猫はいつもお魚を噛みついているイメージがありますね。
ですが、飼い猫は人間が食べるものも気になるわけで、横に座っておねだりをしてきたりします。
猫に食事を狙われたことありませんか?
猫の好きな食べ物や嫌いなものは?危険性は?
猫にあげてはいけない食べ物はあるのでしょうか。
1 猫の好きな食べ物
1-1 猫は肉食動物
猫は見た目、雑食動物だと思われがちですが、本来は肉食動物です。
植物関係の栄養素などは、ほとんどが吸収できない体になっています。また、炭水化物も栄養を取ることができません。
タンパク質・カルシウム・ビタミンなどの良質な栄養素が必要です。
1-2 生後3か月から好みが出てくる
日本では、主に魚が主食ですね。欧米だと肉になります。環境や飼い主の好みで変化します。この場合は、猫の成長に合わせて健康管理して与えましょうね。
1-3 魚は?
猫=魚という感じが多いと思います。サザエさんの歌にもありますね。
魚でもいろいろと種類があります。その中でマグロ・カツオが人気ですね。グルメ猫なら、他の魚を食べさせるのもいいですね。赤身か白身かで意見が分れると思いますが、ここは猫の好みで判断しましょう。
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1-4 肉は?
鶏のササミが大好きですね。ほか、牛・豚で中には羊・馬・うさぎの肉でできた加工肉もあります。猫の好みで予算にあう肉を提供しましょうね。
1-5 チーズも好き
チーズ好きな猫がいます。母猫の母乳の味が忘れられないでしょうね。おやつ的な感じです。フードの中にチーズが入っています。肉や魚といっしょに摂取するといいですね。
2 猫の嫌いな食べ物は?
2-1 柑橘系
みかんなどのすっぱい系ですね。お酢も嫌いですね。酸味が強いものはダメです。
2-2 臭いがきつい
青臭い植物や葉物野菜が嫌いです。猫の嗅覚は、かなり敏感です。気を付けましょう。
2-3 刺激の強い
香辛料・辛い物・刺激物も嫌いですね。塩もそうですね。
3 猫に食べさせてはいけないものとは?
ここはしっかりと押さえておきましょう。場合によっては、命の危険もありますので。どんな食べ物が危険なのでしょうか。
3-1 人間用の食べもの
人間が食べているものは、ほとんど塩分量が多く作られています。鰹節でもマグネシウムが多いので、あんまり与えてはいけません。
3-2 ねぎ類(たまねぎ・長ネギなど)
とても危険な食べ物です。ネギにはアリルプロピルジスルファイドという成分が入っています。猫の赤血球を破壊します。貧血・血尿・胃腸に悪影響を与えます。食べさせると、死んでしまう可能性があります。ニンニク、ミョウガ、ニラも関係ありますね。
ユリ科はネギ類です。チューリップなどの植物を置かないようにしましょう。
誤って食べてしまうかもしれません。
3-3 カカオやチョコレート関係
デオブロミンという成分がカカオ(チョコレート)の中に入っています。不整脈やけいれん・嘔吐などを引き起こす元である中枢神経がやられてしまいます。死に至ることもありますので、絶対に上げないように。
また、ブドウ、レーズンの中にも、デオブロミンが入っています。
3-4 アボカド
アボカドに含まれるペルジンという成分が悪さをします。この成分は、果実、葉、種子に含まれています。嘔吐や下痢を起こす元となります。
3-5 アワビ、サザエなどの貝類
主に、生食はいけません。痒み・耳の周辺に腫れたりします。その部分が壊死する場合があります。
加熱をすれば問題はなくなりますが、極力与えないようにした方がいいですね。
3-6 生魚・生イカ・生タコ
魚類が好きだと言われても、さずがに、生はいけません。ビタミンを分解する酵素が猫の体内にあり、ビタミンが失われてしまいます。
非加熱の甲殻も同じ酵素が入っています。刺身などもある程度は気を付けましょう。
3-7 生の豚肉
キソプラズマと呼ばれる寄生虫が生の豚肉に入っている場合があります。体に入ると体重の減少や下痢を起こす原因となります。
3-8 牛乳・たまご
特に、子猫に与える場合が多いですよね。下痢を起こすことがあります。
少しなら、問題はありませんが、それでも、下痢など病状が出るようであれば、飲ませることは、中止してください。
どうしても牛乳を飲ませたいと思うのでしたら、猫用を購入しましょう。
たまごの中の卵白も危険です。アビシンというタンパク質が猫にあいません。
3-9 アルコール
与えることは、まずないと思いますが、ほんの少しでも与えただけで、痙攣・下痢・嘔吐などの病状が出てきます。絶対に与えないようにしましょう。
3-10 アイスクリーム
猫にアイスをあげると突然白目をむくことがあります。「ブレインフリーズ」と呼ばれる現象。冷たいものを食べるとアタマがキーンとなって苦しんだことがありますよね。それと同じことが猫にも怒るのです。
Im not gonna lie its bern a pretty rough morning. so to cheer myself up heres a cat getting brain freeze pic.twitter.com/ll7ZVeP7tT
— Andrew Boyd (@AndrewBoyd3) June 24, 2016
イギリスの猫保護団体『Cats Protection』は、「猫にはアイスクリームだけでなく、乳製品は与えない方がいい。高カロリーだけでなく、約3分の一の猫が牛乳を受け付けられないので体調を崩す恐れがある」と話しているそうだ。
4 キャットフードはどうか?
