子猫(生まれたて)の育て方はどうしたらいいのか?
様々な事情から子猫を育てることになった方へ向けて、育て方の基本についてまとめていきます。
またどうしても子猫を飼うことができないといった場合の対応方法についても紹介していきます!
①子猫を育てるときに最初にすべきこと
☆子猫について知る
生まれて間もない子猫は人間の赤ちゃん同様に細やかなお世話が必要です。
お腹が空いたらミルクを用意し、トイレに行きたくなったらトイレの処理をするといったことはもちろん、2時間に一度はお世話を行う必要があるようです。
また、鳴かずに何時間もよく寝ている子猫の場合は起こしてミルクを飲むか試してみてくださいね。
個体差があるため様子を見つつ子猫に合わせたお世話をしてあげてください。
1週間過ぎるごとにお世話する間隔も広がり手間が減ってきますが、生後約1か月半を過ぎるまでは特に食事、排泄、体温調節に手をかけてあげましょう。
☆子猫を育てる時に用意するもの
<体温調節>
・蓋のできる段ボール、ケージ
・保温グッズ(カイロ、ペットヒーター、湯たんぽ、お湯を入れるためのペットボトル等)
・猫ベット、敷物(毛布等)
<食事>
・子猫用ミルク
・子猫用哺乳器(もしくはスポイト等)
子猫の育て方やしつけは?ケージやミルクなど必要な準備物や注意点は?
<排泄>
・ティッシュ、コットン、脱脂綿
・タオル
・新聞紙
子猫にトイレを覚えさせる方法やコツは?しつけのタイミングは?
②子猫の育て方と注意点
☆体温調節の行い方
<注意点>
・生後日数により子猫の寝床を一定の温度に保つことが必要です。
生後日数 | 1週目 | 1~3週目 | 4週目以降 |
温度 | 30℃ | 27℃ | 24℃位 |
・おっしこで寝床の温度が下がらないよう清潔さを保ちましょう。
<保温方法>
①蓋の出来る箱を用意する。
②床の温度が伝わらないようにする
・箱の下に毛布や敷物を敷く。
③保温具を置く(いくつか方法があるため使いやすい方法を選択してください。)
・カイロを布で包んで下に敷く。
(温度が上がり過ぎないように気を付ける、カイロがある部分ない部分を作り暑さによって自分で移動できるようにしておく必要があります。)
・温めたお湯を入れたペットボトルを布に包んで箱に入れる。
・ペットヒーターを置く。
☆食事の与え方
<注意点>
・子猫用ミルクを38度位の温度に温め与える。
・与える際にはスポイトもしくは哺乳器を使用する。
・ミルク(粉末、液状)の作り方はパッケージに従う。
<与え方>
・適温に温めたミルクをうつ伏せにした子猫へ与える。
(うつ伏せにすることで誤飲をふせぐ必要があります。)
☆排泄の促し方
<注意点>
・おしっこは哺乳するごとに促す必要があります。
・哺乳直前に行っても良いですね。
・寝ている時に寝床へおしっこをした場合はきれいに片づけてあげましょう。
・うんちは24~36時間に一度、もしくはお腹が張るような場合に促す必要があります。
<促し方>
①汚れても良いように新聞紙やタオルを敷きます。
②うつ伏せにした子猫の前足と胸付近を持ちます。
③濡れたコットン(柔らかく皮膚を傷付けない物を使用)で股間を軽くこすります。うんちの場合は肛門を軽くこすってくださいね。
④出てきたおしっこ、うんちをふき取ります。
おしっこやうんちの状態が良いかもよく様子を見てあげてくださいね。
☆1か月を過ぎたら
自力で食事、排泄などをしはじめるため猫砂や食器、爪とぎ等を準備し、使い方を教えてあげてくださいね。
③どうしても子猫を自分で飼えない場合
上にあげた方法で子猫をお世話しつつ、知人に声をかけたり、里親探し、インターネットの里親掲示板などに書き込む等の方法を進めましょう。
■詳細はこちら
④まとめ
人間の赤ちゃんと同じように子猫もお世話が必要ですね。
やむを得ない事情で飼うことができない場合も引き取り手が見つかるまでお世話がいります。
大変なことも多いかもしれませんが、頑張って面倒を見てあげたいですね。