外を眺める猫をふと見たら舌(ベロ)が出たままになっていた、舌(ベロ)を出したままぐっすり寝ていた、なんて姿をよく見かけますよね。
なぜ猫は舌(ベロ)を出したままにするのか?
ずっと出ていても大丈夫なのか?
出したまま寝ているのは病気の可能性があるのか?など猫と舌(ベロ)の疑問についてまとめていきたいと思います!
①猫の舌(ベロ)がずっと出ている理由
猫が舌(ベロ)をずっと出しているのには様々な理由があります。
健康な状態で出ている場合と体調不良の結果出ている場合とがあるため、なぜ舌が出ているのかしっかりと見極めていくことが大切です。
それでは、それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
☆リラックスしているから
安心できる空間に居ることから、警戒心が薄れ顔の筋肉が緩んでいます。
この状態の時は自然と舌が出しっぱなしになったり、あくびをした後に舌をしまい忘れることがあります。
☆疲れたから
夢中になって毛繕いをしていると舌の筋肉が疲れてしまい、舌が出しっぱなしになることもあるようです。
☆他のことに気を取られたから
毛繕いや食事をしている時に声を掛けられたりして気が逸れると、一瞬時間が止まったかのように舌がそのままの状態になってしまうことがあります。
☆顔の構造によって舌が出やすいタイプもいるから
顔が平で平べったいタイプの猫は顎に力が入りにくくより舌が出やすいです。
また、長い舌を持つにもかかわらず、長い犬歯が4本ある以外は小さい歯が細かく生えているだけといった口の構造を持ちます。
そのため、気を抜くと舌が出てきやすいといった特徴もあるようです。
性格や個体差にもよりますが、老猫の場合は若い頃に比べ舌をしまい忘れることが多くなってきたと感じますね。
☆病気の可能性があるから
これまで書いた理由の場合は声をかける、触れる、音を立てるなどするとすぐに舌をひっこめるような理由でしたが、病気の場合はそうはいきません。
舌が出たままになった上に、元気がない、呼吸が荒い、口呼吸をしている、よだれが出ているなどの症状も併せて見られることもあります。
こういった場合は口内炎や歯周病、顎の骨折、熱中症などの病気になっている可能性があります。
すぐにでも動物病院へ連れていきましょう。
②猫が舌(ベロ)を出したまま寝ている理由
舌は出ているが普段通りスヤスヤ寝ているのであれば、毛繕いを頑張っている内に眠ってしまったなどながら作業の結果のそのような状態になっていることが考えられます。
リラックスしていると起こる状態であるためそのまま見守っても大丈夫です。
気を付けたいのは舌が出ている上に様子がおかしい状態でぐったりと寝ているような時です。
舌は出たまま、苦しそうなどのいつもと違うと思われる状態がある場合は病気の可能性があるため、早めに動物病院へ連れていくことをお勧めします。
③まとめ
猫のかわいい「舌を出す」行動ですが、かわいいだけでなく病気のサインである場合もあります。
いち早く病気に気付いてあげるためにも、なぜ舌をだしているのかしっかりと猫の体調を見ていきたいですね!