一見ロシアンブルーと見分けがつかない猫のコラットは、まだまだ日本ではマイナーな品種かもしれませんが、性格やケアなど飼いやすくてオススメの猫です。
そんなコラットの値段や性格と飼い方などについて解説します!
タイの原産国猫 コラット
タイの上流階級の人々に愛されてきたコラット。アユタヤ王朝時代から現代に受け継がれています。
やや神経質な面があります。反面飼い主に甘える姿はとても可愛らしく独占欲が強いため、他の動物との同居は難しい。 pic.twitter.com/ALJZl271ij— アミ太郎_bot (@wey68kfb) February 7, 2015
コラットってどんな猫?ロシアンブルーとの違いは?
コラットは、タイのコラット地方で自然発生した品種です。
現地では「幸運の猫」と呼ばれ、繁栄の象徴として今でも結婚などのお祝い時に贈られることもあります。
ロシアンブルー、シャルトリューと並ぶ三大ブルーキャットの一種で、光の角度によってシルバーにも見えるブルーの毛と、グリーンの瞳が特徴的です。
ロシアンブルーとの比較
ここだけ見るとロシアンブルーとそっくりではありますが、すらりとスマートなフォーリンタイプのロシアンブルーに対し、コラットは筋肉質でたくましいセミコビータイプ。
体脂肪が低いので、抱っこするとずっしりと重く感じるでしょう。
ちょっとガッチリ体型のロシアンブルーと捉えると分かりやすいかもしれませんね。
同じブルーの毛色と言っても、ロシアンブルーは明るく、コラットは落ち着いた色をしています。
ロシアンブルーは上毛も下毛も生えているダブルコートなので毛量が多いのですが、コラットはシングルコートです。
ロシアンブルー
スマート
明るめのブルー
ダブルコート(毛多め)
コラット
筋肉質
落ち着いたブルー
シングルコート(毛少なめ)
コラットは珍しい?子猫の値段は?
コラットはまだまだ国内では珍しい品種で、ペットショップで見かけることはそう多くありません。
飼う場合は、ブリーダーから購入することが多くなりそうです。
一般的な相場は15〜20万円ですが、コラットとして理想的な質の高いタイプになると20〜30万円になることもあります。
ロシアンブルーの方が国内ではメジャーな品種なので、比較的安い傾向があり購入しやすいと言えます。
大人しくて頭がいい?コラットの性格とは?
コラットは大人しく優しい性格をしています。
物覚えが非常に早いなどとても賢い反面、デリケートで人見知りしやすく、頑固な面を持っています。
束縛気質で独占欲が強く、飼い主には構ってほしい甘えん坊タイプです。
ほとんど鳴くこともないので、マンション飼いに向いてます。
性格の面は、ロシアンブルーととてもよく似ています。
コラットを飼う上での注意点は?
運動量は普通ですが、たまにパワフルに遊ぶこともあるので、キャットタワーなど体を動かせる遊び場があるといいでしょう。
健康的で長生きする品種ではありますが、太りやすい体質なので飼い主による食事管理が重要です。
もともと筋肉質なので、高タンパクでヘルシーな餌を与えるようにしましょう。
毛のお手入れは、1日1回ブラッシングすれば十分で、手で撫でてあげるだけでツヤも出てきます。この点はとても楽かもしれませんね。
視覚、聴覚、嗅覚が非常に優れているので、大きな音などにとても敏感です。
静かな落ち着いた空間で飼ってあげて下さい。
飼い主を独り占めしたい性格なので、多頭飼いには向きません。
少し神経質な性格なので、飼い主が他の猫を可愛がってたり、構ってくれないといじけることもあります。
特に成猫になってからの多頭飼いは、ストレスになるのでやめたほうがいいでしょう。
まとめ
性格的には優等生タイプで、一匹であればとても飼いやすいと言えます。
マンション1人暮らしでおとなしい賢い猫を希望されている人にはピッタリです!
おとなしいので分かりにくいかもしれませんが、可愛がられるのがとても大好きです。
猫の方から近付いてきた時には、たくさん構ってあげましょうね。