猫にも人間同様、美味しくて身体にいいものを与えたいと飼い主なら思いますよね。
しかし、「普段与えてるキャットフードはとても喜んで食べてるけど身体にいいかは分からない」など何を基準にキャットフードを選べばいいのか分からないのも事実。
そこで、猫にとって安全で身体にもお口にも嬉しいキャットフードを探っていきましょう。
猫にとっていい食事とは
皆さんご存知の通り、ライオンなど猫科は肉食動物ですよね。
そう、猫にとっても肉や魚などの動物性たんぱく質がとても大切なんです。
一方、猫は腸が短く、穀物は消化が悪いため苦手とします。
また炭水化物も多くを必要とせず、与えすぎると肥満の原因にもなってしまいます。
猫にとっていい食事とは、高たんぱく低カロリーで穀物不使用のものなのです。
もちろん、人間と同じ生き物ですから着色料・保存料などの人工添加物がいいわけありません。
無添加にもこだわりたいですね。
世の中に出回っている商品の落とし穴!
スーパーなどで手に入りやすいキャットフードは一体何から作られているかご存知ですか?
猫にとって動物性たんぱく質が大切とお話ししましたが、それだけでは「猫にとって安全」とは言えません。
何故かと言うと、キャットフードによく使われている「家禽(かきん)ミール」や「ミートミール」などは「4D(Dead:亡骸、Diseased:病気、Dying:亡くなる寸前、Disabled:障害のある)ミート」である可能性を含んでいるのです。
「ミール」とは「細かくひき割ったもの」という意味なので必ずしも粗悪なものというわけではありません。
しかし、食用として流通されない廃棄レベルの糞尿、くちばし、爪、骨、くず肉などを細かくすり潰し、「ミール」もしくは「副産物」と表記してキャットフードに利用していることもあるのです。
そのような表記があった場合には、私たち人間が食べるに値するものなのか確認した方が良さそうです。
カナガンの評判は?良い商品?
ここまで説明してきたことを踏まえると、猫にとっていい食事とは、「安全な動物性たんぱく質」が豊富で「穀物不使用」「低カロリー」「添加物不使用」のものと言えそうです。
ランキングなどで常に上位に入るイギリス産のキャットフード「カナガン」はどうなのでしょうか?
カナガンの原材料
乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%とチキンだけで6割も占めてます。
チキンは消化が良く、高たんぱく低カロリーなので猫にピッタリな食材ですね。
さらに続くのは、サツマイモ、ジャガイモ。
必要最低限の炭水化物は穀物ではなくイモ類から摂取するため、消化の面でも安心です。
その他、ミネラルやビタミン、野菜などが入っているので、猫にとって必要な栄養素がバランス良く摂れます。
もちろん人口添加物不使用。
品質管理の基準も高く、人間でも食べられるものだけで作られているので総合的に安全と言えそうです。
カナガン以外、その他おすすめは?
カナガンは動物性たんぱく質を主にチキンから摂取することになるので、チキンアレルギーの猫ちゃんは残念ながら食べられませんよね。
そこでオススメなのが「シンプリーキャットフード」です。
シンプリーキャットフードは穀物不使用というわけではありませんが、それでもサーモンを50%以上使用しているため栄養をバランスよく摂れます。
品質管理も高い基準で行われているため、安心して与えられますね。
まとめ
皆さんは漠然と「国産が安全安心」という風に考えていませんでしたか?
私は正直そうでした。
しかし、調べれば調べるほど「国産」「無添加」というだけで安全と言い切れるわけではないと分かってきました。
猫にとってどういった栄養が必要なのか、どのような栄養バランスのキャットフードを与えるべきなのかを私たち飼い主が調べたうえで、きちんと原材料やカロリーなどから選んであげたいですね。