毛がなくむき出しの柔らかそうな肌が特徴的な猫「バンビーノ」、永久に赤ちゃん猫だとも言われるバンビーノはどういった性格なのか、その特徴的な見た目や、飼い方、値段についてご紹介します。
①猫バンビーノはどんな猫?
無毛種のスフィンクスと短足のマンチカンを人工交配して生まれた無毛の小さな猫がバンビーノです。
アメリカのキャッテリ「HolyMoly」のオーナーであるオズボーン夫妻が、譲り受けた猫の品種登録申請をし、繁殖を開始したことが始まりです。
2006年にTICAに実験的品種として登録され、現在は希少猫種登録機関REFRにも登録されています。
「バンビーノ」はイタリア語で「赤ちゃん」という意味を持ち、名が表す通り生涯毛がほぼ生えることなく(産毛程度である)赤ちゃんの様な柔らかな肌をもち続けます。
②猫バンビーノの体形や見た目の特徴
くさび型の小さな頭に大きな耳、レモン型の目、突き出た頬骨、スクエア型の鼻、平らな額をもちます。
全体的にスリムではありますが筋肉質な体形に短い足をもち、お腹周りは少しぽっちゃり、長いしっぽは先に向かって細くなっています。
産毛程度が生える肌は表面に多くのしわがあり、桃やセーム革のような柔らかな質感と、ピンク、ブラック、ホワイトの色を持ちます。
眠っている姿を見ると本当に人間の赤ん坊が眠っているような不思議な見た目を持ちます。
③猫バンビーノの平均体重
約2.4~4.0kgです。
3.5~4.5kg程である一般的な猫と比べて一回り小さくなっています。
ほぼ小さいサイズだと2ℓの飲料水程度、大きいサイズでMサイズのスイカ一個分位の重さという所でしょうか。
④猫バンビーノの平均寿命
交配元のマンチカンが約12年、スフィンクスが12~14歳であるため、おおよその目安として約14年位ではないかといわれています。
一般的な猫で15年、大切に扱うことでもっと長生きしてくれるでしょう。
⑤猫バンビーノの性格
明るい、人懐こい、社交的で人見知りをしない、運動が好き、活発、やんちゃといった性格を持ちます。
マンチカンとスフィンクスの明るく人懐こい性格を引き継ぎ、更に飼いやすい猫となっています。
⑥猫バンビーノの値段や入手方法
ブリーダーやペットショップで取り扱いがあるか確認してみるのが良いでしょう。
マンチカンやスフィンクスはペットショップ価格だと20~25万円、ブリーダー価格だと25~35万円程であるため、値段の目安としては20~35万円位と考えても良いかもしれません。
⑦猫バンビーノの飼い方
☆生活環境
活発に遊べる空間や遊具、おもちゃを用意し、自由に遊べる様に配慮してあげると良いでしょう。
皮膚がむき出しのため、ふとした瞬間にケガをしてしまわないよう遊具の尖っている部分や、ひっかかりへ対処したり、カーペットなどで床を保護するのも良いと思います。
☆お手入れ方法
皮脂が体に溜まりやすいため皮膚のお手入れが大切です。
寒い日にはキャットウェアなどで防寒、暑い日には直射日光が当たらないようにする工夫をしましょう。
週に数回は温かいタオルなどで体を拭き、月に1回程度の定期的なシャンプーでしわの間に溜まった皮脂をしっかりと取り除いてあげましょう。
☆かかりやすい病気
皮膚の特徴から寒さと直射日光に弱く皮膚病にかかりやすいです。
日焼け止め、防寒、皮脂の適切な除去を心がけてあげることで病気を防ぎましょう。
また一般的な猫がかかりやすい泌尿器やストレス性の病気にも気を配ってあげるのが良いでしょう。
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⑧まとめ
か弱い見た目の割に活発なため、ついついとても大切に扱ってしまいそうになる猫です。
他の動物と一緒に飼う場合はケガなどしないように生活環境への配慮が大切になってくるかもしれないですね。