子猫がうちにやってくる!新しい家族が増えるってウキウキします。
ただ、子猫を飼うのが初めての場合は不安が募ります。初心者さん向けに、子猫の飼い方や育て方、しつけについて私の体験をふまえて説明していきますね。
子猫のケージやミルクなど準備物についても分かりやすく書いてみたいと思います。
子猫のケージの選び方は?
ケージは猫を危険から守る道具です。
猫を閉じ込めておく道具と考えられがちですが、体力の浪費を防ぐ、留守中に家の中でケガをしてしまうことを防ぐ、来客時でも安心して過ごせる空間を作れるといったメリットがあります。
お部屋に閉じ込める意味でのケージとして使用するのではなく、猫が安心してくつろげる場所になるようなケージの使い方をしていきたいですね。
ケージは猫の安全を守るために必要なものであることがお分かりいただけたかと思います。
子猫のうちからしっかりケージに慣れておくことが大事になります。
ケージを選ぶときの注意
ケージを選ぶときに重要なことがあります。
幅が広いことよりも高さがあるケージを選ぶことです。
猫の行動を見ても分かる通り、高い場所が好きで上下運動をしてよく遊びます。ケージ内で体を動かし運動もできる十分な高さ、広さがあることは猫の過ごしやすさに繋がります。
人間でいう個人部屋のような感じの快適さが必要ではないでしょうか。
子猫のミルクの飲ませ方って?
歯が生えてくる生後20日前後の子猫の時期は、哺乳瓶を使用して人間の赤ちゃんのようにミルクを飲ませます。
成猫用のフードがまだ食べられない子猫にとって必要な栄養素が豊富に含まれているのがミルクです。
生まれて間もない子猫にミルクを与える場合にはミルクと哺乳瓶が必要です。
ミルクは子猫をうつぶせの姿勢にして与えるのが基本です。あおむけの場合はミルクがつまりやすくなるためうつぶせの姿勢にしたほうがいいと思います。
また、消化不良を起こしやすいので良くありません。自力でミルクが飲めるようになったら、お皿などでミルクを与えても大丈夫です。
ミルクの選び方って?
子猫の成長に欠かせないミルクですが、人間用の牛乳は与えないでください。
あくまでも牛乳は人間が飲めるように作られたものだからです。
牛乳には猫が分解できない乳糖が含まれているのでお腹を下すことがあります。最悪の場合には死亡してしまうこともあります。
猫には猫用ミルクを、子猫には子猫用ミルクを飲ませましょう。
ミルクの種類は粉ミルクと液状ミルクの2種類があります。
粉ミルクの作り方は、添付のスプーンを使って、ミルク缶の通りに作っていけば大丈夫ですよ。液状ミルクも子猫が食べられる量で必要な分与えてあげてくださいね。
子猫用ミルクの作り方って?
ミルクの種類は
子猫用ミルクには、粉ミルクと液状ミルクの2種類があります。
購入したミルクのパッケージに従って作りはじめましょう。
哺乳瓶などは清潔に洗浄、煮沸してください。
粉ミルク
粉ミルクをあげるさい、人間の赤ちゃんと同じように子猫用の哺乳瓶が必要です。
<準備するもの>
・粉ミルク
・スプーンなどの計量できるもの(だいたいは粉ミルクに付属している)
・50~60度のお湯
<手順>
1)決められた量の粉ミルクとお湯を哺乳瓶に入れ、用意したお湯をいれ上下に強く振ってシェイクします。
2)30~40℃の人肌くらいまで冷ましたら子猫に与えます。
液状ミルク
液状ミルクはすぐに与えられるようになっています。
粉ミルクとちがい温めるだけなのでほとんど手間がかからず簡単ですね。
湯せんで温めるだけととてもお手軽ですが、少々お値段が高く日持ちしないのが難点です。
一度開けたら冷蔵保存で72時間までに使いきらないといけないといったものがほとんどです。残してしまった場合はもったいなく感じますが廃棄しましょう。子猫がお腹を壊してしまったら大変です。
液状ミルクは、ミルクを作る時間が取れない忙しい場合などに使ってみるのがおススメですね。
子猫の抱き方は?
