猫の目に目やにがついているので取ってあげたいけど、猫が嫌がることがあります。
猫の目やにの上手な取り方について、準備物や注意点と共に解説していきます。その時に、目やにの色を見てあげましょう。
猫の目やにの色が茶色や赤黒い場合は病気なのでしょうか。目やにの色と病気の関係性についても見ていきましょう。
1 猫の目やにのお手入れで準備するもの?
猫の目やにのお手入れにはガーゼ、ぬるま湯を用意しましょう。
ぬるま湯にガーゼを浸します。これにより目やにが取りやすくなり、猫がびっくりしなくなります。冷たい水は苦手だけど、暖かい水なら怖がらない子も多いです。
このとき人間用のウエットティッシュはアルコール成分が入っていて猫には刺激が強すぎるため目はもちろんのこと口、手にも使用しないように注意してください。
お手入れに綿棒を使うと猫が暴れたり動いたりしたさいに目を突いてしまうことがあり危険なのでやめましょう。
目の皮膚は薄くて傷つきやすいので乾いたガーゼなどで拭いたりこすったりしないようにしましょう。
2 猫の目やにの上手な取り方は?
目やにをとるときは優しく丁寧に猫に接しましょう。
暴れて眼球に怪我を負わせたら大変です。
猫を抱き上げて、あごを押さえて体が動かないようにしっかり押さえます。目頭から目尻をなぞるように1回で拭きます。
目やにが多く一度で拭けない場合は数回に分けて拭きます。
固まってしまい取りにくい目やにはガーゼをのせてふやかすと取りやすくなります。目のふちも忘れないようにお手入れしましょう。
取りにくい目やにを無理に引っ張ると毛も抜けるのではげてしまいます。
固まりを無理やりはがすと最悪な場合出血してしまうので、その日は濡らして柔らかくする、そして次の日に再度取ってあげるなど段階的に取ってあげましょう。とにかく無理強いをすることだけは避けてください。
お手入れが嫌いになると二度とお手入れで目やにをとらせてくれません。
3 猫の目ヤニの原因は?
猫も人間のように目やにが出ることあります。
眼球にゴミなどが入らない様に目は涙で保護されています。
猫が起きているときは、鼻を通り口の中へと要らない水分が流れているお蔭で目やにがつきません。
しかし、就寝時には水分が流れずに目にとどまってしまうため乾燥、その後固まり目やにとなります。
目やにがたくさんついていて目を開けにくそうにしている、にごった色をしている場合は感染症の疑いもあります。
4 目やにの色別の病気
目やにの色により正常か病気の可能性があるのか変わってきます。
正常な目やにの色は、茶色から赤褐色です。
4-1喧嘩による細菌感染によるもの
細菌感染の可能性のある目やには、白や、黄色から緑色の間の色をしています。
猫は外に遊びに行き帰ってきた猫の目やにが黄色だった場合はケガを負っているとみていいでしょう。
猫の喧嘩は残酷で急所の目を狙います。
ひっかかれた傷のダメージは大きく片目を攻撃されすぐさま逃げて帰ってくることが多いのです。目やにが片目だけなのか両目に出ているかで疑われる病気が変わってきます。両目ともに傷を負うことはまれです。
目に傷を負うと目から汁が流れや目やにが出てきます。そして白い目やにが膿が出たため黄色っぽく見えます。
攻撃された片目が開きにくかったり片目を閉じていたら怪我によるものです。
4-2 クラミジア感染症によるもの
クラミジア感染症は、猫クラミジア細菌により感染する病気です。
べとべとした黄色の目やにが特徴です。
4-3 猫風邪によるもの
猫風邪は熱やくしゃみ、咳、吐くなどの症状が現れます。それだけでなく、目やにも出ることがあり、目やにの色は白や緑色で両目から出ていることが多いです。
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5 まとめ
猫ちゃんの目やにを嫌がらずに上手に取ってあげるためには、ガーゼとぬるま湯を使って、気持ちよく取ってあげることが重要です。
目を押したり危害を加えられていると思われたら暴れてしまいます。
あと、猫の目やにの色や、片目か両目に出ているのかなど注意深くみてみましょう。
目やにががっつり目を塞いでいて取れない場合は獣医に任せてくださいね。
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