皆さんはクリリアンボブテイルという猫をご存知でしょうか？
かなり希少な猫だと言われています。
では、クリリアンボブテイルの値段や性格・飼い方やしっぽの特徴などお話したいと思います。
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1 クリリアンボブテイルの歴史
1-1 原産
クリリアンボブテイルはロシア原産の猫です。
別名クリルアイランド・ボブテイルと言います。
クリルアイランドは、どこの島かと言いますと北海道の北・北方四島の択捉（えとろふ）島及び、オホーツク海を北へ上り、カムチャツカ半島までの島々と樺太半島の一部を合わせた総称となります。
その地に200年以上前からいる猫です。クリリアンボブテイルは中央ロシアまで行動範囲が広がって伝わったと言われています。
1-2 登録団体
1995年、猫の血統登録団体であるWCFに登録され、2015年には、アメリカの登録団体TICAに登録。登録されるまでのクリリアンボブテイルは、アメリカではまだ知られてはなかったようです。
2 クリリアンボブテイルの特徴
2-1 体格
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セミコビータイプで体全体は筋肉質で覆われていて、とてもがっちりしています。
後ろ足がやや長く、背中がアーチ状のようになっていて、見た目マンクスだと勘違いしてしまいます。
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2-2 毛・色
毛の長さは、短・長と2種類があります。
毛がセミロングの場合はクリリアンボブテイル・ロングヘアーと名前がついています。
色は、ブラック・ブルー・シナモン・フォーン・チョコレートなどの単色やバイカラー（白との組み合わせ）、トータシェル（鼈甲柄）、シルバータビーがあります。
2-3 目・色
目は丸くて大きく、つり上がった形をしています。色は、バイカラーやブルーまたはオッドアイ（左右の色が違う）・バン（目の周りに色がつく）、ハーレクイン（バンとバイカラーの間）があります。
2-4 しっぽ
最大の特徴はしっぽが短いこと、しかもすこしねじれています。
また、ポンポンのように見えますので、ポンポンテイルとも呼ばれています。丸っこくって、フワフワしていますよ。
しっぽが短い猫として有名なジャパニーズ・ボブテイルがあります。遺伝子的にクリリアンボブテイルと似ているようですが、まったくの別猫として分けられています。
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2-5 平均体重・平均寿命
平均体重は、オスで4kg～8kgとかなりの大柄です。メスは、3kg～6kgです。
平均寿命は12歳～15歳で、一般的な猫と同じくらいですね。
3 クリリアンボブテイルの性格
クリリアンボブテイルはとても賢く家族を大事する社交的な猫です。酷寒の地で生活をしていたので、その場の環境にも適応能力も十分に備わっています。
ロシアの厳しい自然条件の中で、狼のように集団で狩りをして、うさぎなどを捉まえたりします。
ネズミ狩りも得意ですね。農家や家庭では番犬ならぬ、番猫として一家に1匹。かならずクリリアンボブテイルが飼われているそうです！
4 クリリアンボブテイルの値段や購入方法
4-1国内では入手困難
ロシア猫なので、国内では入手困難です。日本でのブリーダーは、いないようですね。猫専用の輸入代行業者などに問い合わせてみましょう。ただし、英語かロシア語での取引となる可能性があります。
諸費用もかかります。例えば、運搬費やワクチン代などをあわせた金額となりますので、十分に考えてから購入の準備をしましょう。
4-2 ペットショップでは？
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ペットショップで猫専用の輸入代行業者などから輸入してもらい、購入をするという方法があります。
値段としては、20万～25万円。純血種であれば25万～30万円です。
5 クリリアンボブテイルの飼い方
5-1 運動や食事
ロシアで鍛えた体です。狩りも得意なので運動量は、他の猫に比べてかなりあります。運動不足にならないように、キャットタワーや猫じゃらしで遊ぶ空間を作ってあげましょう。
高タンパク・高カロリーを与えましょう。ただし、体ががっちりしているため、太りやすくなっています。体重管理を怠らないようにしてください。
5-2 ブラッシング・シャンプー
長毛種は、週２回。短毛種は、週1回のブラッシングでいいですね。毛先があまり絡まないので、簡単にできます。
一般的な猫よりもクリリアンボブテイルは水を怖がりませんので、シャンプーも大丈夫です。
5-3 病気について
クリリアンボブテイルは自然猫なので、人工的な交配での遺伝子疾患がありません。いたって健康な猫です。
ただし、毛が多いため日本の暑さに弱い面があります。夏はエアコンで部屋の温度を28〜29℃くらいに設定しておくといいですね。
毛球症対策のため、猫草を用意しておくとよいですね。毛球症とは、猫が毛を舐める時に胃の中へ毛が入ってしまい、塊になることをいいます。
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5-4 意外にもイクメン猫
通常メス猫が育児をすることが多いのですが、このクリリアンボブテイルのオスは、メスと同じように育児をします。
酷寒の地での繁殖期が年1回と厳しく、しかも、子猫が2～3匹しか生まれません。その中での育児をするわけですから、オスが我が子やメス猫とともに育児を手伝うのは自然の成り行きだと思います。
まとめ
クリリアンボブテイルは、酷寒の地で厳しい自然の中で生きてきたので、環境の変化にも強くたくましい猫です。
ちじれたしっぽも愛らしく、それでいて狩りや家族愛、人間との共生などの社会面も対応できますね。
なかなか日本では見かけることができませんが、夢が叶うなら飼いたい猫の１種ですね！