基本的に猫を抱きかかえる必要がある場面はあまりありませんが、コミュニケーションの一環として抱っこは大切なものです。
子猫が抱っこを嫌いにならないような正しい抱っこの仕方を行う必要があります。
<抱っこの基本>
☆抱っこしやすい子猫の状態
リラックスしている時が抱っこしやすい場面です。
☆抱っこの仕方
子猫の腰や背中を包み込み猫の姿勢が丸くなるように抱きましょう。
ふんわりとお腹が隠れ抱きかかえるようにし、不安定な体勢にしないことで子猫は落ち着きます。
やさしく、ゆっくりと抱きかかえましょう。
☆抱っこする上での注意
・子猫の気持ちを無視して無理やり抱っこしようとすると子猫は警戒し、抱っこ嫌いになるので無理やり抱っこはしない。
・不安定な体勢により猫に窮屈な思いをさせない。
・抱っこした後に嫌な思いをさせない(猫の嫌いなことをするなど)。
・子猫の苦手な香り(香水、柑橘系、たばこの臭い)を纏わないようにする。
子猫のお風呂の入れ方は?
基本的に猫はきれい好きです。
自分で毛繕いをし、清潔さを保てる動物であるため基本的にはお風呂は必要がないとも言えます。
ただ、人間の飲み物をこぼして体がべたついたり、ノミがついたり、毛の汚れをとらないといけなくなった場合には、お風呂に入れる必要性が出てくる場合もあります。
嫌いなお風呂に慣れてもらうには水を怖がらせないことが大事です。
顔に水をかけてしまうとパニックを起こしてしまうことがあります。お風呂の中で嫌がって暴れて飼い主をひっかいてしまうこともあるでしょう。
お互いにケガをしないようにするためにもお風呂に入れる際の手順や注意点を覚えておきましょう。
<お風呂に入れる手順>
2.猫用シャンプー、リンスをお湯に入れてかき混ぜます。
3.子猫をお湯に入れ(首の下あたりまで)毛全体が濡れるようにします。
4.子猫をお湯から出し体全体をよく泡立てます。
5.濡らして固く絞ったタオルで顔周りを良く拭きます。
6.すすぎはシャワーでしっかりと行います。
<注意点>
・シャワー音がとにかく嫌いな猫の場合は、湯船に少な目にお湯を張りましょう。
・シャワーを使わなくても良いよう、何個か他の洗面器などにもお湯をいれ準備しておくとよいでしょう。
・びっくりさせないようにしましょう。
・お湯に入れる際は優しくゆっくりとお風呂にいれましょう。
・シャワーを使うときには、猫のすぐ近くでお湯をかけるようにしましょう。
怖がらせないというのが1番です。
・お風呂が終わったあとはしっかりタオルドライをし、早めに乾かしましょう。
子猫がどうしても風呂を嫌がる
ここまでお風呂の入れ方についてお話してきましたが、どうしてもお風呂は嫌という猫もいるかもしれません。
お風呂は体に負担をかけますし、無理に行うものではありません。
どうしても汚れを落としたいといった場合には、ドライシャンプーや濡れタオルで体を拭くなどの方法で対処できないのかも考えていきたいですね。
子猫の育て方やしつけ方は?
☆トイレのしつけ
「猫は砂の上に排泄をする」という行動様式を持っているので、猫のトイレのしつけは割と簡単です。
猫にとって快適な砂場を用意しておけば、砂場でトイレをしてくれます。
ただ、しつけをしないとプランターや鉢植えなどにトイレをしてしまうことがあります。
猫にとってトイレが清潔で快適な状態にされていないことが要因ですね。
一度はトイレをしてしまうと臭いがつくため、何度もプランターや鉢植えなどにトイレをしてしまうこともあるかもしれません。子猫が生活しているスペースには置かない方がいいでしょう。
子猫にトイレを覚えさせる方法やコツは?しつけのタイミングは?
☆爪とぎのしつけ
猫は爪とぎをする生き物です。
家財道具や部屋をボロボロにしてしまうことのないよう爪とぎしても良い場所をあらかじめ準備しておく必要があります。
家財道具が心配な場合は、子猫が爪とぎしていい場所をおぼえるまで家具や壁などを布などで覆っておくと安心ですね。
爪とぎを用意してあげる場合は、子猫が爪とぎしやすい素材、体重をかけて爪とぎできるものを選び、子猫の手が届きやすい場所に設置してあげると良いです。
また、猫はマタタビの匂いが好きなので、爪とぎにマタタビをつけてもいいですね。
まとめ
子猫を飼うと決めたら、子猫が生活しやすいお部屋を作ってあげましょう。
それと丁寧にミルクを飲ませてあげてくださいね。
初めて飼うときの心構えとしては子猫にストレスをかけない、怖がらせないことを意識づけましょう。可愛い子猫が飼い主の元、すくすく育っていく姿は感動します。
子猫と、素敵な生活が送れますように。