猫の鳴き声には、いろいろな種類があります。
一番、気になるのが夜中の鳴き声ですね。
代表的な鳴き声とその時の気持ちを見ていきましょう!
猫は何をしゃべっているのでしょうか?
目次
1 ニャー、ニャオ、ニャーン
1-1 要求
何かを要求した時に出す鳴き声です。
「何か食べ物を」「遊んでくれよ」「かまってね」はっきりとした声で主張します。
特に人相手で要求をします。
何回もおねだりするような声を出すのであれば無視してもいいでしょう。
飼い主さんは、気を付けないと猫から舐められますね。
1-2 強く低い声
他の猫や飼い主から嫌なことをされた、不愉快な気持ちになった時に出ます。
「ベタベタしてこないで」「閉じ込められたわ」など。
1-3 子猫が母猫に居場所を教える
子猫が母猫を探すために鳴く声です。
助けを求めたり「私、ここにいるよ」と意思表示します。
2 ゴロゴロ・グルグル
2-1 気分がいい・安心・満足・リラックス
おねだりがうまくいったことや、気分がよい、とりあってもらったことでうれしくて音を出します。
2-2 ゴロゴロは、病気や癒し効果
猫は、自分が苦しいとゴロゴロと鳴きます。
それを気分がいいと判断してはいけません。
猫の管理をしっかりとしておきましょう。
また、鳴き声を聞くと飼い主さんへの癒し効果があります。
3 ウー、シャー、シュー
3-1 威嚇・喧嘩
猫同士の縄張り争いか、発情期での戦いで鳴きます。
夜中によくギャーと鳴いていることがあります。オスとオスとの戦いですね。
3-2 警戒
「ここまで、こないでね」と警戒する鳴き声です。
喧嘩するまでの小競り合いですね。猫も自分を守ることが大事なのですね。
4 ギニャー、ミャーオ、マーオ
4 -1 恐怖・苦痛
猫が本当に怖さを感じたときに鳴きます。
猫同士で追い詰められたり、追い出されたりと痛い思いをしています。
4-2 パニック
猫が突然に災難を受ける時。
外を歩いていて、犬から吠えられたり襲いかけられたりしたら、パニックになりますよね。
4-3 ストレス
何回も鳴きつづけたら、ストレスが溜まっています。
何が原因か?を突き止めて取り除きます。
5 アォーン、ンニャーオ
5-1 求愛・発情
甘い声で唸るような声です。
「好きだよ」「ねぇ、付き合おうよ」とオスならメスに対して求愛します。
ただ、去勢や避妊をしたら、甘い声を出さなくなります。
5-2 自己アピール・相手を呼ぶ
「僕はこんなにかっこいいよ」「私でどう?」とこんなやり取りで相手を呼んだり自己アピールします。
6 ニャ、ウニャ
6-1 返事・挨拶
「ハイ」「やあ」と言った感じですね。
何かをしてもらってお礼に短い声で、条件反射のように出します。
6-2 猫同士での挨拶という習慣はない
挨拶や返事は人間が生み出した処世術です。
実は、猫には挨拶をしたり、その返事をするという意味はわかっていません。
ただ、相手の猫が声を出すからそれをなんとなく感じているだけです。
猫の人生のほうが自由な感じがしますね。
7 カッカッ、カチカチ
7-1 ターゲットに手が出せない
獲物ですね。猫は本来狩りをする動物です。
ターゲットが目の前のあるのに、手が出せない状態です。くやしさが目に見えますね。
7-2 興味のあるものを凝視
もどかしい感じの鳴き声です。
そこに行きたいが、飼い主の目が気になる。
でも、「なんだろう」と確認したい感じですね。
8 声を出さないで唸って鳴く
8-1 猫は人間に聞こえない超音波を出す
イルカのようですね。超音波で危険を察知し親猫や飼い主さんへ信号を出します。
8-2 猫の観察を緻密に
猫が超音波を出すので、人間のも受信できるように猫の観察をしておきましょう。
いろいろと猫と接すると鳴き声を聞かなくてもおかしいなと思うことがあります。
何かを猫で感じるようにしましょう。
8-3 病気
声や喉をずっと鳴らす・かすれる・出ないといった鳴き声は病気があるかもしれません。要注意です。
ほかには、自己回復するために鳴くとも言われています。
しかし、自己判断は禁物です。変だな?と思ったら動物病院へ行ってみましょう。
鳴き声への対策
猫が外出したい時にしつこく鳴く
諦めるまで、放置しておくか、防音カーテンなどであらかじめ音を遮断します。
怒らず、優しく接しながら外へ行くことを諦めさせます。
発情期
避妊・去勢が1番ですが、費用がかかります。その点は、医師と相談しましょう。
ストレス・体調不良
何が原因でストレスや体調が悪くなったのか?を考えてみましょう。
日頃、猫の行動や食事などを見ながらおかしな点があれば、できるところは改善しもし、病気かな?と思ったらすぐ病院へ。
夜中の鳴き声
猫は、もともと夜行性の動物です。夜になれば、自然と動き回ります。
昼では反動で寝てしまいます。生活習慣を改善します。
近所へ鳴き声を漏らさないためにも、昼はめーいっぱい遊んであげましょう。
英語圏の鳴き声
ちなみに、英語圏による鳴き声です。
普通のニャーニャーが「mew、meow」。
交尾期のギャーギャーが「caterwaul」。
のどを鳴らすゴロゴロが「purr」。
怒ってうなるフーッが「spit」。
なんだか、ピンとこない鳴き声ですね。
各国よって、鳴き声は変わるでしょうが、猫から発されられる鳴き声の意味は同じだと思いますね。
まとめ
猫の鳴き声に耳を傾けましょう。
猫は、言葉にすることはできません。
意思の疎通を鳴き声や仕草で示そうとします。時にはかわいい声で、時には激しい声で表現します。
飼い主はただ、ねこかわいがりするだけではなく、猫も気持ちがあることを認識しましょう。
そうしたらもっともっと猫との信頼関係が生まれて、よりよい楽しい暮らしができるようになりますね。
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