日本では聞きなれない「オイイーボブ」という猫をご存知でしょうか?
とっても希少価値の高いオイイーボブの特徴や性格、よく似たマウンテンボブとの違い、飼い方、値段など現在分かっていることを全てまとめてみました。
①オイイーボブの歴史と特徴や性格は
@ao_1_corratec !!オイイーボブは始めて聞いた。短足可愛らしい。……猫なのに犬みたいって不思議ですね(笑)ありがとう! pic.twitter.com/382PBKNupS
— 山城 (@SanjoNico) November 3, 2015
1990年代後半、アメリカ合衆国オレゴン州にある「Keeney Kats Cattery(キニーキャッツカッテリー)」という会社が新たな品種を生み出そうと「シャム猫」と「マンクス」を交配させ生まれた猫が「オイイーボブ」です。
猫の品種を認定する団体はたくさんありますがその中でもオイイーボブは2つの団体から公認されており、希少な品種を公認している「REFR」(Rare and Exotic Feline Registry)からも認定されています。
特徴
オイイーボブは長毛種と短毛種があり、最大の特徴は「カラーポイント」です。
カラーポイントとは、顔面・四肢・尾・耳だけがベースカラーよりも濃い色のことを言います。
子猫の時にはカラーポイントは見られず成長するにつれ色が現れてきます。
瞳の色は青一色で、その他の色の場合は見た目が同じでも別の「マウンテンボブ」という品種として扱われます。瞳の色が青でもカラーポイントがない場合は「マウンテンボブ」になります。
性格
飼い主に対して忠誠心が強く社交的な性格です。
小さな子供がいる家庭でも安心して飼える品種だと思います。
②オイイーボブの飼い方
オイイーボブはとても体が弱く病気に弱い品種です。
普通の猫と同じ感覚で飼っているとすぐに体調を崩し病気になってしまいます。
部屋の温度を常に一定に保つ、細目に掃除をして部屋を清潔にしておく、長時間遊ばせ続けないように飼い主が気を付けてください。
社交的なため多頭飼いに向いていますが長時間あそばせ続けると体を壊してしまうので必ずオイイーボブ用に休憩できるスペースを確保してあげましょう。
猫自身で遊ぶ度合いを管理できないと思いますので飼い主は目を離さないようにし、適当なところで他の猫から離すようにしてくださいね。
ブラッシングは長毛種なら1週間に2回、短毛種なら1週間に1回で被毛の清潔さと美しさを保つことができます。
③オイイーボブの平均体重と平均寿命
オイイーボブは猫の中でも大型の分類に分けられることがあります。
一般的な猫の平均体重3.6㎏~4.5㎏に対して、オイイーボブのオスは5.7㎏~7.2㎏、メスは3.6㎏~5.4㎏と言われております。
平均寿命は、オイイーボブが誕生したのが1990年代ととても最近のことなのでまだハッキリとしたデータが出ていません。
しかし体が弱く病気に弱い品種であるので一般的な猫よりは短命になると考えられます。
体が大きいから他の猫よりも丈夫と言う訳ではありません。逆に他の猫よりもより一層気を使ってあげなければいけない猫です。
④オイイーボブの値段
日本でオイイーボブを取り扱っているところはほとんど無く価格も未知数です。
飼いたいと考えているのでしたら海外からの買い付けになると思います。「REFR」に登録されている程の希少価値の高い品種になります。
猫自体にそれなりの高値が付き、関税や輸送の費用なども含めるとかなりの費用になると考えられます。50万は覚悟しておきたいところです。
ブリーダーでも海外からの買い付けを行っているところもありますので一度問い合わせてみて下さい。
⑤まとめ
まだ誕生したばかりの品種なのでこれから改良され病気にも強くなる可能性がある猫です。
データとしてもまだまだ少ないので明確にできない点が多々ありますので将来が楽しみな品種だと私は思います。
子猫から成猫になるにつれて、色の変化を楽しみたい猫ですね。