野良猫が毎日、朝夜中に鳴いてうるさくて寝れない!
朝晩うるさくてたまらない野良猫の鳴き声、睡眠不足とイライラで頭が痛くなってくる!という方いらっしゃるかもしれません。
そんな迷惑猫の鳴き声対策や撃退法について解説します。
①野良猫がうるさく鳴く理由
明け方、夜中にうるさい野良猫の鳴き声は、発情期や縄張り争いが理由で大きな声を出していると考えられます。
発情期を迎えた雌猫が雄猫を引き寄せるために甲高い鳴き声を発し、引き寄せられた雄猫同士で争うため、更に鳴き声も大きく騒々しいものになります。
②野良猫の鳴き声対策や撃退法は?
迷惑猫への対策はいわゆる継続的なしつけを行うようなものです。
一度追い払っても、学習するため被害がなかなか減らないということもあるかもしれません、そのため根気強く対応していきましょう。
猫が普段から自宅の敷地内へ近寄らないよう対策することで、鳴き声に悩まされることもなくなるでしょう。
野良猫が近づきたくないと思わせることが重要です。
☆野良猫を寄せ付けないための対策
・猫が嫌う臭いを継続的に散布しておく
市販の害獣対策(猫対応)用の液体・個体の忌避剤(2,000~10,000円程)があるため継続的に散布したり、猫の嫌いなコーヒー、柑橘類、植物などを置くのも良いです。
ただし、においに関しては人間でもキツイ程度のものを利用する必要があったり、猫も慣れてしまうため比較的効果が継続しにくいようです。
・野良猫が嫌う音を出す機器を設置する
ホームセンターなどで取り扱っている継続的に超音波を発する機器(5,000~30,000円程)や、水を自動噴射する装置(10,000~15,000円程)を購入して設置することで猫が寄り付きにくい環境を作るのも一つの方法です。
音や、水については比較的効果が高いといわれています。
・野良猫にとって居心地の悪い環境を作る
敷地内への侵入を防ぐネットを張ったり、大きな音のする砂利や、忌避ジェルなどを設置しておくのも良いです。
また、猫の食べ物になるようなものを置かない、ごみを漁れないようネットを張るなど。
☆役所や町内会、保健所、愛護団体、動物病院への相談
同じような被害に悩んでいる方からの相談へ対応していることも考えられるため、効果的な対処方法などをアドバイスしてもらえるかもしれません。
捕獲に必要な機器の購入、レンタルができる場所の相談をしてみるのも良いかもしれません。
また、捕獲した後に保健所で引き取ってもらえるかなどの確認をしておく必要があるでしょう。
☆TNR活動
迷惑猫を撃退するのはなかなか簡単なことではありません、追い払ったらまた別の所で迷惑行為をするといったことも考えられます。
いっそのこと「地域猫」として共存することも一つの手です。
自分1人だけでなく地域の人と協力して行うことができます。
「地域猫」とは、一定のルールに基づき野良猫を地域で世話をすることにより、猫の被害を減らすための考え方です。
その中に「TNR活動」といった野良猫を捕獲(Trap)し、避妊・去勢手術を行う(Nuter)、そして元居た場所へ戻す(Return)といった活動があります。
発情期の猫は、避妊去勢手術を行っておくと鳴かなくなります。
この活動により、繁殖期をなくし猫のうるさい鳴き声対策ができたり、継続的に行うことで地域の猫が繁殖を繰り返すこともなくなり、迷惑行動も減っていったという事例もあります。
③まとめ
猫が居付いている、近所に住み着いていることが要因で、うるさい鳴き声に悩まされるといったことが考えられます。
根本的に猫を追い出すか、減らすか、共存するか、地域ぐるみで協力して対策していくのが個人の精神、費用面での負担も少なく良いかもしれません。