猫のひげや口周りの膨らみが可愛くて好きな方多いかと思います。
モフモフっとしたこの膨らみの正式名称はひげ袋といいます。
最近はひげ袋がかわいいと人気急上昇!
今回は猫のひげや、ひげ袋の役割、ひげ袋の構造についてお話ししていきます。
1 猫のひげって何本?ひげの役割って何?
猫のひげは、実は口周りだけではなく様々な部位から生えています。
顔の上から挙げていきますね。
上毛(じょうもう)目の上の部分に約6本。
上唇毛(じょうしんもう)口の上に約16本。
口角毛(こうかくもう)口の端に1~2本。
頬骨毛(きょうこつもう)ほほぼねの上に1~2本。
頭下毛(とうかもう)あごの下に短い毛が数本。
上記のひげを合わせると50本から60本ものひげが猫には生えています。
この他にも肢の膝裏にもひげが生えているんです。
また、猫の意思で顔の上半分と下半分のひげを別々に動かすことができます。意思で動かせるとはすごいです。
猫の髭の役割は?
猫のひげは、狭い部分を通れるかチェックでき、空気の流れをひげで察知することで暗い場所でもなんなく歩けます。
風速や風向きもひげで感じることができるので感覚器としての機能を持ちあわせています。
ひげが触れただけで大きさや動物の体温を検知できると言われていて、目の前にいる動物が生きているのか死んでいるのか知ることができるんです。
2 ひげ袋の役割
ひげ袋は、通称ウィスカーパッドとも呼ばれ、猫の口周りの膨らみのことを指します。
猫が笑っているかのような表情に見えたり、モフモフしていて可愛いので猫好きにはたまりません。
ひげ袋の役割は、前述した通り、猫にとって大事な器官であるひげを支えることです。
また、猫の体をまとっている毛よりもひげの方が2倍も太さがあり体毛の3倍も深い所から生えています。
かなり深い部分からひげが生えているため、神経に近いと言えます。
猫の平衡感覚や通れるかどうかを確かめるためのセンサーとなっておりひげは非常に大切な器官となっています。そのためひげを無理やり切る、抜くといった行為は良くありません。
ひげを通っている神経を刺激すると猫は嫌がり怒ってしまいます。敏感な部分ですのでなるべく触らない様にしましょう。
3 ひげ袋の構造って?
ひげ袋の構造は、猫のひげ1本に対し1つずつ液体が入った袋の中でひげが浮く形になっています。このひげ袋には数多くの神経が集中しています。
ひげの根元部分にある環状洞には血液がたくさん入っています。
猫が興奮状態にあるときに、ひげ袋が膨らむことがありますが、この膨らみは血液や神経の働きによるものだともいわれています。
そのため人間では感じないほんの少しの振動をも察知できます。
ひげ袋はセンサーが働くにあたり素晴らしい構造になっているのがおわかりでしょうか。
4 ひげ袋は猫のチャームポイント
ひげ袋は、形、色が猫により変わります。
例えばひげ袋だけに色がついている猫や、柄が入っている猫など様々です。ひげ袋は個性豊かなため猫を見るときにじっくり観察してみましょう。
同じ兄弟猫で見た目がそっくりでもひげ袋で見分けがつくことがあります。
近頃では、ひげ袋の可愛さにメロメロになっている人が多く見られネット上では、いろいろなねこ袋を見ることができます。
5 まとめ
猫の口元の膨らみが、ひげ袋と呼ばれる理由がなぜか分かったかと思います。
見ているだけで癒されるひげ袋は、ひげを守る大切な部分です。
くれぐれもひげを切ったり引っ張ったりはせず優しくしてあげましょう。
猫のひげ袋にこれからも目が離せません!
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