「ゴールド」「カッパー」「オッドアイ」があります。
ちなみにオッドアイは、左右目の色が違います。神秘的な目をしていてかなり人気があります。
1-6 寿命
大体14年前後で、長生きする猫です。
体調管理をうまくバランスを取ることによって長寿猫になったら、ギネスに載るかもしれませんね。
2 メインクーンの性格
2-1 温和でやさしい
人になつきやすく、賢い猫で、対等の関係を求めてきます。
学習の覚えも早く、環境適応や協調性も対応しています。小さい子供や犬とも仲良く暮らせます。
特にひとりくらしの飼い主さんの話し相手にはかなりいいと思いますね。安心感を与えてくれます。
2-2 オスとメスでは?
オスはかなり甘えん坊さんですね。
メスは、逆に独立心が旺盛。これがまた魅力ですよね。
3 メインクーンの病気
3-1 肥大性心筋症
オスと中年以降の年代に発症しやすいですね。
病状としては、後ろ足の麻痺。時には、心不全や突然死など起こる可能性があります。
3-2 遺伝的な病気
脊髄性筋萎縮症と多発性囊胞腎があります。
前者では、脊髄の神経が委縮してしまう病気で、生後3~4ヶ月で発症すると言われています。
後者では、今の医療では治すことができない病気です。遺伝子検査で見つけることができます。
4 メインクーンの購入方法と値段は?
4-1 ペットショップ
お近くにペットショップがあったなら、さっそく行ってみましょう。
実物の猫を確認することができますし、グッズなどを相談して一括で購入することもできます。全国から取り寄せもできます。
だたし、子猫の場合は、早いうちから親や兄弟から引き離されていることで、情緒不安定なところがあります。
また、感染症の疑いもありますから、店員さんの中でも、ペットに関する専門の人に聞いてみましょう。
価格は、10~15万円です。
4-2 ブリーダー
ブリーダーは、直接仕入れみたいなものですので、体と心を養った子猫を迎えることができます。
全国でメインクーンを探す場合は、現地での猫の確認をしましょう。ブリーダーとの相性も確認ができます。
ブリーダーと仲良くなることで質問、飼育などの悩みなどを相談することができます。
中間業者が入らないので、価格はおよそ10万円前後です。
ただし、諸費用(送料、ワクチン接種など)は別料金なのでブリーダーに聞いてみましょう。
4-3 里親
里親での純血種を探すのは至難の技です。個体自体は、無料です。
交通費やワクチン代や去勢・避妊費用など諸費用はかかります。
5千円~3万円くらいです。
里親サイトなどを比べてみて、探してみましょう。
4-4 価格は種類で変動する
ブリードタイプ(血統書付や理想の形の猫)では20~25万円。
体型や性別、特にオスよりもメスのほうが高額です。
比較的小柄と顔立ちがかわいいと評判です。好みもありますが、毛並も重要です。価格が変動します。
5 飼い方
5-1 1日のエサの量・与える回数
エサの量は、1歳未満: 体重×100~200kcal、1歳以上: 体重×80kcal。
幼猫期 1日3~4回に分けて与えてあげます。
生後1年を過ぎたら、1日に体重×80kcalの量を2回に分けて与えます。
カロリーをしっかりと計算をして食事を与えるようにしないと「肥満」や「糖尿病」の危険性が出てきます。
猫の中で大きなメインクーンです。
太り過ぎて、歩けなくなったら大変です。日頃の運動量を増やしたりして、肥満や糖尿病対策をしておきましょう。
また、大食いで手間や食費が他の猫よりかかるのでその点は、注意が必要です。
5-2 しつけはしやすいか?
賢い猫なので、しつけは簡単にスムーズにいきます。
しつけをする際は、猫の性格に合わせてしましょうね。いくら知能が高い猫でも、嫌われたらしつけどころではありません。
メインクーンは爪とぎが好きです。猫が住んでいるところは、全部爪とぎを用意しておきます。
爪とぎの場所をしっかりと覚えさせましょう。できれば、幼猫から爪とぎを覚えさせるといいですね。
また、ソファや家具などどこでも爪とぎをしてしまいます。匂いのきついスプレーをかけて保護します。
5-3 住みやすい環境つくり
体が大きいので、十分な場所を確保します。
のびのびとストレスのない生活ができるスペースを提供しましょう。
また、トイレや外出用キャリーバッグなどのグッズは大きいサイズでまとめます。抱っこ用のスリングバッグを用意します。
まとめ
メインクーンは、猫の王様。
メインクーンは、大きい体で毛もフサフサしています。しかも、高貴な印象も与えますから、とても優雅ですね。
交配でできたにもかかわらず人気を得ています。体は大きいが心はやさしいです。
ですから、飼う時は対等にメインクーンの品を持たせてけっして愛玩のように扱わないでください。
メインクーンの尊厳を持って、接してくださいね。
そうしたら、きっとメインクーンは飼い主を一生の友として迎えるでしょう。