猫アレルギーから赤ちゃんが喘息にかかる危険性と対策や予防法は?

新しく赤ちゃんを迎えるにあたって、猫を既に飼っている場合、猫アレルギーじゃないか気になりますよね。

猫アレルギーの中でも、赤ちゃんの喘息は特に重い症状かもしれません。

赤ちゃんの猫アレルギーによる喘息の危険性や対策や予防法について解説します。

猫アレルギーで喘息?危険性とは?

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猫アレルギーの症状は、くしゃみ、鼻水、咳、涙、かゆみ、猫に触れた部分が赤くなる、といったものが挙げられます。

アレルギーはもともと、抗体が、異物が入ってきたと認識したときに排除しようと反応することから起こります。

猫アレルギーによる喘息についても、猫アレルゲンを抗体が異物と認識した時の免疫反応の結果、気管支を傷付けて起こってしまうのです。

喘息を引き起こしてしまうと、気道が狭くなり、呼吸するたび「ぜいぜい」「ヒューヒュー」と音がします。

悪化すると呼吸困難に至ってしまうことがあるので、とても恐ろしい症状です。

子どもの頃に猫アレルギーによる喘息持ちになってしまうと、大人になって猫と離れて過ごしても症状が出てしまうほど敏感になることもあります。

一方で、成長の過程で喘息に対する耐性ができ、一時的なもので済むこともあるようです。

赤ちゃんのアレルギー検査はいつから?検査の方法とは?

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猫アレルギーは猫と同じ空間にいるといろいろな症状が出るのですが、本当に猫が原因で赤ちゃんにアレルギー反応が出ているのかどうか素人が憶測で判断するのは危険です。

まずは赤ちゃんにアレルギーのような症状が出たら、本当に猫アレルギーなのか否かをお医者さんに相談しましょう。

赤ちゃんの猫アレルギー検査

アレルギー検査は、皮膚科など病院で採血をして行う「血液検査」が一般的です。

生後4ヶ月くらいから受けられますが、赤ちゃんは血管が見えにくいので採血が難しく、赤ちゃんも注射器を怖がることが考えられます。

血液検査に対して、皮膚にアレルゲンを付けて赤くなるかどうかを試す「皮膚検査」であれば、痛みも跡も残らないので低月齢でも受けやすいかもしれません。

それでも直接アレルゲンを肌につけることになるので、かゆみが出るなどの多少のリスクは伴うことになります。

どちらにしても1歳を迎えたくらいから猫を飼っている場合で赤ちゃんに何かしらの病状が出た場合はアレルギー検査を行った方が、赤ちゃんの負担は少なく済みます。

お医者さんと相談のうえ、検査を受けるようにしましょう。

赤ちゃんが猫アレルギーにならずに済む方法とは?

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赤ちゃんが猫アレルギーになるかどうかは、両親の遺伝によるところが大きいようです。

両親ともに猫アレルギーの場合は72%の高確率で遺伝してしまう可能性があり、両親ともに猫アレルギーではない場合は12%にとどまるとのことです。

つまり両親とも猫アレルギーでなければ、88%の高確率で赤ちゃんも大丈夫ということが言えますね。

さらに、新生児の頃から2匹以上の猫と一緒にいればアレルギー発症が少ないと言われています。

小さいうちはアレルゲンを異物として捉えにくいからではないか、ということですが、正確なメカニズムはまだ分かっていません。

注意したいのは、どちらも「可能性が高い」というだけなので、「両親とも猫アレルギーではなく、新生児の頃から猫と一緒に過ごすから必ず大丈夫」とは言えません。

もし猫を飼う前であれば、必ず赤ちゃんのアレルギー検査を行うようにしましょう。

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猫アレルギー症状が出てしまった時の治療や対処法とは?

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赤ちゃんが産まれる前から猫を飼っていた場合は、できる限り一緒に住む方法を探したいですよね。

猫アレルギーで喘息の症状が出てしまうと、治療法は症状を薬で緩和させる対症療法がメインとなります。

猫アレルギーによる喘息を持っていても、薬で症状を抑えていれば問題なく猫と一緒に過ごせる方も多いようです。

さらに少しでも猫アレルギーの症状が出にくいようにするには、猫と赤ちゃんの居住スペースを分けたり、掃除や洗濯をこまめにするなどし、アレルゲンを赤ちゃんに近づけない工夫が求められます。

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まとめ

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赤ちゃんも猫も、どちらも家族の一員として大切な存在ですよね。

赤ちゃんが猫アレルギーでないことが一番ですが、産まれてくるまでは不安もあるかと思います。

とくに喘息など重い症状になってしまったら、赤ちゃんの健康を優先せざるを得ないかもしれません。

できる限りのことをしても、どうしても赤ちゃんの猫アレルギー症状が緩和されなかった場合にどうするか、あらかじめ考えておくようにしましょう。

もちろん、猫の幸せも守られる形で考えてあげてくださいね。

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