「猫は死に場所を選ぶ」という言葉を耳にしたことありませんか?
実際に猫は死ぬ時飼い主の前から姿を消すことも多く、「自分の死期が近づいてることが分かると、飼い主を悲しませないために死に際を見せずに姿を消す」とも言われています。
果たして猫は本当に自分の死期を分かっているのでしょうか。
姿を消すのは一体なぜなのでしょうか。
猫が死に際に姿を消す真相を調べました。
外猫は注意!突然姿を消すリスクとは?
室外猫や野良猫には、常に突然姿を消すリスクが付きまとっています。どうやら死に場所を選んでいるわけでもなさそうです。
代表的な例を挙げてみました。
・交通事故
交通事故は、野良猫や室外猫の死因第1位となっています。
猫は車の大きな音や強い光に反応すると、驚いてその場に立ちすくんでしまう性質があります。外で飼っていると、交通事故のリスクはとても高くなってしまうのです。
・テリトリー争い
テリトリー争いに負けてしまうと、そのテリトリーから追い出され、戻れなくなってしまいます。家がすぐ近くに見えていたとしても、一度争いに負けてしまうと強い恐怖心から戻れなくなってしまうのです。
しぶしぶ隣のテリトリー、そのまた隣のテリトリーと、流されるようにどんどん家から遠ざかってしまう可能性も高いのです。
・メス猫の誘惑
去勢していないオス猫に多く見られるのが、メス猫を追いかけてしまうケースです。
メス猫が近くにいなければ、メス猫探しの旅に出てしまうこともあります。
飼い主としては複雑かもしれませんが、幸せを祈るしかないですね。
室内猫も姿を消す?「飼い主に死に際を見せない」の真相とは?
猫が意図して姿を消す時は、体調不良が原因であることが多いです。
猫は体調の悪さを隠したり気付かないふりして過ごし、飼い主に体調が悪いことを気付かせないようにする生き物です。弱みを見せるとやられるという生きるための本能がそうさせているのです。
飼い主に心配をかけまいとして、死に際を見せず姿を消すわけではありません。
弱肉強食の世界では、最初に弱っている生き物が狙われます。
怪我をしていたり体調が悪いことを敵に知られてはまずいので、安全な場所に身を隠すのです。室内で飼われていても、体調が悪くなると普段飼い主の目に止まりにくいような場所に身を隠します。
病状などが進行するとそのまま死に至ってしまうので、結果として「飼い主に死に際を見せない」という形になるのですね。
見落とし注意!姿が見えないのは体調不良のサイン?
猫は敢えて体調不良を隠す生き物だということが分かると、猫の体調不良を早く見抜いてあげたい飼い主にとっては少し厄介ですよね。
もし猫が普段とは違う場所にいて、一見目につかないような場所に隠れているようであれば体調不良のサインと捉えましょう。
私の猫も突然家の中で姿を消したことがありました。家中を探し回っても全く見つけられなかったのですが、数時間後に押入れから物音がしたのでよくよく見てみると、不自然にも一番上の一番奥にいたのです。
オシッコの量もいつもより少なく感じたので急いで動物病院に連れていったところ、軽い膀胱炎と診断されました。そのあとはすぐ体調不良は治り、押入れに入りたがることもなくなりました。
まだ症状が出ていなくとも、様子を見てあげることで早期発見・治療が可能かもしれません。
まとめ
今まで「猫って飼い主に死に際を見せないように姿を消すって、飼い主想いだなぁ」と思ってた方もいらっしゃるかもしれませんね。
残念ながら単に「襲われないように身を隠しているだけ」というのはちょっと寂しい気持ちになります。
体調不良を敢えて隠してしまう猫ですが、サインを見逃さないようにしてあげてくださいね。
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