4-1 キャットフードとは?
猫の栄養バランスを考えた猫専用のフードです。魚用、肉用と分れています。栄養バランスを考えたフードです。
ただし、日本以外での猫が住んでいる所では、キャットフードの味つけが変わります。環境によって作りが違うのですね。
4-2 ドライフードとウェットフード
ドライフードは乾燥したものです。賞味期限が長く夏の季節は痛むことがあまりありません。
ウェットフードは、湿り気のあるフードです。長持ちしません。猫缶が有名ですね。
比べると予算的にはドライフードがお勧めです。ただし、ドライフードを決める際は品質の良いものを選びます。
4-3 有害な原材料が入っていないか?
キャットフードはかなり安いものが出回っています。ここで、見てほしいのは人間でも食べたら体を害するような肉が入っていないか?
家禽ミート・ミートミール・肉の副産物や魚の副産物というような名前でまとめられているものはあまりおススメしません。
4-4 添加物も危険!
ドライフードは、長持ちするのでとても重宝しますが、中には、有害な添加物が入っていることがあります。香料・着色料、pH調整剤の名前が書いてあったら購入を止めましょう。
天然成分(ローズマリーや緑茶の抽出物など)での、酸化防止剤はいいですが、没食子酸プロピル・BHA・BHTなどの酸化防止剤はとても有害です。
4-5 とうもろこしや小麦などの穀物もNG
原材料でとうもろこしや小麦など書かれていたら、NGです。基本、穀物は猫にとって消化することができません。内臓に負担をかけてしまいます。
グレインフリーという穀物が入っていないものがお勧めです。
4-6 国産か?外国産か?
外国産のキャットフードが本命ですね。理由は、外国産の方が、より厳格な安全基準やこだわりを持っています。国産も品質のよいフードがありますが、外国産以上のものは生産されていない傾向にあります。
ですから、なんでもかんでも国産がよいという考えはペットの世界では通用しないようです。
4-7 安いものや鮮度・賞味期限が長すぎるのも・・・
目安として、ドライフードは1ヶ月くらい。ウェットフードは開封から1〜2日くらいで食べきれる量を買うこと。
賞味期限が1ヶ月以上書いてあったりしたら、保存料など添加物が入っている場合があります。しっかりと確認しましょう。
5 食事の管理はしっかりとする
5-1 食事のしつけをちゃんとする
猫用のキャットフードで食事をする場合もそうですが、ちゃんと食事のしつけをしましょう。猫のエサはいろいろとあります。高級なエサを与えてしまったら、もうほかのものは口にしなくなります。
時に、人間が食べているものを狙うことがあります。その時、与えてしまったらまた催促すようになります。たとえ、それが有害であってもです。
人間と猫とで食べ物が違うというしつけを日頃から行うことです。
5-2 猫は、食材の温度に敏感
猫は、食事の成分も気にしますが、温度にも敏感です。食材の温度は24℃~25℃くらいです。常温が好きなのです。ですから、エサの保存は常温できる所で保管します。
まとめ
猫の好き嫌いを知って、よい食事を与えましょう。
飼い主の都合でエサを与えるのではなく猫の体調や好みと予算を考えてから与えましょう。
猫が喜んで食べるから与えるというのはよくありません。
人間ンも好きな物ばかりを食べていたら病気になりますね。
しっかりと猫を飼う以上責任を持ってお世話していきましょう。
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