野良猫に噛まれた場合の応急処置と感染リスクは?病院は何科?

野良猫に近寄っていったときに突然ガブッと手足を噛まれてしまった

野良猫に噛まれた場合の応急処置はどうすればいいのでしょうか。

病院は何科を受診すればいいのでしょうか。

特に野良猫の場合は口の中にばい菌をいっぱい保有している可能性が高く、感染リスクは大丈夫なのか心配になります。

野良猫に噛まれた場合の対処について解説していきます。

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1 野良猫に噛まれた状態

1-1 腫れの程度

野良猫に噛まれたあと、腫れが引いていて軽く赤っぽい位であれば、すり傷程度で済みます。

赤っぽい腫れの色が引いていけば大丈夫だと思います。

1-2 腫れが引かない、傷口が穴

噛まれた跡が腫れて、24時間たっても腫れが引かない、逆にパンパンと腫れてきた、熱っぽい、お腹が痛くなってきた場合は、要注意です。また、傷口に穴が開いている場合があります。

2 野良猫に噛まれた後の応急処置

2-1 噛まれた跡を洗う

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当たり前ですが、まず必ずすべきことは洗うことです。

すぐに傷口を洗ってください。水道水で洗い、傷口についている細菌を落とします。

多少、染みますが食塩水もいいですね。

穴の開いたところは、穴に流水に当てて中身を押し出しながら血を洗い出します。おおよそ血が止まる位までしっかりと丁寧に洗い流しましょう。

2-2 洗った傷口を消毒

ご家庭に消毒液があれば、傷口に塗って消毒します。

あとは、念のためマキロンやオロナインなど傷専用の市販薬、またはアルコール、ワセリン厚塗りを塗っておきます。

穴が開いているところは、念入りに消毒液を入れます。ガーゼを当てて包帯か、絆創膏を巻いておきます。

2-3 病院へ行く

消毒もしたから大丈夫と思ってしまいますが油断はできません。

時間をとって、病院へ行きましょう。感染症があるかもしれませんので素人判断は禁物です。

噛まれた状況とどんな感じだったのかを把握しておきましょう。

例えば、噛まれてからの日数はどのくらいか、腫れはあるか、出血は今でもあるか、痛みはどうかなどです。

2-4 病院は何科を受診?

いざ、病院へ行こうと思ってもどこの科を受ければいいのか悩みます。

できれば、大学病院系・総合病院系の形成外科(表面のひっかき傷くらい)、整形外科(穴が開いている)、皮膚科ですね。大きい病院だと、総合的な対応ができます。

時間のない方は、お近くのクリニック・開業医での形成外科・整形外科へ行くといいですね。

夜間や休日といった、病院が開いていない場合は、救急診療所に問い合わせてみましょう。

3 感染症のリスク

3-1 感染症の種類

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ペット由来感染症(ズーノーシス)といって、ペットから感染する意味があります。噛まれることでの感染、極端な接触によりの感染ですね。

代表的な感染症は、狂犬病、破傷風、パスツレラ症、猫ひっかき病の感染症があります。

3-2 感染症の病状

狂犬病

狂犬病は、犬にかまれた時に言われる感染症です。

ですが、猫もラブドウィルス科リッサウィルス屬の狂犬病ウィルスを持っていることがあります。

発熱、痛み、不安感、興奮性、精神錯乱、最後には全身麻痺になる恐れもあります。。

破傷風

破傷風の病状は、全身の倦怠感が襲ってきます。全身の筋肉が硬直し始めます

パスツレラ症

パスツレラ症は、痛みを感じたり、傷口がかゆくなったり、腫れてきたりします。こじらせてしまうと、敗血症・外耳炎・骨髄炎・呼吸器系の疾患を併発します。特に感染しやすい人は、高齢者、糖尿病患者、免疫不全患者等の基礎疾患を持っています。

猫ひっかき病

猫ひっかき病は、噛まれた後の2~3週間くらいで、傷の深く入ってリンパ節まで菌が届き腫れてしまうことです。場合によっては感染者の中で、目の異常や脳腫脹といった重症になる人もいます。

3-3 いぬと猫の感染率は?

野良猫や飼い猫の歯や牙には、いろいろなバイ菌がついていて感染症のリスクは常にあります。猫の感染率は犬よりも80%以上も高いのです。

お年寄りや小さな子供は特に要注意です。

猫に接する場合は、「感染症のリスクがあるかもしれない」と心にとめておきましょう。

3-4 感染症の治療

腫れが深く、穴が膿んでる場合は、精密検査の上膿を出します。出したあとは、経過観察と抗生物質の投与と、傷口の手当てをしていきます。

経過観察によっては、治る期間が長くなるかもしれません。

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まとめ

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野良猫に噛まれたら、すぐに応急処置しましょう。

特に子供や高齢者は抵抗力がありません。たとえ、小さなすり傷でも野良猫に噛まれた後は、よく観察して、変化があればすぐにでも病院へ行きましょう。

早期発見・早期治療は、感染症リスクを低くするためにはとても大切なことなのです。

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コメント

  1. 阿部賢一郎 より:

    猫に噛まれて翌日病院に行き治療と破傷風予防の注射を受け、一月立つのですが
    噛まれた跡が赤みのある点となり赤みがなかなか消えません。検査をした方がよいでしょうか。

    • 猫ばあちゃん より:

      心配ですね。1か月は長いですね。心配でしたらやはり病院に行かれることをおすすめします。

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