猫を飼うときに雄か雌のどちらを選ぶのか悩みますよね。
1匹しか買えないのであれば、どちらかを選ぶ必要性が出てきます。
雄・雌、どちらか飼いやすいのか。
また、選ぶときの注意点はあるのか解説してきましょう。
1 猫の雄について
雄猫は、雌猫より体が大きくなりますね。
男の子なので、とてもやんちゃなところがあり、「遊んでくれ~・かまってくれ」とせがむ傾向があります。
感情は激しく直接に出します。喜怒哀楽が態度に出ますね。好奇心旺盛でおもちゃを見れば、飛びつき遊び倒します。
2 猫の雌について
雄猫よりか、雌猫の方が猫らしいですね。
誰にも寄り付かないイメージがありますし、プライドは高く、気分次第でじゃれて来たり、かといって突然手元から逃げたりと行動が読めないのが雌ですね。どことなく神秘的な魅力があります。
あまり感情を出さないのが、雌猫ですね。しかも、用心深いのです。その反面、気まぐれで気を引くところもありますし、甘えてみせるといろいろな顔を持っています。
運動量も少なく、遊びも消極的。どちらかと言いますと自立心が旺盛で、雄猫のかまってちゃんとはくらべものにならないほど、手がかからないのです。
3 雄・雌、どちらが飼いやすい?
3-1 飼いやすさ・雄猫編
猫といちゃいちゃしたい人やアクティブにしっかりと猫と遊びたいのであれば雄がいいですね。キャットタワーがありますと、とんだり跳ねたりでちょっと目が回りそうですね。
家族が多いところでは、特にお子さんには頼もしい遊び相手になるでしょう。
<性格>
・構ってもらうことが大好きで、良く懐く、懐きやすい。
・マイペース。飼い主が忙しくても自分が遊びたい時に「遊んで!」攻撃をしてくる。
・未去勢のまま大人になると頑固な性格になる傾向がある。
<特徴>
・一般的に雌猫より体が大きく体重も多くなりますし、食事量も多めです。
・「構ってあげたい!一緒に遊びたい!」と思える、より猫に構いたい、作業中に邪魔されても「うれしい!」と考えられる方はオス猫はあいますね。
・未去勢だと行動範囲が500m近く。脱走すると半日帰ってこないこともありますが、手術することによって若干行動範囲が狭くなります。
3-2 飼いやすさ・雌猫編
一人住まいの人や、あまり構うことが苦手な人。でも気持ちは猫を飼いたいと思っている人、自宅でお仕事をしている人には、猫をかまうことがあまり出来ないので、雌のほうが楽ですね。おとなしくしています。雄より雌の方が若干飼いやすいと思います。ある程度距離を置きたいのであれば雌猫がおススメです。
<性格>
・気分屋で構われ過ぎることを好みません。
・クール。ツンデレで猫らしい性格。飼い主の気を引こうとすることもあるが、気が済んだらそれ以上は望まない、構いすぎると怒る・逃げるなんてこともしばしある気まぐれが特徴です。
<特徴>
・一般的に雄猫に比べると体も小さく体重、食事量は少な目です。
・気まぐれでも気にしない、ベタベタ仲良くしなくても通じ合える、そんな関係が好きな方へおすすめしたいですね。
・雄猫に比べ行動範囲は狭く脱走してもすぐ帰ってくる傾向があります。
4 雄・雌の飼うための注意点
4-1 雄猫の注意点
冒険好きで、外に出すとかなり遠くへ行ってしまうことがあります。へたをすれば、まる一日帰ってこないこともあります。
去勢をしていない猫の発情期はかなりアクティブになりやすく、いたるところにマーキング(スプレー行為)をする習性があります。去勢することによって、行動が多少治まります。
病気については、精巣腫瘍があります。また、雄の尿道は細長くカーブになっています。そのため、結石や結晶ができやすく、つまる傾向があります。
4-2 雌猫の注意点
雄と違って、雌は行動派ではありませんので、外に出ることはあまりありません。たまには外に出たい雌猫もいますが、そう遠くへはいきません。もし、雌猫が外へ逃げた場合は、周囲を探してみましょう。きっと、遠くまで行っていません。
子猫が生まれて困る飼い主さんは、避妊手術をした方がいいですね。避妊手術をしていない雌猫は発情期のときに人間の赤ちゃんのように泣きわめきます。避妊手術をすることによって、精神が安定して鳴かなくなります。
4-3 雄・雌全体の注意点
性格も環境に左右されます。
性格形成は、先天性50%、後天性50%だと言われます。
先天的な性格は仕方がありませんが、後天的にはいかに猫にとってよい環境を与えてあげるかがポイントとなります。
雄・雌両方とも子猫のときから、しっかりとしつけをしていきましょう。
4-4 毛色からの性格判断
因みに毛色で性格がわかると言われています。例えば、茶トラのオスは穏やかな性格だと獣医さんから太鼓判を押されています。
他にも、三毛猫・黒白・黒も大人しいですね。白猫は、目立つせいか神経質で気が強いようです。雌猫で、白なら気性が激しい感じがします。すこし扱いにくいかもしれませんね。
まとめ
雄と雌の猫、どちらかは選択しなくてはいけませんが、雄・雌とも関係なく猫はかわいいのです。
性格や飼いやすさや注意点や環境をしっかりと考えてから購入するといいですね。
ぜひ、相性のよい雄・雌猫を手に入れてくださいね。きっと楽しい猫ライフが待っていますよ。