脱毛というとストレスで毛が抜けるというイメージがありますが、猫にとってはどんな意味があるのでしょうか。
抜け毛、脱毛、ハゲそれらの状態によって猫の健康状態も変わってきますよね。
猫の気になる脱毛の原因とは何なのか?病気やストレスを抱えていないか?
猫の脱毛原因の判断方法や、抜け毛、ハゲへの対処方法についてまとめていきたいと思います!
①なぜ猫の毛は抜けるの?これって脱毛?ただの抜け毛?
いくつか原因はありますが一般的な猫の毛が抜ける原因は、季節の変わり目に起こる衣替えの意味で起こる(換毛期)体全体の抜け毛です。
衣替えの抜け毛はすべての猫に起こることで一時的なものです。
大量に毛が抜けてもあまり心配しないでください。
問題なのは体の一部の毛が抜ける、ハゲる、脱毛状態になる場合です。
何かしらのストレスや病気を抱えていることが考えられ、適切な対処が必要な状態と言えるでしょう。
また、ハゲる場所によってどんな病気を抱えているのか大まかに判断できます。
体のどこにハゲがあるかよく観察し早めに対処してあげましょう。
②猫の脱毛から病気が分かるって本当?
☆可能性のある病気
アレルギー(食物、ノミ)、寄生虫(耳ダニ、ノミ)、感染症(カビ)、ホルモン異常(対称性脱毛症、甲状腺機能亢進症、副腎皮質亢進症)、ストレス、好酸球性肉芽腫性症候群、日光性皮膚炎、スタッドテイルなどの病気によって、ハゲや脱毛を引き起こします。
☆おおまかな判断方法
口周り、頭、耳、首、腹部、背中から腰にかけて、しっぽなど体の一部に皮膚が見えるもしくは薄くなったと感じる位のハゲや脱毛がないか確認をしてあげましょう。
その他、かゆみ、皮膚の赤み・炎症・ただれ、フケが出ている様子がないかも見ておくと良いですね。
頭、耳、首のいずれかにハゲや脱毛があるもしくは、かゆみ、ひっかき傷、フケがある場合は、食物アレルギーや寄生虫の可能性が高いです。
執拗に体をなめる、足から胴体部分にハゲや脱毛が起こることに加え、下痢、嘔吐、多飲多尿などの症状がある場合については病院でのみ対処できるような重大な病気が隠れている可能性があります。
また身体全体ところどころにハゲや脱毛がある場合は上に挙げた病気に加えストレスが原因となっている可能性が高いです。
③猫の脱毛、抜け毛への対処方法
対処していく上で、まずは原因を明らかにすることが大切です。
何が原因となっているのか分かり次第それぞれ対処していきましょう。
飼い主にできる対処方法として下にいくつか挙げていきたいと思います。
猫が吐いた原因はストレス? 嘔吐頻度が何度も毎日の場合は危険?
・ストレス性の場合はストレス要因を取り除く。
・被毛や生活環境の衛生度を保つ。
・アレルギーを起こす食物を与えない。
④まとめ
猫にとってもハゲや脱毛は心と体の健康状態を見るための重要なバロメーターです。
もし脱毛やハゲの症状が出てくることがあれば、猫の生活環境に問題がないか、猫が安心して生活できる環境があるかなどしっかりと見直していきたいですね。
換毛期の抜け毛なのか、ストレス、病気ゆえのハゲ、脱毛なのかそれぞれの原因に早めに気付き対処してあげたいですね。