猫の爪は凶器ですね。引っ掻かれて怪我をした経験がある方も多いでしょう。
猫は自分で爪とぎをしますが、人が爪を切ってあげたほうがいいのでしょうか。
その場合爪の切り方のコツや爪の長さはどれくらいが良いのか解説します。
爪切り道具ギロチンタイプの使い方についても合わせて見ていきましょう。
1 猫の爪切りをする理由
1-1猫の爪は、鋭利なもの
猫同士で喧嘩ともなると武器へと変わります。捨て猫は、常に木に登ったりでこぼこの道を歩いているので、爪が丸くなります。
1-2 飼い猫の爪とぎ
飼い猫は何もしなければ爪が伸び放題です。猫は爪が伸びて気持ち悪いので家具や畳など、引っかくものであればなんでも爪とぎをします。
飼い主が爪の伸び具合をチェックする必要があります。もし、伸びすぎているのであれば切った方がいいですね。
2 猫の爪切りのコツは?
2-1 猫を膝の上にやさしくのせる
仰向けに載せます。いきなり抱きかけると猫が嫌がります。子猫の時から膝にのせることを覚えさせるとスムーズにいきます。
ちなみに仔猫・運動量のある若い猫は1週間から10日に1回の割合で爪切りをします。老猫・比較的運動量のない猫は短くて2〜3週間をめどに1回爪を切るといいですね。
2-2 肉球を押し、爪を出す
肉球を押すと、爪が出てきます。爪は光を当ててみて、どこが透けているかを確認します。赤いところは、神経・血管が通っているのでそこは避けるように注意してください。
切ってしまうと血が出できます。猫が痛い思いをしたら、二度としてくれません。深爪にならないようにしましょう。
2-3 透けて見える爪を切る
初めての爪切りは緊張します。爪が透けて見えるところから徐々に切っていきましょう。
2-4 猫の巻き爪は?
巻き爪は、爪切りを怠ると出来やすいです。また、年老いた猫は爪とぎをしなくなるので爪が固くなります。
3 猫が嫌がらないための対策
3-1 爪を切るタイミング
猫が寝ている時か、リラックスしている時に行なうといいですね。その時は、いっぺんに
爪を切るのではなく、すこしづつ、猫の様子をみてからしていきましょう。
3-2 嫌がる仕草をし始めたら・・・
猫を膝にのせ太ももの間に入れます。その時に機嫌が悪かったり、もがいたりしたら切るのを止めてください。あまり、無理に爪を切ろうとすると猫が不信感を持ちます。
3-3 できれば2人でするとうまくいく。
できれば2人でやるほうがいいですね。1人は猫を押さえる役、もう一人が集中して爪を切るとスムーズにいきやすいです。
3-4 洗濯ネットを使う
洗濯ネットの中に猫を入れます。顔だけ出させて、爪を洗濯ネットの間から出します。そこで爪を切ります。他にもタオルを巻いて切るやり方もあります。
4 爪切りの種類は?ギロチンタイプがおススメ?
4-1 猫用ハサミ
小ぶりの猫用ハサミです。先の曲がった形をしています。使い方としては、交差する所から力を入れていきます。刃をうまく当てないと猫の爪が割れます。
因みに、人間用の爪切りは大きすぎますし、工具のニッパーは爪を割ってしまう恐れがあります。
4-2 ギロチンタイプ
特徴は、穴の中に爪を入れて切るタイプの爪切りです。
商品の説明はこちらです。
プロのトリマーや獣医が現場で実際に使っている、ギロチンタイプの爪切りであれば驚くほど簡単に爪を切れてしまいます! 人間用の爪切りやハサミタイプの場合は、爪を切る際にはどうしても「バチン」となってしまう為 ペットにとってはストレスが溜まり嫌がる子も少なくありません。 ですが、このギロチンタイプの爪切りであれば「サクッ」と切れてしまうので 衝撃も少なく、ペットにストレスを与えることなく爪切りができてしまいます。 ちょっと大きめの猫や巻き爪などは、穴の中に入れにくいですね。どちらかというと、小型向きの爪切りです。サイズがありますので、比較してから購入するといいですね。
欠点としては、丸い穴の刃が当てにくいのがあります。
慣れてくると一度セットできますので、きれいに切れます。ただし、慣れが必要です。その間、猫には嫌な思いをさせないようにしましょう。ちなみに獣医さんは、ギロチンタイプを利用しています。
4-3 ピコックタイプ
ピコックタイプは、Zanという爪切りの商品です。
元はギロチンタイプなのですが、刃の部分を改良したのが、ピコックタイプです。刃の先が鳥の口先な感じで、細かいところまで刃が爪に届きます。力を入れやすく、爪に当てやすい刃。その上、切れ味がいいので重宝します。
ただし、使い勝手がいいのですが、値段が少し高めです(定価4000円程度。割引価格3000円程度)。また、切り過ぎないために安全装置がついていないので注意が必要です。
4-4 猫用ハサミ・ギロチンタイプ・ピコックタイプの比較
三者三様です。猫の成長に合わせて使い分けるといいですね。猫・飼い主が慣れないうちは、猫用ハサミから始めます。
成猫の爪は、固くなるのでギロチンタイプかピコックタイプを使うといいですね。
まとめ
猫の爪切りは、安全に行うことが最重要です。
機嫌がいい時や眠っている時でチカラが抜けているときに時間をかけずに爪切りをしましょう。
猫の爪切りを安全に行なうため、道具に慣れておくことや嫌がらない姿勢を把握しておいてくださいね。